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はじめての問題解決力トレーニング

図を描けば本当の問題点が発見できる

  • 紙版
  • 電子版

はじめての問題解決力トレーニング

図を描けば本当の問題点が発見できる

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 斎藤 顕一 著/竹内 さと子 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2016年05月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:208
  • ISBN:978-4-478-06806-9

内容紹介

これまでの問題解決本は難しすぎた。マッキンゼーで実践し、BBT大学・大学院の人気講座で教える著者がつくった普通のビジネスパーソンのための問題解決法」。一般ビジネスパーソンができる範囲で図を描き進めることで、問題解決のための分析ができ、問題の本質に迫ることができるようになります。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

現場のビジネスパーソンが問題解決に取り組む本当の値打ちはどこにあるか
問題を正しく捉える
プロにはプロの、アマチュアにはアマチュアの問題解決がある
問題の“あたりづけ”で核心に近づく
チャートを描いて理解を深める

プロローグ 身近な例でチャートを描いて問題点を“あたりづけ”してみる

01 「事実を見て考える」からスタート
   真実は数字の中にある

02 チャート化すると、理解がしやすくなる
   数字の羅列からは読み取れないこと
   チャートから考えるきっかけをつかむ

03 まずは、問題の深刻度合いを評価する
   他人と比較してみる
   過去と現在を比較してみる

04 問題の原因を深掘りしてみる
   気になる点を評価すると特徴が明らかになる
   コンセプトチャートを描いてみる
   テンプレートを使いこなす
   COLUMN 1 データチャートを分析チャートに昇華させる

第1章 自社の現状に問題はあるのかないのか、基本の数字でざっくり理解する

05 売上規模と成長性を理解する
   自社の問題を理解するためのスタンス
   長期間のデータから全体像を捉える
   問題を分解して考えてみる

06 ベーカリーKENTAの問題を理解する
   成長率の変化を理解する

07 シェアの変化を理解する
   シェアは競争力を表す
   大切なのは変化の度合い

08 収益性の変化を理解する
   固定費が重くのしかかる
   変化の兆しを見逃さない
   営業利益率の変化に着目する
   チャートを描いて疑問点を整理する

09 生産性の変化を理解する
   同一業種や他部門と比較する
   問題を理解して業績改善に生かす
   COLUMN 2 コンセプトチャートとは何か

第2章 参入している市場にチャンスがあるのかないのか、を知る

10 市場の全体像を捉える
   なぜ市場を見る必要があるのか
   成長セグメントを押さえる
   細分化して理解する

11 データを取ってチャート化する
   データを集めるのは難しいことではない
   経験をベースに考える
   魅力を決定づける要因

12 顧客の属性やニーズを知る
   プロダクトアウトからマーケットインへの転換
   データからウォンツを探る
   顧客動向をアンケートで見る
   自社の潜在顧客を見る
   COLUMN 3 OneチャートOneメッセージ

第3章 自社のバリューチェーンのどこにどのような課題があるのかを理解する

13 バリューチェーンとは何か
   事業の流れを表すバリューチェーン
   思いついたことを書き出す
   言葉の意味やレベルを吟味する
   抽象度のレベルに合わせて並べ替える
   大きな流れを押さえる
   仲間同士をくくって整理する
   時間の順に並べて完成させる

14 質問する力を身につける
   話を聞いて情報やデータの不足を補う
   正しい質問で相手の考えを引き出す

15 質問を難しくする3つの壁
   自分中心の質問をしてしまう
   具体的で細かな質問からスタートしてしまう
   論理的に考えて、広い選択肢を示すことができない

16 誰に、何から質問するのか
   顧客の声を聞く意味を理解する
   相手の関心がどこにあるのか理解する
   大きな質問から細分化していく方法
   まずは、信頼関係のある相手に聞いてみる
   従業員にも質問してみる

17 ベーカリーKENTAの問題を質問で理解する
   関心事や認識の違いを理解して、表現を工夫する
   販売スタッフに聞いてみた
   得られた気づきを整理する

18 インタビュー効果を高めるためのテクニック
   大事なことはすべてメモする
   事前に質問表を作成する
   大切なのは相手との対話
   インタビューの目的を明記する
   相手の利益を考えて信頼を得る

