雑誌編集局
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

村田 康明
Yasuaki Murata

2009年4月入社
雑誌編集局 ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
村田 康明Yasuaki Murata |2009年4月入社

わたしは、こんな人

1985年生まれ。大学卒業後、ダイヤモンド社に入社。営業部、書籍編集部を経て、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部に所属。
趣味は漫画。仕事より熱く語れる自信があります。

仕事とプライベートの境目を曖昧に

私が編集者になったばかりの頃、先輩からよく「とにかく外に出ろ」「人に会え」と言われました。編集者の大半の仕事は地味です。ほとんど誰とも会話せず、机でゲラを広げながら、赤ペンと修正液で手をベタベタにして過ごす日も珍しくありません。一方で、喫茶店で本を読み、知人とランチをしながら雑談し、講演会やイベントを訪れ、夜は飲みに行く。他人が見たら遊んでいるだけのような日もありますが、これも大切な仕事です。目の前の作業に追われがちないま、その意義をいっそう感じます。
この職業にどんな資質が必要かはわかりません。ただ、1つだけ言えるのは、「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と完全に切り分けたい人は不向きではないでしょうか。電車に乗っているとき、本や漫画や映画を楽しんでいるとき、友人と雑談をしているとき……何でもない時間にも「世の中はこう変わりつつあるんだ」「企業や個人は、こんな問題を抱えているのか」と気づきを得ようと心がけ、「こんな企画が求められているのでは」と自分なりの仮説を持つことは重要だと思います。
私自身、自分のいまの興味や関心の中で仕事を進めようとしたり、頭の中だけで完結させたりしがちなのですが、コンテンツを通して世の中の問題解決に貢献するためには、作り手が広く外の世界と意識して接触を持ち続けることが、とても大切だと思います。

編集者が主役ではない

数年前、自信を持って提出した原稿を読んだ先輩から「聞き手を賢く見せようとしている」とダメ出しをされたことがありました。相手のことも、業界のことも、かなりの時間をかけて調べ上げ、インタビュー中の手応えもあった仕事です。それなりに経験を積んできたという自負もあったのか、正直、なんでダメなんだと最初はムッとしました。でも、冷静になって読み返してみると、何を伝えたいのかわからない、ひどい内容でした。
私たちが取材をさせてもらうのは、その分野の第一人者です。圧倒的な知識と経験を誇り、付け焼き刃の知識で対等の立場に並ぶことなどできません。でも、そのときの私は、相手に認められたい、自分の頑張りを知ってほしいという気持ちが透けて見え、お客さんを置き去りにした自己満足の仕事をしそうになったと、いまでも反省しています。
『ハーバード・ビジネス・レビュー』は専門誌ではありません。一定のビジネスの素養を備えたすべての人に届ける必要があります。編集者は主役ではなく、あくまで読者の代表としてそこにいるからこそ、自分を大きく見せるために知ったかぶりをしたり、自分にしか理解できない文章でまとめてはいけない。とても基本的なことですが、それを忘れてはいけないと肝に銘じました。

肩書きで人を動かせない会社

友人や取材先などの話を聞きながら、肩書きがほぼ価値を持たないのは、この会社のいいところだなと思っています。社長や部長といった権威で人を動かす企業もありますが、この会社では、肩書きは組織での役割が変わったことを示す程度のものだと、私はそう理解しています。実際、会議の場などで、編集長であろうが、部長であろうが、提案そのものに価値がなければ一蹴される光景は、これまで何度も見てきました。
マネジャーとしては、こんなにやりにくい職場はないと思いますが、若い人たちにとっては、やりやすい環境ではないでしょうか。もちろん、最低限の伝え方はありますし、根拠や熱意のない意見は相手にされません。また、どちらも間違っていなければ、激しくぶつかり合ってちょっとこじれたりすることもありますが、それは健全な衝突だと思います。
尊敬する経営者から最近、「同じ文化に浸っていると発想はどんどん狭まっていく。村田さんも瀬戸際かもしれないよ」と言われました。たしかに、自分が出版文化の常識に染まってきたと自覚する機会は多いです。だからこそ、業界の常識に囚われない若い人の意見は心から貴重だと感じますし、お互いに議論を重ねながら、ぜひ一緒に行動できるといいなと、とても楽しみです。

1日のスケジュール

  • 9:30

    出社

    メールチェックをしてから、その日のうちに片付けるタスクを確認。
    翌日に公開を予定しているオンライン原稿の編集など、最優先で行うべき仕事に取り掛かる。

  • 12:00

    ランチ

    会社裏手に日替わりでやってくるキッチンカーで昼食を購入。
    読書をしたり、ネットニュースやSNSを確認したりしながら、休憩。

  • 13:00

    会議準備

    前日までに準備した企画案で不足点はないかを確認しながら、最終調整を行う。

  • 13:30

    企画会議

    企画会議は毎週開催。3ヵ月くらい先までの発売号の特集案を各自持ち寄り、
    特集として成立させるにはどんな視点が必要か、誰に取材のアプローチをすべきかを検討する。
    直近の発売号の進捗報告なども行う。

  • 15:30

    原稿編集・ゲラチェック

    取材を終えた仕事の原稿を作成したり、
    次号の〆切前はゲラの最終チェックをしたりするために、まとまった時間を割く。

  • 19:00

    会食

    寄稿の打ち上げ。楽しかったことや辛かったことを共有したら、
    あとは、ただただ楽しく酒を飲みながら雑談。

一問一答

ダイヤモンド社のいい所は?

結果責任を伴う、とても自由な会社

あなたが一緒に働きたい人はどんな人?

口下手でもいいので、熱い人がいいです。

あなたのお薦めの一冊は?
(就職、転職に役に立つと思う本)

『新版 考える技術・書く技術』
(バーバラ・ミント:著)

大学時代、コンサルティング会社に勤める先輩からもらって、衝撃を受けた本です。物事を順序立てて考えることの価値を学びました。私がダイヤモンド社で働きたいと思ったきっかけの本でもあります。

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