ブックタイトル週刊ダイヤモンド19年9月14日号

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週刊ダイヤモンド19年9月14日号

特集 薬局戦争品開発を進めており、ここにココカラの顧客データが上積みされれば開発レベルは高まり、より洗練される。現在10%程度のマツキヨのPB売り上げ構成比はさらに拡大するとみられ、ココカラとしてもマツキヨPBで販売力を強化できるのだ。敗れたスギの主張「医療・介護強化が唯一の成長業態」 一方、スギがココカラに提案したのは調剤や介護といったヘルスケア部門の強化だった。 スギとマツキヨからの協議申し入れを受け、ココカラは6月に経営統合を「公正中立の立場で」(ココカラの塚本厚志社長)検討する特別委員会を設置している。 7月初旬、スギの杉浦克典副社長はこの特別委員会に出席し、約1時間半のプレゼンを行った。ダイヤモンド編集部が入手したプレゼン資料にはこんな記載がある。「日本の超高齢社会の進展を考えると、若い女性をターゲットとしたビューティー強化路線やファミリー層をターゲットとした食品強化路線の成長ポテンシャルは低く、高齢者向けの医療・介護領域を強化したドラッグストアが唯一の成長業態と見なされています」 ここで触れられている「ビューティー強化路線」のドラッグストアとは、前述したようにマツキヨを指すことは言うまでもない。そして「食品強化路線」のドラッグストアは、業界3位のコスモス薬品、4位のサンドラッグに代表されるディスカウント系のドラッグストア群だ。*2018年度実績。HDはホールディングスの略化粧品売上高(億円)売上高(億円)マツモトキヨシHD&ココカラファイン12345677,8247,7916,1115,8805,7594,8844,0051,3641,3626421,4092,2779521,080ツルハHDウエルシアHDコスモス薬品サンドラッグマツモトキヨシHDスギHDココカラファイン9,764 3,357業界随一の化粧品販売力にマツキヨ&ココカラ経営統合の狙いHiroyuki Oya、Takeshi Shigeishi29 週刊ダイヤモンド 2019/09/14Prologueマツキヨ&ココカラ統合で突入  1兆円メガ