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病院がなくなる日

20××年、健康大国日本のリアル

  • 紙版
  • 電子版

病院がなくなる日

20××年、健康大国日本のリアル

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 石川雅俊 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2023年11月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:204
  • ISBN:9784478117903

内容紹介

団塊世代が75歳以上の後期高齢者になって医療ニーズが激増する「2025年問題」を見据え、国が進める病院の再編や統合により、「私たちの町から病院が消える」未来がやってくる? 医療のIT化、オンライン診療、予防医療の現在位置まで、様々な課題や可能性を抱える日本の医療について説いていく。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

医療は今、大きなターニングポイントにある
5つの側面から考察する「医療の今とこれから」

第1章 病院がなくなる日—あなたの町から病院が消える

健康優良国、ニッポンの病院事情

1.病院の再編・統合で「病院がなくなる」?

日本は世界断トツの「病院・病床大国」
日本はなぜそこまで病床数が多いのか?
病院・病床数が多すぎると何が問題なのか
高齢者人口の推移から医療提供体制を考える
政府が進める「病床の再編」── 地域医療構想
病院の再編・統合で「近所の病院がなくなる」?
「病院が減る」と「医療の質が上がる」
国主導の病院再編が進まない理由とは
病院再編に「地域とのコンセンサス」は不可欠
中小病院が直面する「病院の淘汰&サバイバル」
病院は「医療の質」で選ばれる時代に

2.オンライン診療で「病院に行かなくてもよくなる」⁉

「病院に行って診てもらう」はもう古い?
オンライン診療がすんなり認められなかったワケ ── 解禁までの経緯
コロナ禍が加速させたオンライン診療
IT技術を活用するオンライン診療ゆえの課題とは
バリューチェーン全体をオンライン化する
IT事業者が参入・先導するオンライン診療
最新技術を活用した「オンライン問診システム」
「メタバースクリニック」が拓く来院不要の医療スタイル
病院より先に「薬局」がなくなる?

第2章 医師がいなくなる日 ── 20××年、医師の生きる道

20××年、医師の生きる道はどうなるのか

1.「偏在化」が招く深刻な医師不足

日本は、医師の「絶対数」が不足している
医師偏在とは何か① ── 地域偏在による医師不足
新医師臨床研修制度が医師不足を加速させた?
医師偏在とは何か② ── 診療科偏在による医師不足
産婦人科の医師不足が深刻な理由
医師の地域偏在の解消を目指す3つの募集制度

2.過酷な労働環境が招く医師不足

リアル〝医者の不養生〟で医療現場が疲弊している
「医師の働き方改革」は医師を守れるか
医師の働き方改革のカギ? 宿日直許可による〝働かせ方改革〟
やらなくていい仕事はしない ── タスクシフティング
「医師免許を取っても医者にならない?」── 医師の生き方改革

3.医療AIの進化で医師がいらなくなる⁉

現場で着実に進む「AI医療機器」の導入
医師は〝人より優れたAI〟に取って代わられるのか
医療AI時代、医師には何ができるのか

第3章 病気になりにくくなる日 ── 予防医療

病気は治す時代から、防ぐ時代へ

1.予防医療の現在位置

予防医療の重要性 ── 超高齢時代のQOLを維持
予防医療を増やせば、医療費を減らせるか?
医療先進国・日本、〝予防〟では後進国⁉
予防医療における3つの「段階的」カテゴリー
「特定の病気の発症を防ぐ」一次予防のアプローチ

2.予防医療のこれから

「ゲノム医療・ゲノム編集」は究極の予防医療?
老化は治療可能な病気!? ならば「抗老化成分」に期待

第4章 患者がもっと健康と向き合う日 ── 試される患者力

自分の健康は自分でマネジメントする

1.健康は自分で守る ── 今、求められる「患者力」

病気の予防は「患者が主役」で
まだ病気ではない「未病」に目を向ける

2.デジタルヘルスで健康をセルフケアする

ウェアラブルデバイスでフルタイム健康管理・病気予防を
開発が進むスマートウォッチでの「刺さない血糖値測定」
ウェアラブルデバイスは、「レコーディングヘルスケア」
治療用アプリで「患者自ら、自宅で治療」が実現する
自分の医療情報にアクセスできる時代に ── PHR
P HR普及のポイン トは「公&民の連携」にあり
健康情報というプライバシーをどう守るか
健康がインセンティブになるサービスを活用する

第5章 終末期ケアの現在とこれから

「多死時代」を迎える医療の課題

1.「多死時代」、人はどこで、何が原因で亡くなるか

人生120年時代。それでも死からは逃れられない
「最期は病院」が当たり前だった日本
自宅死を阻んできた「在宅医療のハード ル」
「介護施設」という新たな〝死亡場所〟
「老衰による死」が増えている理由

2.終末期ケア、これからの在り方

終末期ケアと緩和ケアはどう違うか
「自分が望む最期」を話し合う「人生会議」
「患者が自分で死を選ぶ権利」の課題

おわりに





著者

石川雅俊(いしかわ・まさとし)
医師・博士(医療福祉経営学)・修士(公衆衛生学)
日本維新の会 衆議院東京都4区 支部長

1979年静岡県湖西市生まれ。2005 年筑波大学医学専門学群卒業。卒後臨床研修を経て、KPMG ヘルスケアジャパン株式会社に参画、2012年マネジャー。2014 年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授、厚生労働省医政局総務課課長補佐、ハーバード大学武見フェロー、まめクリニックグループ(夜間土日診療10拠点)代表、神奈川県顧問等を経て現職。複数のスタートアップの顧問、東京医療保健大学特任教授等を兼務。ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士。

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