ブックタイトルシックス 2017 WINTER

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概要

シックス 2017 WINTER

 二人が特に気に入っているのが、生活の中心となるリビング兼ダイニングルーム。白い壁とナチュラルな風合いの床、そしてたっぷりと入る光が印象的な開放感にあふれた空間だ。以前よりも窓からの光が十分に行き渡るようになり、風の抜けも良くなったという。光を通すことにこだわって、カーテンはレースカーテンのみ。窓際のシェードをベランダの柵の高さまで下げれば、隣接するマンションの人目を気にせず1日中窓を開けたままで過ごすことができる。白色系インテリアの中で木目や節を見せる自然な風合いの床が温もりを感じさせ、食器棚の扉や壁を鏡にしてさらに広く見せる効果もサーフィンやキャンプなどが趣味だそうで、ロングボードが玄関脇に立てかけてあるトイレの壁には調湿・消臭効果のあるタイルを採用しカラフルな色合いで明るく壁の上部を開けて、あかりを取り込むように工夫したウォークインクローゼット光をコントロールできる最新の照明システムそのための照明も入れました」 趣味や暮らし方に合ったあかりの使い方、活かし方で、生活はさらに楽しく、快適になる。「長年、暮らす中で二人の生活動線がわかっていたので、それに沿って無駄のない間取りにしました。部屋数を一つ減らした分、廊下やトイレなどの空間にゆとりを持たせ、二人にベストな間取りにすることができたと思います」 ウォークインクローゼットは上部の壁を開け、別の壁には空気孔を設置。これも光と風の流れを意識してのことだ。 今回のリノベーションによって、二人の生活に大きな変化も。「キッチンをアイランド型にしたら、わざわざキッチンに入るというより、いつもキッチンにいるような感覚になって、お料理をする機会がぐんと増えたんです。ウィークデーでもまっすぐ家に帰って、二人でゆっくり食事をしたりお酒を飲んだりする時間が増えて、生活のリズムが一変しました。そのうえ、最近では夫も料理や片付けを手伝ってくれるようになって……リノベーションして大正解です(笑顔)」「前の家の床は濃いウォールナット系の色で、家具もそれに合わせた色調でした。それはそれでシックでよかったのですが、今回は思い切ってインテリアも明るいトーンに。光を最大限に意識したリノベーションによって、理想の空間を実現することができました」 最新の照明システムを導入し、食事の時間、リラックスタイム、就寝時など、生活のそれぞれのシーンに合わせて心地よいと感じる照明のパターンを事前にセット。また、夜にはバルコニーの鉢植えをライトアップさせるなど、あかりの演出をさまざまに楽しむようになった。「ちょっとしたことですが、私はフットライトが気に入っています」と、夫の真久さん。「夜中に喉が渇いて寝室から出て行く時も、足元だけをライトが照らしてキッチンまでの道筋を示してくれるので、隣で寝ている妻を起こす心配もありません」 一方、花を飾ることにこだわった奥様ならではのスペースも。「私は空間ディスプレイの仕事をしているので、玄関を入ってすぐに花が見える空間を作りたくて。050