ブックタイトルシックス 2017 WINTER

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概要

シックス 2017 WINTER

066写真=岡村昌宏 スタイリング=川田真梨子 グルーミング=MORITA 文=福留亮司 密閉性、強度、耐久性を高いレベルで備えたアルミ合金製のケースは、ゼロハリバートンの代名詞ともいえる。そんなアルミ製のケースがこの度装いを新たに復活した!堅牢かつスタイリッシュな、アルミケースの復権ZERO HALLIBURTON○問 ゼロハリバートン カスタマーサービス 70120-729-007 www.zerohalliburton.jp堅牢かつスタイリッシュ!ビジネスシーンに品格を与えるアタッシェケース。 かつて米国大統領の重要機密書類を運んでいたケースとしても知られるゼロハリバートンのアタッシェケース1 *は、ひとりのエンジニアが、砂漠など過酷な環境で仕事をした際に、鞄の中の書類や衣類が傷んだり汚れたりすることに不満を感じ、自らの手で作り上げたことに始まった。当初の目論み通り、密閉性、強度、耐久性を高いレベルで備えたアルミ合金製のケースは、同時にシンプルで美しいデザインを持ち合わせていたことによって、世界のビジネスマン憧れのバッグとなっていくのである。 そんなゼロハリバートンが一躍脚光を浴びたのは、1960年代のこと。あのアポロ11号2*の「月面採取標本格納器」としてNASA(米国航空宇宙局)に採用されたからである。 そもそも、NASAの品質基準は極めて高いことで知られる。性能、耐久性などすべてが高水準をキープしていないと採用されることはない。つまり、NASAに製造を依頼された時点で、世界最高峰の品質を保証されたようなものなのである。 さらにゼロハリバートンの凄さは、採用に際して、何ひとつ特別なことをしなかったことにある。NASAに納品したものは、既成のモデルに内装部ひとりのエンジニアが自ら作り上げたバッグ分を改造したものだった。すなわち、市販されているものは、極めて高いクオリティを持った、最高基準のものということになる。 そんなゼロハリバートンが、海外出張も当たり前となった現代に向けて、新たなアルミニウム素材のモデル「GeoAluminum 3.0 」3 *を登場させた。 アルミニウムの美しさと強度を象徴する伝統のダブルリブに、幾何学的で三次元的な変化を与え、新たに構築的なフォルムをつくりあげている。 また、機能面でも双輪仕様の4輪キャスターにすることで駆動性と安全性を高め、快適な移動ができるようになった。そして、そのキャスターにはストッパー機能が搭載されており、無駄に進みすぎることもなくなったのである。 さらに伝統のラッチにダイヤル式TSAロックが搭載されており、簡単かつスムーズに堅牢性と機密性を確保することができる。 1930年代、エンジニアであり、ビジネスマンであったアール・P・ハリバートン・シニア4*は、耐久性、密閉性を求め試行錯誤の末、アルミ合金を使った実用性の高いスタイリッシュなバッグを生み出した。そして、その思考、創造性は確実に継承され、伝統的な新しい時代のラゲージがここに誕生したのである。創業者アール・P・ハリバートンは、オイル事業に携わるビジネスマンだった。1938年、アルミ合金を用いたアタッシェを製造する。アール・P ・ハリバートン・シニア*42017年、すべてのプロダクトを再びアメリカで生産回帰。伝統の技術を継承し、Made in USAとしてのモノ作りを明示していく。Geo Aluminum 3.0*31969年7月、月面着陸に成功したアポロ11号に同乗したゼロハリバートンのアタッシェは、月から石と砂を持ち帰った。アポロ11号*21946年にゼロハリバートンの象徴でもあるダブルリブモデルを発表。社名をハリバートンケース社からゼロコーポレーション社へ。アタッシェケース*1