ブックタイトル週刊ダイヤモンド19年3月2日号

ページ
5/6

このページは 週刊ダイヤモンド19年3月2日号 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

週刊ダイヤモンド19年3月2日号

特集 今が全部 ヤバい理由33 週刊ダイヤモンド 2019/03/021970 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 年05,00010,00015,00020,00025,00030,000(ドル)50年 米株価指数「ダウ工業株30種平均」の推移*2週間の時間軸は日足、50年の時間軸は月足のデータを基に本誌編集部作成いつ、なぜ、どう起こる iStock/gettyimagesPrologueップルショックだったので、多くの人々がリーマンショック以来の「次の危機」を意識したのだ。 今回は杞憂に終わったわけだが、ここで1970年から直近までの約50年にわたるダウの値動きを月足(月末の終値)で取った下左図に目を移してほしい。 左右のグラフを見比べてもらったのは、アップルショックの後講釈を垂れるためではない。短期の値動きから一気にズームアウトして、長期トレンドという大局観を持つと、印象が大きく変わることを感じていただきたかったのだ。 一方、「だから短期的な相場の動きで一喜一憂するべきではない」と伝えたいわけでもない。未来のことは誰にも分からないし、その瞬間には事態の深刻さに気付けなかったことこそ「次の危機」になり得る。短期の動きに対して臨機応変に対処することも重要だろう。 しかも今、「次の危機」へと世界を導きかねない非常事態が三つ、同時進行でリスクのマグマをため込みつつあるのだ。 そこでこの特集では短期と長期、二つの時間軸で私たちが生きている「今」という時代と、そのヤバさを読み解けるように設計した。 パート1では、主にリーマンショック前と今を比較する「10年」という時間軸を設けた。 そしてパート2では、「1万3000年」という時間軸を設けた。アダムとイブが禁断の果実をかじる原因となった「欲望」をテーマに、壮大な大局観をお届けする。 時間軸を自在に使い分けて、今がヤバい理由を読み解いていこう。