ダイヤモンド・ザイ編集部
朝日 希新
Kiara Asahi
2017年4月入社
わたしは、こんな人
新卒入社後、広告営業を経てダイヤモンド・ザイ編集部に異動。“投資”というテーマに初めて向き合いました。
プライベートでは常に何かにハマりがち。寝る前のルーティンはいわゆるソシャゲ。
誰にとっても身近な「お金」の情報を届ける月刊誌

入社2年目で異動した際は、「ザイ=株投資の雑誌」というイメージが強かったです。お恥ずかしいながら私は知識がさっぱりだったので、かなり身構えていました。しかし、過去の記事を読み漁ったり、企画会議に参加したりしているうちに、「思っていたのと違うかも」と。
たしかに株情報が雑誌の肝ではあるのですが、株よりもハードルが低いといわれる投資信託のデータが充実しており、読者に人気です。さらに、ふるさと納税のオススメ返礼品紹介やポイントの上手な貯め方、ちょっとセコイけど役立つ節約術など、とっつきやすい企画も豊富。本当に“お金のこと”を幅広く取り上げる雑誌なんです。
お金と無縁で生きている人はいません。しかも、コロナ禍で将来のお金に不安を持つ人が増え、投資への関心は高まる一方。だからこそ、より自分事として雑誌作りができる編集部であると、今では実感しています。
「難しそう」のハードルを下げるためにビジュアルを駆使

お金の話は誰にとっても身近なこと、と言っても、まだまだハードルは高い印象です。そのため、ザイではイラストや大胆な図版を多用しており、パっと見のわかりやすさを重視しています。いざ作るとなると何度もレイアウトのラフを書き直すので、毎号一番苦労している部分なのではないかと思います。自分の中で取材の内容を正しく理解・整理し、かみ砕くことができていなければ、あっという間に行き詰ります。
しかし、パズルのように組み合わせが上手くいき、見開きで「あ、面白そう」「わかりやすそう」と思えるページが出来上がった時は気持ちがいいです。もちろん読者の声が一番重要ですから、アンケートで同様の反応があった時はなおさらです。
また、見出しやそれを飾るキャッチが誌面いっぱいに散りばめられているのもザイの特徴。パっと見のわかりやすさをサポートする重要なパーツです。よく見ると、リアルな砕けた表現も少なくなく、クスッと笑えることも。それぞれに意味を持たせつつ、さり気なくユーモア散らす作業は編集作業の楽しみでもあります。
雑誌編集部という枠にとらわれずに挑戦できる環境
入社当初は書籍編集部に憧れがありました。就活でお世話になった本も、人間関係で悩んだ時に助けられた本も、ダイヤモンド社のモノが多かったからです。ザイ編集部に異動となった時は、書籍作りに携わることはしばらくないと思っていました。ところが異動して2年目に、ザイで大人気の連載株漫画『恋する株式相場!』を書籍化することに。コスト計算して定価設定をしたり、内容をアップデートするために著者と相談したり、目次や表紙をデザイナーともんだり……。ここでは書き起こせない方々との関わりがあって、1冊の本を作ることができました。
2021年は優待名人・桐谷広人さんの株入門書発売に合わせ、YouTubeでプロモーション動画を配信。2022年にはマーケット最新情報を平日毎日お届けする無料メルマガ「デイリーZAi」をスタートさせました。所属部署にとらわれ過ぎずに、さまざまなメディアに挑戦して経験を積み重ねられるところが、ダイヤモンド社の特徴だと考えています。
1日のスケジュール
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9:30
出社
メールをチェック後、アナリストのレポートを読んで取材準備をします。
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10:30
取材
EVやメタバースなど、市場で注目されているテーマと関連株について数件の取材。
コロナ禍でオンライン取材も増えています。 -
12:30
昼食
気分転換に音楽を聴きながらお昼ごはん探し。
曜日替わりで来るキッチンカーでお弁当を購入することが多いです。 -
14:00
企画班で打合せ
取材内容を踏まえて、企画班で誌面作りの相談。
章立てはいくつにして、総論ではどんなストーリーを展開するのか、などを詰めます。 -
15:00
編集作業
打合せを踏まえて、誌面の構成をタブレットで書き起こします。
見出しの文言を決め、グラフの大まかな内容やサイズも書き込んでいきます。 -
19:00
退社
その時ハマっていることに時間を使います。
レイトショーに連日駆け込むこともあれば、好きな海外アーティストの言葉を理解したくて語学レッスンに打ち込んでいることもあります
一問一答

ダイヤモンド社のいい所は?
仕事内外で「好き」を持っている人が多い
あなたが一緒に働きたい人はどんな人?
大胆さの中に細やかさがある人。逆もまた然り
あなたのお薦めの一冊は?
(就職、転職に役に立つと思う本)
『アルケミスト 夢を旅した少年』
(パウロ・コエーリョ:著)

ブラジルの小説家が書いた世界的なベストセラーです。羊飼いの少年が夢にみた宝を探す物語を通して、人生に散りばめられたチャンスとそれを妨げるモノに気付かせられます。就職や転職など、自身を見つめ直す機会に繰り返し読みたい本です。