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早回し全歴史

宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる

  • 紙版
  • 電子版

早回し全歴史

宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • デイヴィッド・ベイカー 著/御立 英史 訳
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2024年05月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:352
  • ISBN:9784478116838

内容紹介

歴史学、宇宙論、物理学、生物学……博覧強記の鬼才が壮大すぎる時空を一気呵成に縦横無尽! 「ビッグバン」「地球出現」「生物誕生」「繁栄と絶滅」「猿人出現」「脳の肥大化」「現代戦争」「人新世」。宇宙誕生から現代、未来まで怒濤の歴史を1冊に完全網羅! 17ヶ国で続々刊行、世界的ベストセラー!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

序文 「あらゆるものの歴史」を一気につかむ ジョン・グリーン

INTRODUCTION この世界の「本当の始まり」から「本当の終わり」まで

宇宙が終わるとき、何が起こるか?
宇宙は速度を増しながら「変化」している
進化が「新しい段階」に移行する

第1部 無生物の時代 138億年前〜38億年前

CHAPTER1 ビッグバン  信じられないほど不思議な始まり

138億年前、こうしてすべてが始まった
10秒後、宇宙は「10光年の大きさ」になった
なぜビッグバンが起こったことがわかるのか?
宇宙は「平ら」で「ベージュ色」である
そこでは「異なる物理法則」が展開している ── マルチバースとは何か?
人間の脳はビッグバンを理解できない
「ビッグバン以前」には何があったのか?
「無から何かが生まれた」とはどういうことか?
答えを「わけがわからない」と思うかもしれない

CHAPTER2 星、銀河、複雑さ  火の球から次々と「星」が生まれる

ビッグバン直後、「最初の物質」が生まれた
巨大な火の球から「最初の星たち」が現れた
渦巻く銀河、死にゆく銀河、異形の銀河
星から星へと引き継がれるもの ── 星の三世代
星はこうして消えていく
「元素」は星から生まれた
私たちは「138億歳」である ── 人間は宇宙そのもの
「エネルギーの流れ」がすべてを維持している
すべての歴史をつらぬくテーマ
世界を生んだ法則が、世界を終わらせる

CHAPTER3 地球誕生  どろどろ燃える灼熱の玉

135億年前、「天の川銀河」が生まれた
太陽をめぐる塵がやがて惑星になった ── 太陽系の惑星たち
地球は「灼熱の球」だった ── 壮絶な地球誕生
私たちはスープ鍋の「薄い膜」の上に立っている ── 地球の構造
灼熱の大地と溶岩の海 ── 地球の「地獄」時代
豪雨が何百万年も降りつづいた ── 最初の海

第2部 生物の時代 38億年前〜31万5000年前

CHAPTER4 生命と進化  その目を見張るような奇跡

38億年前、「生命」が生まれた
もっとも魅惑的な酸 ── DNAの秘密
「単純なもの」から「美しくすばらしいもの」へ
「最初の生物」が現れた ── 光合成を利用した原核生物
「酸素」による大量虐殺 ── 大酸化イベントという絶滅事象
「灼熱のクラムチャウダー」が大陸を動かす ── プレートテクトニクスとは?
地球が「氷」で包まれた ── スノーボールアースの衝撃
「呼吸」できる生物が出現する
「セックス」が進化に有利になる
氷の世界が「多細胞生物」を生む
人間は「37兆個の細胞」の集合体である
次の「エネルギー」を探し求める旅

CHAPTER5 繁栄と絶滅  次々と生まれては絶滅していく

高速で「爆発的な進化」が起こる
多細胞生物が出現した「エディアカラ紀」── 6億3500万年前〜5億4100万年前
生物が急速に進化した「カンブリア紀」── 5億4100万年前〜4億8500万年前
温かい海で生物が多様化した「オルドビス紀」── 4億8500万年前〜4億4400万年前
菌類が支配する世界「シルル紀」── 4億4400万年前〜4億2000万年前
4本足の動物が現れた「デボン紀」── 4億2000万年前〜3億5800万年前
巨大な虫が跋扈する「石炭紀」── 3億5800万年前〜2億9800万年前
史上最大の絶滅が起こった「ペルム紀」── 2億9800万年前〜2億5200万年前
200万年、雨が降りつづいた「三畳紀」── 2億5200万年前〜2億100万年前
多彩な恐竜が活躍した「ジュラ紀」── 2億100万年前〜1億4500万年前
すべての恐竜が滅び去った「白亜紀」── 1億4500万年前〜6600万年前

CHAPTER6 進化する霊長類  「恐竜のあと」に現れたものたち

恐竜が消えた地球に起こったこと
樹上で「小さな動物たち」が生活しはじめる ── 霊長類登場
生き残るための「ゴリラ」の戦い
大きな脳を持つ「チンパンジー」の生き方
女性主導の「ボノボ」の社会
「アウストラロピテクス」が二足歩行を始める
石細工をつくった「ホモ・ハビリス」
火を使い、肉を焼いた「ホモ・エレクトス」
「新しい能力」が現れた ── 集団学習というブレークスルー

