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なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

これからを幸せに生き抜くための新・資本論

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なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

これからを幸せに生き抜くための新・資本論

書籍情報

  • 紙版
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  • 山口揚平 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2013年03月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:216
  • ISBN:978-4-478-01759-3

内容紹介

お金とは何か?権力? 資本主義の偏差値? 社会の議決権? 怠惰の原因であり、搾取の結果? 可能性の原因であり、貢献の結果? いずれにしろ、お金は笑顔や感謝の言葉と同じ、コミュニケーションツールのひとつでしかない。今後、僕たちは得するポジションを見つけるより、価値を創造することに注力すべきだ。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

序章 お金とは何か?

・お金の定義は人それぞれ
・お金はコミュニケーション・ツールのひとつ
・お金のピラミッド

1 ハゲタカが跋扈し、お金でお金が殖えた時代

資本主義の最前線で起こっていたこと
 ・M&Aの世界で僕が最初に受けた洗礼
 ・ハゲタカの時代 〜勝負は戦う前に決する
 ・大きすぎる借金は債務でなく、債権になる

人びとの不安と欲望でお金は育つ
 ・銀行が借金からお金をつくるカラクリ
 ・欲望は海水を飲むことと似ている
 ・死ぬときが、最も金持ちになれる瞬間
 ・お金のない悲劇と、お金のある悲劇と

本章のまとめ……お金から始まれば、お金に終わらざるを得ない

後日談 僕がガイシから学んだ2つのこと

2 自分の価値をお金に換える覚悟と難しさ(バリューtoマネー)

個人投資家のゴールドラッシュ
 ・金持ち父さんは“金持ち倒産”した
 ・100万人に投資のリテラシーを伝えよう! と起業

使命を生きる
 ・独立後の孤独と忍耐
 ・やりたいことがなければ、やるべきことをやろう
 ・使命を探すのではなく、私欲を削る

価値と価格はなぜ一致しないのか
 ・価値と信用が両方あって価格につながる
 ・なぜハーバードビジネススクール出身者が成功するのか?

本章のまとめ……お金とは信用のことである

後日談 事業売却、挫折、引きこもり

3 企業や個人が国家に代わってお金をつくる世界へ(クレジットtoマネー)

お金は誰が支えているのか
 ・事業は、価値と信用を創造するゲームだ
 ・お金は進化してきた

世界は3つの層でできている
 ・やがて国家は凋落する
 ・信用の覇権をめぐる3つの層の戦い
 ・トヨタとウォルマートが発行するお金は国家を超える
 ・あなたもお金をつくり出す
 ・僕たちはみな、「上場」している
 ・金融はなくなり“数融”に移行する

僕たちの生き方はどう変わるのか?
 ・ピカソに倣う信用主義社会の生き抜き方
 ・3日間で150万円を集められた理由

信用を高める効率的な方法
 ・欲を規制せよ
 ・『マルサの女』のボスは、なぜ脱税するほどお金を貯められたのか?

本章のまとめ……信用をつくるには、欲を減じよ

4 お金を媒介とせず、モノや価値を直接交換できる環境の広がり(バリューtoバリュー)

それでも僕たちはつながり続ける
 ・「Gift」の立ち上げ
 ・「近さ」を可視化する
 ・SNSの本質は、つながりが目に見えること
 ・「つながり続ける世界」で僕たちはどう生きるのか?

心地よい経済のススメ
 ・お金を“ショートカット”する
 ・“物々交換”のメリット

お金によって下がる倫理
 ・お金で切り刻まれる心と体
 ・「give & take」より「give & given」
 ・「虎がバターに」の有機経済へ

本章のまとめ……身近に有機経済をつくろう

5 信用でつながる新たなコミュニティづくり:資本より信用を貯めよう(クレジット・ライン)

新しい時代に向けた準備を全速力で始める
 ・ここまでのまとめ
 ・最強の投資先は、「コミュニティ」
 ・ベトナムにコミュニティをつくってみた
 ・アジアの有望な拠点は、ふたつの軸で選べ
 ・地方の逆襲

働きながらでも新しい生き方を始められる!
 ・ナイト&ホリディを活用する
 ・失業率は、高いほうが正しい?!

僕のビジョン、その先にあるもの
 ・シェアーズと僕の再出発
 ・その先にある、お金のない世界とは?

付録 お金について身につけたい3つの習慣

おわりに

参考図書




著者略歴

山口揚平(やまぐち・ようへい)
早稲田大学政治経済学部卒。1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業した。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供、2010年に同事業を売却後、12年に買い戻した。現在は、コンサルティングなど複数の事業・会社を経営する傍ら、執筆・講演を行う。専門は貨幣論・情報化社会論。
主な著書に『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社、2005年)、『企業分析力養成講座』(日本実業出版社、08年)、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(アスキー・メディアワークス、13年)。

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【「はじめに」より】

ふたりの天才画家、ゴッホとピカソの偉大な名声なら、誰もが知っているだろう。だが、ふたりの生前の境遇には、天と地ほどの差があった。

両者の命運を分けたのは、なんだったのか?

それは、ピカソのほうが、「お金とは何か?」に興味を持ち、深く理解していた、という点ではなかったか。というのも、ピカソがお金の本質を見抜く類まれなセンスを持っていたことがうかがえる逸話が、数多く残されているのである。

・ピカソの絵はなぜ高いのか?

・なぜピカソは小切手を使ったのか?

・ピカソはなぜ、ワインのラベルをタダで描いたのか?

・ピカソの名前はなぜ長いのか?

生前、ピカソは言ったそうだ。 「私は、対象を見えるようにではなく、私が見たままに描くのだ」

僕たちも、お金の正体を知らなければならない。

そうでなければ、僕たちは自分の人生を自由に創造し、幸せに暮らすことがますます難しくなるだろう。

【本書紹介】

将来の“正解”が見通せない今、誰しもが、ぼんやりとした不安を抱えて生きているのではないでしょうか。その大きな原因は「変化が重なり、先がよめないこと」。近年、グローバル化やIT化によって最も大きく変化したもののひとつが、金融、「お金」のあり方でしょう。

「お金」の変化に伴って、私たちは、食い扶持の稼ぎ方や、人との付き合い方など、生き方を大きく見直すべき岐路に立たされています。

著者が、M&Aコンサルタントとして見聞きしたガイシ大資本の論理や、独立・起業で痛感した価値と価格の差を生む信用の大切さなど、独自の経験というフィルターを通して見た「お金」の変化を整理し、どうすれば幸せをつかめるのか、経済的に生き抜いていけるのか、これからの世の中にフィットする考え方や行動様式のあり方について、淡々と軽妙なエッセイ風につづられています。

お金は「笑顔や感謝の言葉などコミュニケーションツールのひとつ」であり、「目的でなく、アイデアを具現化する構成要素」に過ぎない、という結論にたどり着いたとき、あなたの生き方はひょっとすると変わるかも?しれません。

高校・大学生や、社会人中堅クラスの方がモヤモヤと感じている世の中の変化をスッキリ描き出し、自分の未来を考える上で土台を固めてくれる新「資本論」です。

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