ブックタイトル週刊ダイヤモンド20年1月25日号

ページ
4/6

このページは 週刊ダイヤモンド20年1月25日号 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

週刊ダイヤモンド20年1月25日号

Bloomberg/gettyimagesSpecial Feature──2019年11月に開催された投資家向けの年度計画説明会では、新中期戦略の具体策が示されました。改革の目玉として、家電事業等を展開するアプライアンス(AP)社と、電材事業等を展開するライフソリューションズ(LS)社を融合させて「新しいビジネスモデル」をつくることを掲げています。このモデルが成功するかどうかは、19年4月に設立した中国・北東アジア(CNA)社という地域カンパニーでの取り組みが鍵になりそうですね。 日本ではAP社にしてもLS社にしても、手掛ける商材のマーケットにおけるポジションが高いので、急に一緒にビジネスを展開するのは難しい。流通ルートが違いますから。だから、やれるところからやるということで中国から着手しようとしています。──将来的に、家電部門(AP社)のヘッドクオーター(本社)を日本から中国へ移転する計画はないのですか。 もちろん、そういうことも視野に入れています。すでに、事業部によってはヘッドクオーターを中国に移したりしていますから。 まあ、大きなカンパニーの本体を中国に移管するのは一気に進められるものではないですし、まず週刊ダイヤモンド 2020/01/25 28破壊者津賀社長の懺悔津賀一宏●パナソニック代表取締役社長つが・かずひろ/1956年11月14日生まれ(63歳)、大阪府出身。大阪大学基礎工学部卒業後、松下電器産業(現パナソニック)入社。開発畑でキャリアを重ね、2004年に役員就任。オートモーティブシステムズ社、AVCネットワークス社社長を経て、12年に創業者一族を除き最年少で社長に就任した。冷徹な合理主義者で知られるが、「厳しくなり切れず情が厚い」(パナソニック幹部)との人物評もある。プラズマテレビから撤退するなど、改革者として名を上げた津賀一宏・パナソニック社長。だが、就任から7年半、巨艦は沈没寸前の状況だ。津賀社長に反転の秘策はあるか。「もう許さない。モグラ叩きはおしまいにする」独占!