第3部 文化の時代 31万5000年前〜現在

CHAPTER7 狩猟採集民  大移動する「ヒト」たち

「蓄積」がすべてを変えた
「集団学習」が強化されていく
「ホモ・サピエンス」は何が違うのか?
「人口」と「接続性」が変化を加速させる
「巨型動物」がうろつく世界での狩猟採集
人類は「氷河期」を生きのびた
「火山大噴火」で人口が激減する ── 遺伝的ボトルネックからわかること
徒歩と筏で世界中に移動する
現代人は狩猟採集民の本能で生きている
「男と女」の複雑な力関係
「暴力」が蔓延する日常

CHAPTER8 定住の罠  農耕で「複雑さ」のレベルが変わった

「定住の罠」で農耕が広がっていく
環境を自分たちに適応させる
生活水準が悪化した「初期農耕時代」── 飢え、不衛生、病気
腐ったものによる「快楽反応」── アルコールの発明
生活の中心が「村」になった
こうして「権力構造」ができていく
「いわゆる歴史」が始まる

CHAPTER9 農業国家  土地と富をめぐる栄枯盛衰

すべての歴史を説明する「一つのパターン」
「シュメール」に次々と大きな町が現れる ── 都市の誕生
「知識」が消滅しなくなる ── 文字の誕生
人口が「増加」と「減少」を繰り返す ── 永年サイクルという現象
エネルギーが横溢する複雑な世界
「四つのワールドゾーン」とは?
「農業国家」が世界中に広がる
「シルクロード」は絹を運ぶだけの道ではない
「印刷技術」で知識が爆発的に広がる

CHAPTER10 グローバル化  破壊と苦しみのネットワーク

ネットワークの統合に向かう世界
中国が「世界で人気のもの」を大量につくる
人口扶養能力を激変させた発明 ── 中国による第一の大分岐
「黒死病」が世界を一周する
中国が大艦隊で「世界探検」をする
容赦のない「植民地獲得競争」が始まる ── 大航海時代の訪れ
膨大な「奴隷」を強制的に働かせる ── 奴隷貿易
まだ「事実上の奴隷」が4700万人いる
「馬」がアメリカを一変させる
「病気」「飢饉」「暴力」で新世界の人口が激減する
複雑さが増すとき、つねに破壊と苦しみがある

CHAPTER11 人新世  人は「絶滅」に突き進んでいるのか?

宇宙の歴史上もっとも複雑な世界が生まれた
「産業革命」でイギリスが圧倒的に豊かになる ── イギリスによる第二の大分岐
各国が「工業化」で猛追する
少数の「帝国」が世界を支配するようになる
現在は「大加速」の時代にある
6度目の「大量絶滅」を引き起こしている? ── 人新世という時代
人類の運命 ──「深刻な緊張」の時代が来るのか?

第4部 未知の時代  現在〜10の40乗年後

CHAPTER12 超未来  すべては消えて「無」になるのか?

人間は奇跡的なレベルで「幸運」である
未来を予測する方法 ── 未来予測シナリオ
近未来は「4タイプ」のいずれかになる
「21世紀に起こること」が運命を決める
「10の40乗年後」までに起こること
膨張が加速する? むしろ収縮する? ── ビッグリップ、ビッグクランチ、ビッグバウンス
複雑な「超文明」にいつ到達するのか?
超文明の5段階
「ビッグセーブ」というシナリオ ── いつまでも停止しない未来
「非常識な未来」を探求する ── ビッグセーブを実現する三つの選択肢
この物語は、まだ始まったばかりかもしれない

謝辞

訳者あとがき

参考文献

索引

画像クレジット





著者

デイヴィッド・ベイカー(David Baker)
カルガリー大学(カナダ)で歴史学修士号、ビッグヒストリーの世界的拠点であるマッコーリー大学(オーストラリア)でビッグヒストリーの博士号を世界で初めて取得。アムステルダム大学(オランダ)、マッコーリー大学、ソルボンヌ大学(フランス)など、世界中で講義を行ってきた。自然科学と社会科学のアプローチを組み合わせて、人類史における数学的なパターンや、数十億年にわたる宇宙進化の中での熱力学と複雑なシステムとの関係など、広範なタイムスケールでの歴史的トレンドを探究している。他の著書に『The Hitchhiker’s Guide to Big History』『The Shortest History of Sex』、共著に『The Routledge Companion to Big History』などがある(いずれも未邦訳)。1500万人以上がチャンネル登録している教育系YouTube番組「クラッシュコース」でビッグヒストリー・シリーズのシナリオを担当するなど、啓発活動にも力を入れている。


訳者

御立英史(みたち・えいじ)
翻訳者。訳書に、ハーショヴィッツ『父が息子に語る壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』、グリタ&マン『GE帝国盛衰史』(ともにダイヤモンド社)、カプラン&ウェイナースミス『国境を開こう ── 移民の倫理と経済学』(あけび書房)、サイダー『聖書の経済学』『イエスは戦争について何を教えたか』(ともにあおぞら書房)などがある。

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