ブックタイトルシックス 2017 WINTER

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概要

シックス 2017 WINTER

057ライトをはじめ、さまざまの照明を手がけてきた。 ここで紹介するのは、照明器具を60年代から手がけ、建築と照明はいい暮らしのために二人三脚で進むべきと主張してきたYAMAGIWAの最新形だ。 それは「あかりリノベーション」。個人住宅向けのサービスで、ひとことでいうと照明のオーダーメイドである。暮らしかたや部屋の用途は家の数だけあるはずなのに、日本ではJAKOBSSONLAMP YAMAGIWA では、そこで朝〝いってらっしゃい?というときと、夕方から夜にかけて〝おかえりなさい?というときで、それぞれの光の明るさを変え、シーンに変化を与えることを提案する。それだけでエネルギーのあふれる空間にも、癒される空間にも変化する。お仕着せの照明で暮らしているひとが多すぎる。それを少し見直すことで、生活の質は劇的に向上するはず。―これがこのリノベーションの核となる考え方だ。「たとえば玄関の照明にも時間によって役割が異なるはず。それが発想の根源にあります」 浴室の照明しかりだし、リビングルームでも壁紙や床材の質感を考慮して、その配置を工夫することで雰囲気は劇的に向上するとか。 高級ホテルが印象に残るのは、照明の使いかたゆえということが多い。YAMAGIWAに「あかりリノベーション」を依頼すると、なぜ印象的だったかを熟練したスタッフが一緒に考えてくれる。望むライティングへのソリューションを提案してくれるのだ。 光は意外に見過ごしがちだった住宅のなかの重要な要素。それを有効に活用できるのは、とても得した気分でもある。Rebi oハンス・アウネ・ヤコブソン設計のペンダントライト 5万9300円右の大きな写真と、左上の写真は「あかりリノベーション」の施工例。壁面を使う間接照明としているのが特徴。カーテンにも照明を当ててドレープを使い劇的な効果を作り出しているのも注目点。左のベッドルームは絵画にも照明を当てることで快適さを演出している。あかりリノベーションは相談から始まるあかりリノベーション 検索「あかりリノベーション」のフローを説明しておこう。ウェブページから申し込むのが便利である。(電話も受け付け)スタッフとの対面によるコンサルティング開始。ヒアリングをもとにYAMAGIWAのスタッフから提案が行われる。工事、照明調整、調光調整と続き、竣工にいたる。壁や天井に手を入れることもある。ここで紹介しているフロアライトなども扱いがあるので、暮らしがゆたかに、かつ楽しくなりそうだ。○問 YAMAGIWA ?03-6741-5800(受付11時~18時) http://renovation.yamagiwa.co.jp/2017年グッドデザイン賞受賞。LEDデスクライト4万1700円