ブックタイトルシックス 2017 WINTER

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概要

シックス 2017 WINTER

016ね。それまでは、優勝とは縁がなかったです。││ でも、テニスの強い学校に推薦で、っていうことは、それなりの実力がないと入れないですよね。 常にトップに近いところにはいたんですけど、トップではない感じでした。中間でもないし、トップに近いんですけど、トップではない。よくて2番。大体3番。関西で、京都は私の年代の時は強かったんですけど、関西で、2番か3番。全国に行くと、よくてベスト8とか。それぐらいのレベルだったので、そんなにトップ中のトップではなかったですね。││ ご自身的にそのポジションは、どうだったのですか。 私は小さい時から負けず嫌いで、リレーを走ってもアンカーで、1番以外は経験してないくらい運動神経もあると思ってましたから。もちろんテニスも勝ちたいけれど、勝てなくて泣いてるっていう感じでした。ずっと悔しかったです。だからといって、自分の中で強くなれる手応えがあったわけではないんです。││ それでも、インターハイでは優勝してますよね。 高校1年の時は、県予選で負け││ テニスは、いつ頃始められたのですか。 小学校1年生の時です。きっかけは、たまたま家が引っ越しをして、引っ越し先の近くにテニスクラブ1 *があったので、そこに両親が健康のためにということで通い始めたのです。私はちょうど小学校1年生で、学校も早く終るし、まだ小さかった私は親について行ってました。その頃は、テニスをするというより親が終るのを待っている感じだったんですが。││ 最初は見学してたのですか。 最初は観てましたね。でも、身体を動かすのは小さい時から嫌いじゃなかったし、観てるだけじゃつまんないので、見よう見まねでラケットを持って、やり始めた感じですね。││ 厳しい感じではなかった。 会員制のクラブだったので、何時から何時までっていうレッスンスタイルでもなかったのです。比較的ほんわかとしたクラブだったので、遊びでしたね。で、徐々にそういう時間が増えていった時に、たとえば普通に友達と遊んでると、親に5時には帰ってきなさい、とか言われるんですけど、テニスコートにいる時だけは、そういったことを言われなかったので、私の中では最高の遊び場だという認識でした。ずっと遊んでいられる場所なので、コートに行くのが楽しみでした。││ いま、よく子供たちが必死にやってるテニススクールとは違うのですね。 全然違いますね。まだ、そういったスクールがない時代だったんですかね。レッスンで、1日の中にジュニアレッスンという枠があったとしても、レッスンが終ると、また普通にコートに戻ってテニスをして、というのが許される環境でしたね。││ 初めてラケットを持ってテニスを始めたとき、周りの子供よりうまいという感じでしたか。 いや、全然そうではなかったですね。ただ、運動神経だけは悪い方ではなかったので。学校で走っても大体1番だったし。足は速いし、マラソンやっても校内で、男の子が交じってもトップにいるし、縄跳びやってもできるし、跳び箱やってもできるし。運動神経だけは確かに良かったんですけど、テニスが誰よりもずば抜けて早く上手くなったというわけではなかったですね。普通でした。悪い方でもないと思いますけど、小さい時から才能がある、と言われるほどではなかったです。││ いわゆる競技テニスはいつから始まったのですか。 全然後ですよ。高校で、一応テニスの強い学校2 *に推薦で入ったんです。初めて学校のテニス部に入ったのですけれど、それでも、小さな大会でも優勝というものを経験したことがなくて、初めて優勝したのが高校1年の新人戦です私の中では、テニスコートが最高の遊び場という認識でした小学1年生、引っ越し先近くのテニスクラブで