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ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質

  • 紙版
  • 電子版

ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 山崎繭加 著/竹内弘高 監修
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2016年08月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:312
  • ISBN:978-4-478-10052-3

内容紹介

頭脳より知識より大切なものがある!
ハーバード・ビジネス・スクールの深い反省から生まれた超人気授業
次世代リーダー育成新プログラム 東北「フィールド・スタディ」の秘密
Knowing(知識)からDoing(実践)、
そしてBeing(自身を知ること)へ。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 なぜ世界トップのMBAが東北に足を運ぶのか

日本人学生のリーダーシップで始まったジャパンIXP
「ケース作成」と「ボランティア」という2つの柱
全IXPのうち日本の東北だけが5年連続開催
改めて「ハーバード・ビジネス・スクール」とは?
長年HBSの代名詞だった「ケース・メソッド」
100周年と金融危機を機にしたHBSの深い自省
Knowing, Doing, Beingという新たなフレームワーク
HBSの教育大改革を背景にした「フィールド」の導入
イノベーションと完璧主義が共存するHBSの文化
2年生の選択科目として単位化されたIXP
Doing と Being の実践の場であるジャパンIXP
column 東京での活動

第2章 HBSが東北で取り組んだこと

現地の変化に伴うジャパンIXPの変遷
復興時に求められるボランティア活動を模索する
未来に希望を与える「学校訪問」のボランティア
ケース作成としてスタートしたチームプロジェクト
日本は「起業」分野で注目されていなかった、という事実
後世への記録より、今、役に立つ活動へ
具体的な成果をあげたイチゴ農園GRAでのコンサルティング
日本発のイノベーションとなった日本人の通訳チーム
column 福島ヤクルトレディへの同行

第3章 ビジネスの本質を体で覚える

    ── 事業の目的と利益とは?

case1 「地域のためのビジネス」のリアル
    宮城県石巻市蛤浜 Cafeはまぐり堂

「たくさんの人を呼び込む」メリットとデメリット
外から人を呼び込まず、内から外へブランド発信する
たった「2人」の反対は無視していいのか
地域の資源かつ課題の「鹿」を活用したビジネス提案
「ソーシャル」と「ビジネス」を同時に実現する難しさ
column 食事制限

case2 事業は目的でなく手段にすぎない
    仙台市秋保温泉郷 秋保ワイナリー

そもそもの問題設定が誤っていた……!
社会があって、そのために事業がある
地元にとって欠かせない場所になることの意義
社会的なミッションを持つリーダーの生き方を肌で感じる

第4章 グローバルとローカル、伝統と革新は矛盾しない

    ── 世界に通じるモノと人

case3 自分の核があってこそ世界にも通用する
    宮城県女川町 南三陸石けん工房

まずはミッションを明確にする
自然体でもグローバルを目指せる
無私の精神=自己犠牲ではまったくない
column ある学生の日本感想記

case4 伝統と革新は共存してこそ力になる
    福島県二本松市 大七酒造

伝統を支えるためにイノベーションは欠かせない
変化の時代にこそ長期的な視点が意味を持つ

第5章 普段と違う場に身を置きみずからの目的意識を再認識する

    ── モチベーションの源とは?

case5 ビジネスは分野と経験を超えた共通言語
    宮城県南三陸町 小野花匠園

強みを見極めて戦略を練り直す
column 小野花匠園と小野家の使い分け
文化や言葉が違っても「経営」で通じ合えた
自分の人生のミッションを見極めて行動する

case6 志や想いと組織運営をバランスさせる
    宮城県石巻市 フィッシャーマンジャパン

想いを実現するためのロードマップを作る
理念とビジョンはお飾りではない
必死に試行錯誤しながら経営の本質に近づく

第6章 コミュニティを変革する

    ── 分野と世代を超えたリーダーシップ

宮城県女川町の奇跡
 2013年 復興スタートダッシュの裏に「外部の知恵」
官民連携が支えるスピード感のある復興
突出している“よそ者”活用のうまさ
 2014年 ジレンマを抱えつつ決断する
首長らしからぬ若きリーダーとの出会い
 2015年 誰でも変革者になれる
中学生たちのパワーに圧倒される
外部の人と一緒に課題を考える意義
 2016年 新たな出発に経験は関係ない
目的と集中力と、ほんの少しの楽観で困難は乗り越えられる
5年連続で訪れたからこそできた絆

第7章 HBSの学生に学ぶこれからのリーダー像

「真のエリートはナイスな人」という事実
相手を問わずとにかく真剣に聞く
貢献するために来たという目的意識が強い
信頼と尊敬のうえに成り立つ卓越したチームワーク
見事なオン・オフの切り替えと底なしのエネルギー量
悩みを持つ等身大のロールモデルでもある
column カップルでの参加

第8章 ジャパンIXPがもたらしたもの

HBSの学生
真のリーダーシップとアントレプレナーシップを学び、自分を知る
リーダーの決定はすべてに影響する
どろんこで生々しい起業家のリアル
自分の中の「日本」を知る

パートナー先
自信と指針、そして希望を得る
column 長洞元気村

ジャパンIXPのサポーターたち
新たな自分を発見し、行動する勇気を得た
民間外交としての役割

監修者あとがき

おわりに

謝辞





著者

山崎繭加(やまざき・まゆか)
ハーバード・ビジネス・スクール(HBS) 日本リサーチセンター アシスタント・ディレクター。マッキンゼー・アンド・カンパニー、東京大学先端科学技術研究センターを経て、2006年よりHBS日本リサーチセンター勤務。主にHBSで使用される日本の企業・経済に関するケース作成、東北を学びの場とするHBSの2年生向け選択科目ジャパンIXPの企画・運営に従事。また、特任助教として東京大学医学部にてグローバルヘルス・アントレプレナーシップ・プログラムの運営・教育に関与。東京大学経済学部、ジョージタウン大学国際関係大学院卒業。


監修者

竹内弘高(たけうち・ひろたか)
ハーバード・ビジネス・スクール教授。87年一橋大学教授、2010年から現職。HBS唯一の日本人教授。野中郁次郎一橋大学名誉教授との共著で95年に出版した「The Knowledge-Creating Company」(邦訳版は『知識創造企業』(東洋経済新報社))は全米出版協会のベストブック・オブ・ザ・イヤー(経営分野)を受賞した。また野中氏と書いた「The Wise Leader」(同『賢慮のリーダー』)は、米誌ハーバード・ビジネス・レビュー 2011年5月号にカバー論文として掲載された。他の著書にHBS教授マイケル・E・ポーター氏との共著『日本の競争戦略』(ダイヤモンド社)等。1969年国際基督教大学卒業、71年に米カリフォルニア大学バークレー校でMBA、77年に博士号を取得。

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