ビジネスメディア編集局
ダイヤモンド編集部
編集長

山口 圭介
Keisuke Yamaguchi

2008年7月入社
ビジネスメディア編集局 ダイヤモンド編集部 編集長
山口 圭介Keisuke Yamaguchi |2008年7月入社

わたしは、こんな人

「独自情報にこだわり、そのためなら嫌われることもいとわない人」(インダストリー班記者)、「難しい特集を豪腕でやり切る『肥えた牛』」(統括副編集長)、「いつも疲れているけど、いつも笑っている」(論説委員)。42歳。趣味ダイエット。

ダイヤモンド編集部の仕事は知的好奇心を極限まで刺激される

ダイヤモンド編集部は既存メディアとは一線を画しています。ネット上には憶測に基づく真偽不明の記事があふれ、新聞には事実を羅列しただけの当たりさわりのない記事が並んでいますが、私たちの記事はそうしたものと明確に異なります。
2019年4月に『週刊ダイヤモンド』編集部と『ダイヤモンド・オンライン』編集部が統合してできたダイヤモンド編集部はニュースと特集の二兎を追っています。いずれも深い取材に基づく「独自性」が求められます。
金融業界を揺るがす銀行再編の絵姿、グーグルやアマゾンといった米ITジャイアントの次なる一手、既得権や縦割り打破を打ち出した菅政権の真意。こうしたニュースを誰も切り取ったことのない新たな視点で深掘り取材し、論理的に分析し、世に問うのが仕事です。
鳥貴族の業績から米国政治の動向まで、広範なニュースに目配せしなければならず、私の頭の中は毎日、情報の“洪水”ですが、知的好奇心は極限まで刺激されます。
記者や編集者に興味のある学生はもちろん、データ分析に興味のある学生にとっても、非常に刺激的な職場でしょう。

経済ニュースの複雑化は経済メディアにとって大きなチャンス

従来のビジネスモデルが通用しなくなり、メディア業界はどこも元気がありません。では、将来の見通しがこのまま暗いままかと言えば、私はそうは思いません。 経済はますます複雑化し、伝えるべきニュースは増える一方です。今押さえておくべきニュースは何か、それは経済にどんな影響を与えるのか。難解な経済事象の本質を平易に解説できるメディアが今ほど求められている時代はありません。
2019年6月にはデジタル有料サービス『ダイヤモンド・プレミアム』をスタートさせ、劇的に会員を増やしています。その取材コンセプトは「レガシーとテクノロジーの“触媒”になる」。今、レガシーや重厚長大、ビジネスといった「東海岸」的な世界観と、テクノロジー、スタートアップ、コミュニティといった「西海岸」的な世界観がせめぎ合っています。この東西の結節点を中立的な視点で深掘りして、これから日本経済はどう変化していくか読み解いていくメディアになりたいと考えています。
そこで私が重視しているのが、表に出ていない事実を徹底取材で明らかにする「突破力」、難しい経済事案や用語を分かりやすく伝える「翻訳力」、膨大な情報を示唆に富む物語に再構成する「パッケージング力」の3つです。これらを兼ね備えた経済メディアにとって、他社がジリ貧の今はむしろ大きなチャンスです。

新生編集部で5年経験積めば最強のメディア人に!

「タブーに挑戦する」。あるインタビュー記事で経済メディアらしからぬ発言をしていたのが、当時の『週刊ダイヤモンド』の編集長でした。新聞社に入って5年目、タブーが多くてマンネリズムに染まり切った新聞業界に違和感を強めていた私にとって、その言葉は何とも魅力的で「自由な取材ができそう」と転職を決めました。
経済メディアと聞くと、企業や業界にベッタリといった印象を持つ人もいるかもしれませんが、私たちが担う『週刊ダイヤモンド』と『ダイヤモンド・オンライン』はむしろ正反対。多くのメディアがタブー視するテーマにも平然と切り込むし、たとえ取材先から「出入り禁止」になっても読者に伝えるべきことは書くという自由な報道姿勢が徹底されています。
記者と編集者しかいなかった編集部のフロアはここ1年で様変わりしました。動画ディレクターやデータサイエンティスト、UIUXデザイナー、デジタルマーケターといった新メンバーが加わり、新しいメディアのあり方を一緒になって模索しています。
また、働き方や取材手法の自由度も高く、編集部内には証券アナリストの資格を持つ理論派から、財界や官庁に豊富な人脈を持つ行動派、統計解析に長けたIT派までさまざまなタイプがいます。そんな新生編集部の中で5年も経験を積めば、どんな媒体でも通用する最強のメディア人に成長しているはずです。

1日のスケジュール

  • 6:00

    いったん起床

    ニュースをチェック。大きな動きがなければ、夜の間にたまったメールに返信し、二度寝

  • 9:30

    出社

    『週刊ダイヤモンド』の表紙や、原稿が誌面の形になったゲラをチェック。

  • 10:00

    打ち合わせ

    デジタルチームや編集チームの統括デスクらと特集の日程調整。雑誌とデジタルの双方で展開するのでスケジュール表はまるでパズルのよう

  • 11:00

    打ち合わせ

    記者チームの統括デスクと『週刊ダイヤモンド』に出稿するニュースを決定。最近は統括デスクに任せっきり

  • 13:00

    編集作業

    政治コラムニスト後藤謙次氏による『週刊ダイヤモンド』の連載「永田町ライヴ」の原稿を編集。編集作業はやっぱり楽しい

  • 14:00

    会議

    サブスクリプション事業部やデジタル編成部とのデジタル事業の戦略会議。会員をいかに増やすか知恵をしぼります

  • 15:00

    試写

    動画ディレクターと完成した動画コンテンツを試写。質の高い動画コンテンツが劇的増加中

  • 16:00

    原稿確認

    その日のうちに入稿された翌日配信予定の原稿をCMS上で確認

  • 17:00

    会議

    読者のユーザビリティを少しでも向上させるべく、CTO室との開発案件に関する会議に出席。

  • 18:00

    打ち合わせ

    デジタルチームの統括デスクと『ダイヤモンド・オンライン』の翌日配信記事を最終調整。フリーで配信するか有料で配信するか、それが問題だ

  • 19:00

    会食

    コロナ禍で会食数は減少しているのに、なぜか痩せない

  • 25:00

    帰宅

一問一答

ダイヤモンド社のいい所は?

自由放任主義

あなたが一緒に働きたい人はどんな人?

逆張りの発想と地道な取材ができる人

あなたのお薦めの一冊は?
(就職、転職に役に立つと思う本)

『勝負の分かれ目』
(下山進:著)

1990年代、ロイターやブルームバーグの参入によって、激変の波にさらされた日本の電子メディア。その苛烈な戦争の内幕に迫ったノンフィクションです。生き残りをかけたジャーナリストたちの物語は、激動期にある現在のメディア業界を見通す上でも大いに参考になります。

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