ブックタイトル週刊ダイヤモンド19年11月16日号

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週刊ダイヤモンド19年11月16日号

週刊ダイヤモンド 2019/11/16 26国家医師整骨院国民(痛み)V S医療費の奪い合い治療内容の否定医療費を減らしたい国家、痛みに悩む国民12,0008,0004,0002010 2011 2012 2013 2014 2015016,000高眼歯腰脂(高血肩糖骨そ関(年度)整形外科柔道整復マッサージ鍼・灸040801004位6位5位10位140(人口千対)(人口千対)高糖歯眼腰脂(高血前心04080100140(億円)*厚生労働省の資料を基にダイヤモンド編集部作成慢 性的な腰痛に悩む清原亮輔さん(仮名・40歳)はある日、健康保険組合から通知を受け取った。マッサージ目的で頻繁に通っていた整骨院の施術に対する保険適用を問題視する内容だ。「え? 整骨院って保険でマッサージを受けたらダメなの?」 結論からいうと、慢性的な腰痛のマッサージのために保険適用を受けるのはアウトだ。整骨院で保険が適用される範囲は、骨折や脱臼などのけがに限られる。 ところが、実際には清原さんのような整骨院での保険を使ったマッサージは日常茶飯事で、保険の「不適切利用」として問題になっている。この他、負傷名などが何も書かれていない保険支給申請書にサインさせる「白紙委任」や、保険対象外の施術を続けるために、施術部位を転々と変えて保険請求する「部位転がし」など、整骨院は不正の温床のような業界だ。 実態がルールと懸け離れているのは、そうしなければ整骨院の経営がもはや成り立たないからだ。詳細はパート1に譲るが、この〝裏側〟を理解しないと、あなたも知らぬ間に「不正」の共犯になってしまいかねない。 左ページ上図にある通り、今、Prologue今、起きている「痛み」をめぐる対立構造「痛み」にまつわる医療費、療養費1兆円超で推移高齢化で増加傾向痛みをめぐる問題