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戦略は歴史から学べ

3000年が教える勝者の絶対ルール

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戦略は歴史から学べ

3000年が教える勝者の絶対ルール

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 鈴木博毅 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2016年03月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:312
  • ISBN:978-4-478-02904-6

内容紹介

いつの世も変わらない勝利の法則がある。戦略思考、意思決定、情報活用、競争戦略、リーダーシップ、組織運営…。古代ギリシャの戦いから湾岸戦争まで、史上最強の英雄たちが命がけで見出した思考と行動の全技術。ハンニバル、カエサル、諸葛孔明、チンギス・ハン、織田信長、ナポレオン、リンカーン…他。

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目次

はじめに

・歴史が教える、いつの世も変わらない「勝者の法則」
・3000年を一気に読むことで、真に有効な戦略が浮かび上がる
・アレクサンダー大王、カエサル、ナポレオンも歴史から戦略を学んだ
・歴史とは、生死をかけて編み上げられた勝利の法則集である
・あなたは指揮官として、32の戦場で戦えるか

第1章 古代の戦いから「戦略思考」を学べ

1 強み活用戦略
テミストクレス……ペルシャ戦争
強みだけでは勝てない。強みを活かせる状況をつくる

2 選択と集中戦略
フィリッポス二世……カイロネイアの戦い
勝敗を決めるポイントに最も力を集中する

3 目標差別化戦略
ハンニバル……ポエニ戦争
勝者が予想できないところを突く

4 機会活用戦略
ユリウス・カエサル……ガリア戦争
戦闘で負けないことより機会に焦点を合わせる

第2章 中国の軍師から「逆転力」を学べ

5 弱者分断戦略
張儀……藍田の戦い
群雄割拠の中では、弱者同士を団結させない

6 自己認識変革戦略
張良……垓下の戦い
「弱さ」を認めることが逆に大きな武器となる

7 再定義戦略
諸葛孔明……赤壁の戦い
弱みは見方を変えれば一瞬で強みへと変わる

8 迂回戦略
司馬懿……晋の中国統一
強力なライバルを避けて有利な市場で戦う

第3章 巨大帝国から「実行力」を学べ

9 事前攻撃戦略
チンギス・ハン……ワールシュタットの戦い
戦う前に勝負を決める

10 市場差別化戦略
北条時宗……元寇
勝てる領域を選んで戦えば負けない

11 機会探索戦略
朱元璋……明王朝の中国統一
小さな組織が大きな挑戦を可能にする

第4章 戦国時代から「競争戦略」を学べ

12 ランチェスター戦略
源頼朝……源平合戦
ナンバーワンになるには、まず弱者を攻撃する

13 事業ドメイン移行戦略
織田信長……元亀争乱の戦い
組織の飛躍は計画的な変化から生まれる

14 全体最適化戦略
豊臣秀吉……小牧・長久手の戦い
組織は最も弱い部分が全体の成果を決める

15 学習優位戦略
徳川家康……関ヶ原の戦い
最速で学び反映できる者が最後は生き残る

第5章 植民地戦争から「危機のリーダーシップ」を学べ

16 環境定義戦略
フェルナンド・コルテス……アステカ征服戦争
リーダーは常に現実を直視し、外界の翻訳者になる

17 自己像革新戦略
テクムシ……インディアン戦争
不可逆な変化に直面したら、目標を変えないといけない

18 取捨実行戦略
エイブラハム・リンカーン……南北戦争
トップは、トップにしかできない決断を素早く行う

第6章 近代の戦争から「組織運営」を学べ

19 動的機会戦略
ナポレオン・ボナパルト……三帝会戦
より速く始めて動きながら機会を見つけた者が勝つ

20 全員経営戦略
ホレーショ・ネルソン……トラファルガー海戦
即興で判断できる組織は天才を凌駕する

21 規模速度両立戦略
ヘルムート・モルトケ……普仏戦争
大組織×スピードの両立がイノベーションを生む

第7章 西洋列強との戦いから「情報活用力」を学べ

22 情報活用戦略
林則徐……阿片戦争
情報の正しさと新しさが戦略の質を左右する

23 コア・コンピタンス戦略
大村益次郎……戊辰戦争
変革は「核となる強み」を見抜けるかどうかで決まる

24 模範蓄積戦略
秋山真之……日露戦争
ベストプラクティスを集めて必勝パターンを見抜く

第8章 世界大戦から「イノベーション」を学べ

25 棲み分け戦略
エーリッヒ・ファルケンファイン……第一次世界大戦・西部戦線
優位性のない棲み分けはいずれ消耗戦となる

26 広域浸透戦略
アレクセイ・ブルシロフ……第一次世界大戦・東部戦線
大は小を常に消耗戦へと引きずり込め

27 ニッチ戦略
エーリッヒ・フォン・マンシュタイン……第二次世界大戦・ドイツ電撃戦
強い敵には正面から戦わずに防衛の弱いところを攻める

28 目的概念化戦略
ウィリアム・ハルゼー……太平洋戦争
手段ではなく、目的を正しく追い続けた組織が勝つ

29 突破力増強戦略
ドワイト・アイゼンハワー……第二次世界大戦・ノルマンディー上陸作戦
組織には常に戦略的な撤退と再集結が必要である

第9章 現代の戦争から「学習力」を学べ

30 ゲリラ戦略
毛沢東……朝鮮戦争
ニッチで戦うなら徹底的にゲリラ戦を効率化する

31 学習増殖戦略
ボー・グエン・ザップ……ベトナム戦争
当事者意識の増殖が劇的な逆転を生む

32 内発的学習戦略
コリン・パウエル……湾岸戦争
どんな組織も変わり続けないと生き残れない

おわりに

・歴史が私たちに教える勝者の条件とは
・横断的な環境か、孤立した生態系か
・歴史上、強者が誇る文化・文明とは一体なんだったのか?

参考文献





著者

鈴木博毅(すずき・ひろき)
1972年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント。MPS Consulting代表。貿易商社にてカナダ・豪州の資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略書や戦争史、企業史を分析し、ビジネスに活用できる新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。顧問先には顧客満足度ランキングでなみいる大企業を抑えて1位を獲得した企業や、特定業界で国内シェアNo.1の企業など成功事例多数。日本的組織論の名著『失敗の本質』をわかりやすく現代ビジネスマン向けにエッセンス化した『「超」入門 失敗の本質』(ダイヤモンド社)は14万部を超えるベストセラーとなる。その他の著作に、『企業変革入門』『シャアに学ぶ逆境に克つ仕事術』(日本実業出版社)、『戦略の教室』(ダイヤモンド社)、『「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法』(マガジンハウス)、『実践版 孫子の兵法』(プレジデント社)、『この方法で生きのびよ』(経済界)、『君主論』(KADOKAWA)などがある。

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