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地震保険はこうして決めなさい

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地震保険はこうして決めなさい

書籍情報

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  • 清水香 著
  • 定価:1572円(本体1429円+税10%)
  • 発行年月:2011年06月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:192
  • ISBN:978-4-478-01609-1

内容紹介

世界で起きる地震の2割は「日本」で起きている! 自分の家や財産を自分で守るなら、火災保険を見直して、浮いたお金で「地震保険」に! 被災して家がなくなっても、残っている住宅ローンは払い続けなければなりません。しかし、公的補償は最高でも300万円まで。この現実を踏まえて地震保険のソントクを知る!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

序章 火災保険を見直せば、地震保険にも楽に加入できる

◦なぜ、「地震保険」の加入率は低いのか
◦マイナスからのスタートを、ゼロからのスタートに近づける
◦火災保険の補償を見直せば、地震保険にも楽に加入できる
◦自然災害は止められないが、お金の不安には準備ができる

第1章 マイホーム被災時には公的補償はないも同然。被災時の現状を知って自分のリスクを把握する!

死亡・ケガ・失業などのリスクは公的保障が充実。しかし、住まいのリスクは基本的に自己責任
災害に遭っても国の支援金はわずか。住まいは必需品なのに守ってもらえない
もらい火で自宅が延焼被害に遭っても原則として賠償されない
いつ、どの程度の自然災害が起きるか。ハザードマップでリスクは予測されている
災害に遭ったら経済的なダメージはどのくらい? 住宅ローンや貯蓄をもとにリスク許容度を知る
自治体の耐震診断・改修費の助成制度で今すぐ住まいの被災リスクを減らす
避けようのない災害から身を守るにはまず「減災」、そして保険でカバーする

コラム 貯蓄を増やして住宅ローン残高を減らすことも被災時のリスク軽減につながる

第2章 持ち家世帯は必須! 「地震保険」の基礎知識

地震や津波に遭ったら、いくら必要? 公的支援金で足りない分をこうしてカバー
保険の内容と保険料は、どの保険会社でも同じ! 地震保険の成り立ちと特殊な仕組み
地震が原因の火事は火災保険の対象外! 地震保険であれば、火災、津波、液状化までカバー
甚大な被害でも保険金を支払うため火災保険とセット加入などの制限がある
1回の地震で支払われる保険金は総額5・5兆円まで。関東大震災級の巨大地震でも大丈夫なレベル
地震保険に加入できるのは自宅のみ。ぜいたく品やクルマは家財に入らない
素早く保険金を支払うため 損害を「全損・半損・一部損」という3つに区分
損害の大きさを決める判断基準、「時価」って何?
「り災証明書」って何? 地震保険と「り災証明書」との関係は?
建物の保険金額は評価額の50%が上限。建物だけ、家財だけの契約もできる
保険料は居住地や建物の構造で異なる。同一条件ならどの損害保険会社でもの同額
築年数や耐震性によって保険料は安くなる。割引制度を利用すれば最大30%オフ
東海地震の地震防災対策強化地域は警戒宣言が出ると地震保険に入れない
被災したらどんな場合もまずは保険会社へ連絡。請求期限は被災時から3年以内
損害の鑑定はマニュアルに沿って行なわれる。自分でも自宅の内外をくまなくチェックしよう
一部損に満たない小さな損害や地震から10日経過後の損害では保険金は出ない
自然災害もカバーする「全労済」と「コープ共済」。地震についての保障額は小さめ
「JA共済」も地震のリスクをカバーする共済。「都道府県民共済」の地震保障は限定的
地震保険の限度額以上に補償をふやせる地震補償保険「リスタ」の仕組みとは
地震や火災で損失を受けたら確定申告で税金を取り戻そう
国も地震保険の加入をバックアップ。地震保険料控除を使えば税金が安くなる

コラム あいまいな知識で語られていることもある、メディアの情報を鵜呑みにしてはいけない。

第3章 マイホームを守る! 「火災保険」の基礎知識

知っておきたい火災保険の基礎知識。生命保険とは違って保険金の限度額がある!
建物と家財は別々に契約する。両方入るのも、どちらかだけ入るのも可能
火災保険では、建物のほか物置や車庫も補償の対象に。ぜいたく品も申告すれば一部補償される。
保険料は「居住地」と「建物の構造」で決まる。保険料が高いのは、被災リスクも高いから。
保険金額を決める基準は2種類ある。今、主流の「再調達価額」基準とは
設定すべき保険金額は年数が経てば変わってくる。保険を見直ししないと思わぬ落とし穴が!
かなり前に長期の契約をしている場合は要注意。「時価」基準での保険金では、家の再建に資金が不足⁉
補償内容によって異なる火災保険。現在はさまざまな補償が含まれたパッケージ型が主流
火災、破裂、爆発、落雷。これらは、すべての火災保険で補償の対象になる
ゲリラ豪雨や土砂崩れに備えるための水災(水害)補償とは
台風や竜巻、ひょうや雪による被害も多くの火災保険でカバーされている
マンションなどの共同住宅で多発! 水濡れ損害は老朽化では対象外
破損・汚損、衝突、盗難など火災保険は様々な災害のカバーが可能
火災の片付け費用などメイン補償に上乗せされる「費用保険」とは
火災保険に「個人賠償責任補償」を付加し、人やモノの賠償が発生した場合に対応する
補償盛りだくさんのパッケージ型保険は請求漏れのリスクが高まる
火災保険の補償をシンプルにすれば大きな負担なく地震保険に入れる
旧・住宅金融公庫の融資を受けた人が加入する特約火災保険とは?
住宅金融支援機構の「フラット35」を借りた人も火災保険は自由に選べる!
プロ代理店か通販(直販)がお勧め! 火災保険の契約先はしっかり吟味しよう
見積もり、契約には各種資料が必要。火災保険の契約時にはこんなことに気をつけよう
契約中の見直しや解約も可能。補償を適切に、さらに保険料が戻ってくることも!
テロや放射性物質による損害は「想定外」。火災保険の保険金は受け取れない
火災や落雷で損害を受けたらすぐに連絡。保険金が支払われる手順とは