19 メモの取り方でインタビュー効果を高める
   2人1組でのぞむ
   取捨選択せずに忠実にメモする
   バリューチェーンで相手の答えを整理する
   整理軸を用意する

20 バリューチェーンで取り組みを評価する
   プロセスごとに意見を分類する

21 たくさんの人の意見をまとめる方法
   対症療法の罠に陥らない
   縦の流れを見て問題点を発見する
   帰納法の考え方でまとめていく

22 掘り下げて質問して、大事なことを理解する

23 意見をもとに、事実データを見て施策を考える
   事実をデータで押さえる
   COLUMN 4 順序を考える

第4章 自社のインフラにどのような課題があるのかを理解する

24 インフラとは何か
   バリューチェーンの基盤となるインフラ

25 インフラの問題を解決する2つの方法
   顕在化しているインフラの問題から考える
   “雰囲気”をひも解く
   レイアウトと情報管理の問題
   人事上の問題

26 バリューチェーン上の課題からインフラを考える
   製品開発 ── 顧客を見ていない
   製造 ── いままでの製造方法を継続してしまった
   マーケティング ── 顧客の関心事に応える仕組みがない
   販売 ── 人材育成に力を入れてこなかった
   アフターサービス ── 顧客を知る努力を怠っていた

27 人の問題にフォーカスしてみる
   コミュニケーション不足の代償
   COLUMN 5 項目をくくってみる
   COLUMN 6 補助線を引く

第5章 問題の本質をつかまえたら、解決の方法をイメージしてみる

28 ベーカリーKENTAの問題点を整理する
   “あたりづけ”のその先に挑戦する
   意識改革で成功を引き寄せる

29 解決法を考える
   バリューチェーンの問題を解決する
   思考ツールを使いこなす
   インフラの問題を解決する
   顧客データベースの構築に必要な視点
   雰囲気を改善する
   コミュニケーションの質を上げる

30 実践して成果を上げる
   人任せにしない
   何から手を付けるかを決める

31 成果を上げるのは、みなさんです
   どんな会社でも使える普遍のアプローチ
   成功確率40%、という事実
   実践する問題解決者へのエール

あとがき

データとチャートで会議を変えよう
チャートを描いて考える、を習慣にする






著者

斎藤顕一(さいとう・けんいち)
フォアサイト・アンド・カンパニー代表取締役
ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授、同大学大学院経営学研究科教授。大阪府出身。国際基督教大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、パートナー、大阪支社副支社長を務め、1996年にフォアサイト・アンド・カンパニーを創業、現在に至る。これまで経営コンサルティングに加えて問題解決のスキル研修を数多く手がけ、企業の業績向上に大きな成果を上げてきた。大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー(BBT)大学において、2005年4月に大学院経営学研究科教授、2010年4月に経営学部教授に就任。これまでBBTオープンカレッジ、学部、大学院の生徒や企業研修の生徒を合わせて、2万人以上の人たちに問題解決の考え方や実践の仕方、また成果実現の方法を教える。2002年から2006年まで国際基督教大学同窓会会長、現在は同大学法人理事、同窓会評議員を務める。大前研一氏との共著に『実戦! 問題解決法』(小学館)、『大前研一と考える「営業」学』(ダイヤモンド社)がある。単著に『[新版]問題解決の実学』(ダイヤモンド社)がある。

竹内さと子(たけうち・さとこ)
フォアサイト・アンド・カンパニー シニアコンサルタント
ビジネス・ブレークスルー大学専任講師。神戸大学法学部卒業後、フォアサイト・アンド・カンパニーに入社。欧州肥料メーカーの日本参入戦略、不動産会社の事業コンセプトの設計、自動車ディーラーの財務モデルの設計や営業力強化、医薬品メーカーの環境分析、パワーブランド企業の人材開発、教育産業の市場分析、化学会社の営業力強化および研究開発戦略、アパレル会社の競合分析など、多岐にわたる分野でのプロジェクトを経験。問題解決トレーニングの資料作成や、チームメンバーへの教育を長く行った経験を活かして、一般企業への研修も実施している。2016年からはビジネス・ブレークスルー大学の専任講師として、「問題解決のためのチャートで考える技術」の講義を担当している。

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