ブックタイトルシックス 2017 WINTER
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シックス 2017 WINTER
009 文=小川フミオ行ってよかったモーターショー第六感を磨くモノ・コト・ヒトTHE SIXTH SENSETOKYO MOTOR SHOW「さびしい」。そんな言葉をメディアでよく眼にした2017年秋の第45回東京モーターショー。なぜ「さびしい」かというと、参加メーカーが少ないからだという。 足を運んでみたところ、いや、意外におもしろいショーだった。「初公開」にこだわらなければ、欧州で話題の新車やコンセプトモデルも見ることが出来たのだから。 とりわけドイツの自動車メーカーには感心させられた。9月にフランクフルトで自動車ショーが開催されたばかりなので体力的にも経済的にもキツいわけだが、ラインナップをわかりやすく整理したブースに、将来を感じさせるプロダクトが並んだ。メッセージが明快なのだ。 メルセデス・ベンツは3億円ともいわれるスーパースポーツカーで高い技術力を誇示するいっぽう、「EQ」という同社の代替エネルギー車を束ねた新ブランド戦略を大々的に展開したのが印象的だった。 アウディもおもしろい。光のチューブが新型A8を取り囲むデザイン。担当したのはパフュームのステージで知られる、齋藤精一氏らライゾマティクスのメンバーという凝りかただ。そこにもちゃんと“今”がある。 日本も新型トヨタ・センチュリーなど来場者を惹きつけていたものが少なくなかった。どこもブースが総花的になりすぎていたのがやや残念だが、ラインナップの多様性を考えるとしようがないのかも。 次はショー自体のコンセプトがより明確になればよい。1 F1のエンジンなどを使った超ド級のメルセデスAMGのプロジェクトワンは275台限定で2019年発売予定(すでに完売)。2 高度な安全技術と運転支援システムがセリングポイントの新型Audi A8は威風堂々の迫力。3 トヨタ自動車の次期センチュリーは高度な技術を持つ職人による手仕上げの塗装で5リッターV8ハイブリッド搭載。4 スポーティさを前面に出すBMWでは大型ラグジュアリースポーツクーペの提案、コンセプト8シリーズが目立った。5 人気の高いポルシェ・カイエンは欧州で発売になったばかりの新型が持ちこまれた213 4 5COLUMN01 02 03