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ダマシオ教授の 教養としての「意識」

機械が到達できない最後の人間性

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ダマシオ教授の 教養としての「意識」

機械が到達できない最後の人間性

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • アントニオ・ダマシオ 著/千葉敏生 訳
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2022年08月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:216
  • ISBN:9784478112663

内容紹介

生物としての人間の成功に大きく貢献した意識。感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようなしくみで関わりあっているのか。あえて専門用語なしで書かれた最先端の洞察を通じて、解明不能と言われた「意識の秘密」が明かされる

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目次

はじめに

第1章 人間という存在について

はじめに言葉はなかった
生きる目的とは
ウイルスの恥辱
脳と身体の分かちがたいかかわり
自然の後知恵としての神経系
存在、感情、認識について

第2章 心、そして表象という新しい技術について

知性、心、意識
感知することは意識することとは違い、心がなくてもできる
心の内容とは何か
心を伴わない知性
心的イメージの形成
神経活動を動きや心に換える
心の構造と意識
植物の心とチャールズ皇太子の知恵
キッチンのアルゴリズム

第3章 感情の仕組みについて

感情の始まり ── その準備段階
情緒
生物学的な効率性と感情の起源
感情の基礎 Ⅰ ── 二つの役割
感情の基礎 Ⅱ ── 発生のための条件
感情の基礎 Ⅲ ── 客体と主体の相互作用
感情の基礎 Ⅳ ── 細胞と神経の交信手段
感情の基礎 Ⅴ ── 質的評価
感情の基礎 Ⅵ ── 導かれる身体的反応
感情の基礎 Ⅶ ── 生理的パラメーターとの関係
社会文化的な環境におけるホメオスタシス由来の感情
でも、この感情は純粋に精神的なものじゃない

第4章 意識と認識のかかわりについて

なぜ今、意識が重要なのか?
自然な意識
意識の問題はハード・プロブレムなのか
意識は何のためにあるのか
心と意識は同義ではない
意識と覚醒も別物である
意識の構造を解体してみる
意識のスケールと拡張意識
楽々と、君も一緒に
感情のまぎれもない驚異
内部世界の優先事項
知識の集まり
統合は意識の根源ではない
意識と注意
素材が重要
意識の消失
意識の形成における大脳皮質と脳幹の役割
感じる機械、意識する機械

第5章 エピローグ ── 公正な視点から

意識の神話を超えて

謝辞

注と参考文献





著者

アントニオ・ダマシオ(Antonio Damasio)
南カリフォルニア大学 ドーンシフ記念教授
脳・創造性研究所所長。専門は神経科学、心理学、哲学。神経科医と神経科学者として学び、神経科学、心理学、哲学分野に影響力が強く、感情、意思決定および意識の理解について、重要な貢献をしている。世界で最も引用される科学者の一人である。直近の研究はロボット工学におけるホメオスタシスの役割にフォーカスされている。ナショナル・アカデミー・オブ・メディシンのメンバー、アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・サイエンスのフェローである。ペソア賞、アストゥリアス皇太子賞(学術・技術研究部門)、グロマイヤー賞、本田賞、国際フロイト・メダル、ポール・マクリーン賞など多くの受賞歴がある。邦訳に『進化の意外な順序』(白揚社)、『意識と自己』(講談社)、『デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳』(筑摩書房)、『感じる脳』(ダイヤモンド社)などがある。


訳者

千葉敏生(ちば・としお)
翻訳家。訳書にバーネット&エヴァンス『LIFE DESIGN(ライフデザイン)』(早川書房)、タレブ『反脆弱性』(ダイヤモンド社)、サンプター『サッカーマティクス』、ワインバーガー『DARPA秘史』(ともに光文社)、ウェインライト『ハッパノミクス』、マッカスキル『〈効果的な利他主義〉宣言!』、ホワイトほか『キッチンの悪魔』(いずれもみすず書房)ニール『素数の未解決問題がもうすぐ解けるかもしれない。』(岩波書店)、ワークマンパブリッシング『14歳からの世界史』『14歳からのプログラミング』(いずれもダイヤモンド社)、クレオン『クリエイティブと日課』(実務教育出版)ほか。

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