コラム 地震国日本では住宅の耐震性が命に直結する。命を守る施策を優先させてほしい

第4章 これで丸わかり! よくある疑問に答えます

地震保険・火災保険Q&A
津波でクルマが流失してしまった。保険で補償される?
地震による液状化で自宅が傾いてしまった。地震保険で補償される?
銀行で火災保険の契約をしないと住宅ローンを借りることができない?
家財の保険金額はどう決めればいい? 家族構成や年代による目安はある?
うっかりトラブルを補償する「破損・汚損補償」。ありがちな損害だから入っておいた方がいい?
6700万円で購入したマンションで、勧められて契約した火災保険の補償額は800万円。これって大丈夫?
台風で雨が吹き込み、室内に水濡れ被害が。この場合も「水濡れ補償」の対象になる?
自分の部屋の水濡れが階下にも広がってしまった。火災保険の水濡れ補償は他人の家の損害にも使える?
高校生の息子が自宅に放火して建物が全焼。火災保険で補償される?
火災保険に3つ入っていると、保険金が3倍? もらえる保険金の最高額はある?
地震保険、こんな時は保険金が支払われる? 支払われないのはどんな時?
火災や突発事故など、こんな時は火災保険でカバーできる? 支払われないのはどんな時?
火災保険+地震保険VS自然災害保障付火災共済どちらに入るのがトク?
契約するならどっちがトク? 専業の代理店VS銀行で契約
保険料が割引される36年契約VS短めの契約、安くて手間なしの36年契約がいい?
銀行お勧めプランVS通販シンプルプラン 火災保険の補償は手厚い方がいい?
自然災害のリスクが低いマンションだったら掛金の低い火災共済を選んでもOK?
火災保険に加えて地震保険の保険料も支払うのは負担が重い。何かいい方法はある?

コラム 東日本大震災における損害保険業界の迅速な対応と各種の取り組みは、今後地震保険を検討する人にも大きな力になる!

第5章 火災保険を見直せば地震保険にも入れる!

すぐできる安心契約・見直しテクニック
地震保険が必要かどうかをチャートでチェック! 住宅ローンの有無や貯蓄の多さなどで判断しよう
住まいについての補償の現状をチェック。内容が適切かを把握しよう
バランスシートで見れば一目瞭然! 被災時における家計のダメージは相当大きい
地震保険があればバランスシートも改善。ローン残高が大きい人ほど備えておきたい!
何を保険で補うのか? こんな時だからこそ生命保険や医療保険も合わせて見直しがお勧め!
見直しケーススタディ① 2001年4月以前に契約した火災保険の見直しは必須!
見直しケーススタディ② 36年契約の火災保険。「再調達価額」で契約したから安心?
見直しケーススタディ③ 旧・住宅金融公庫でローンを組み、「特約火災保険」に入っている
見直しケーススタディ④ 代理店の勧めで新しい保険に切り替えたけど……。任せきりの保険で大丈夫?
新規加入ケーススタディ⑤ これからマイホームを購入。火災保険加入時に気をつけるべきことは?
新規加入ケーススタディ⑥ マンションの場合の火災保険、どのような点に気をつければよい?
新規加入ケーススタディ⑦ 賃貸の契約時に火災保険に入ったが、地震保険も必要?

おわりに

索引

各種相談窓口





著者

清水香(しみず・かおり)
1968年東京生まれ。ファイナンシャルプランナー。学生時代より生損保代理店業務に携わるかたわら、FP業務を開始。2001年、代理店での10年間の経験を生かし独立、のち㈱生活設計塾クルー取締役に就任、現在に至る。相談業務、執筆・講演なども幅広く展開、TV出演も多数。著書に「見直し以前の「いる保険」「いらない保険」の常識(講談社)」「こんな時、あなたの保険はおりるのか?(ダイヤモンド社)」、共著に「災害時絶対に知っておくべき「お金」と「保険」の知識(ダイヤモンド社)」「マネープラン 入門ブック(ソーテック社)」「生命保険はこうして選びなさい 新版(ダイヤモンド社)」ほか多数。 日本経済新聞電子版「自動車保険」、AllAbout「火災保険の選び方」などで連載中。

㈱生活設計塾クルー
特定の金融機関等に属さない独立系ファイナンシャルプランナー集団。メンバーのFP歴は24〜14年と、長い経験に裏打ちされた独自の視点で、1人ひとりの暮らしに応じた保障設計や資産設計などのアドバイスを行う。金融・経済・保険・社会保障・住宅ローン等について生活者の立場から情報を発信。 http://www.fp-clue.com/

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