ブックタイトル週刊ダイヤモンド20年1月11日号

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週刊ダイヤモンド20年1月11日号

特集 外食の王様経営者が選ぶ20年のトレンドは肉と人工肉 まず聞いたのは、20年に流行する食材やメニューは何かである。消費者に受ける料理を日夜考え続けるトップは流行に敏感で、時に仕掛け人となる。もしもトレンドを読み誤れば、たちまち会社は傾いてしまう。 20年に流行するものして、7人と最も多くの経営者から言及されたのは、「肉」である。「20年は中国で和牛が解禁になると考える。和牛が世界でもう一度見直される時期が来る」(ワタミの渡邉美樹会長)、「米国産牛肉の税率引き下げで需要拡大」(ワン・ダイニングの髙橋淳社長)など、牛肉を取り巻く市況の変化を理由に挙げる経営者が多かった。 加えて、人工肉(フェイクミート)を挙げた経営者も4人いる。「インバウンド需要」(俺のの寺﨑悦男社長)、「健康志向の強まりがブームを後押し」(ファーストキッチンの紫関修社長)などが理由だ。 一方、肉が看板商品のペッパーの一瀬社長のイチ押しは「抹茶」だ。「インバウンド客が求める姿を見て、日本人が回帰する」と言い、Photo by Satoru Okada、Masato Kato、Koyo Yamamoto、Hiroyuki Oya、Rumi Souma、Takeshi Kubotaセブン&アイ・フードシステムズ小松雅美社長ダイタンHD丹 有樹社長SFP HD佐藤 誠社長王将フードサービス渡邊直人社長ハイデイ日高高橋 均社長日本KFC HD近藤正樹社長モスフードサービス中村栄輔社長くら寿司田中邦彦社長ロイヤルHD黒須康宏社長和食。来日外国人が増加するから。また、高タンパクでヘルシーな鶏肉需要も増加チーズは引き続き流行。また健康志向で、野菜や十六穀米など糖質の代替品は需要ありビーガンメニュー。またチーズティーがタピオカの次の話題になる和菓子。オリンピック開催で日本が注目される肉とプロテイン。ライスバーガーギョーザ。中華料理を超えて日常食になった流れている(回っている)回転寿司(マレーシアのスープ料理)肉骨茶。わが社もこの冬販売するので願望も込めて専門性を追求できたもの2019年11月下旬~12月上旬、店舗型の飲食店を主に営む上場企業を中心とした外食大手144社を対象にアンケートを実施。35社から回答を得た(一部質問に回答していない企業も含む)。エー・ピーカンパニー俺のカルラKICHIRIグルメ杵屋レストランゼネラル・オイスターチムニー道とん堀とんでんHD日本サブウェイ日本マクドナルド浜木綿ファーストキッチンフォーシーズゆで太郎システムヨシックスワン・ダイニングクラフトビール抹茶、柚子、松茸など和の食材とフェイクミート。理由はインバウンド需要「体に良い!」といわれるものが出ればはやるフェイクミート。またKOBEビーフなどの和牛は五輪効果で脚光キノコ。健康・美容コンシャスの流れの中で注目されるサステイナブルな取り組みをしている店、企業の商品ビーフ、ジビエ、スムージー昭和レトロ。ユッケとレバ刺しは復活してほしい。認可がいるがイワシ。豊漁を受け、報道で多く見る。イワシ料理にスポット代替肉。先進国で軒並み動きがあるのでマクドナルドは流行を追わない。客のニーズが第一健康が切り口のメニュー。野菜、減塩、コメが見直されるかも植物由来の人工肉。健康志向の強まりがブームを後押ししそうチーズの楽しみ方が広がる。種類や産地など、深くなっていく牛肉。ここ数年のトレンドのまま推移訪日外国人客需要のすしと、家で作るのが大変な天ぷら肉食化。シニアの健康志向や米国産牛肉の税率引き下げで需要拡大米山 久社長寺﨑悦男社長井上善行社長平田哲士社長佐伯崇司社長吉田秀則社長和泉 學社長稲場裕幸社長長尾治人社長角田 淳社長サラ・カサノバ社長林 永芳社長紫関 修社長淺野幸子社長池田智昭社長吉岡昌成会長髙橋 淳社長社名 会長・社長名 2020年に流行する食材、メニュー外食トップアンケート*HDはホールディングスの略29 週刊ダイヤモンド 2020/01/11 新春号