創刊から１００年余、日本経済の発展を見つめ続けてきたビジネス雑誌。定期購読者のみが手にする深く切れ味鋭い情報を電子版で特別公開

第一特集は「「暗号資産　バブルの真実　新”錬金術”の手口」です。暗号資産ビットコインの時価総額が340兆円を超え、空前のバブルに沸いています。米トランプ政権はビットコイン超大国を目指し、日本でも暗号資産を金融商品取引法の対象とする議論が本格化すると見られています。だが熱狂の裏で、暗号資産を駆使した新たな「錬金術」に手を染める者たちが現れています。実態の伴わない財務戦略や自社トークンの価格操作疑惑。規制の網の目をくぐり、一般投資家をリスクにさらしながら巨額の利益を狙う、その手口を暴き出しました。

第二特集は「スタートアップ最前線」政府が「スタートアップ育成5か年計画」を策定して3年。スタートアップへの投資額を2027年度に10兆円規模に引き上げ、将来的に100社のユニコーンを創出するとし、残る2年を「勝負の分かれ目」と位置付けています。ところが足元では、市場の期待を集めていた企業の不祥事が相次いでいます。最前線の舞台裏で繰り広げられていた不正行為を徹底取材で明らかにしました。

第三特集は「ダブル合格者に選ばれる大学」。二つの大学に受かった「ダブル（W）合格者」は、最終的にどちらに進学するのか。最難関私立大学群「早慶」の勝負では、早稲田大学が慶應義塾大学をついにひっくり返した。関西の難関私立大学群「関関同立」の勝負では、関西大学がついに関西学院大学に逆転勝利しました。各大学群内の勝敗、さらには各大学群の間にある壁がどうなっているかを徹底検証しました。

第四特集は「高市政権発足！第２弾　国際秩序と米経済の地雷」。高市新政権を待ち受けるのは国内問題だけにとどまりません。グローバル化が限界まで進んだ今日の世界おいて、不透明な国家間のパワーバランスの中で、国益を維持していくことは至難の業です。日本経済は、密接な結び付きがある米国経済の強い影響下にあります。それらに潜むさまざまな「地雷」を見極める必要があります

【特集1】
暗号資産　バブルの真実
新“錬金術”の手口

株価100倍！　「ビットコインを大量保有する会社」に投資家熱狂　株価高騰の裏で空売り、ハゲタカファンドが巨額利益
メタプラネット株下落の裏で100億円を荒稼ぎ　「謎の錬金術師」エボファンドの正体
ビットコインで爆騰したメタプラネットによる有利発行のカラクリ　ストックオプションでトランプ氏次男に10億円超の利益供与！？
暗号資産の価格操作で売り上げ計上か　スタンダード上場クシム内紛で判明した“空箱化”の手口
取引所は詐欺集団に買われ自主規制団体JVCEAのけん制機能にも疑念　ガバナンス不全と政界ロビー活動が生んだ業界の「闇」
interview　暗号資産バブルに警鐘「実需の正体は反社会性」　金商法移管に異議あり！　岩下直行●京都大学公共政策大学院教授

【特集2】
スタートアップ最前線

Case1 オルツ：巧妙な“資金循環取引”で監査法人や東証を欺いた手口　元社長ら逮捕、不正会計の危険なシグナル
Case2 ジーニー：根拠なく整理解雇をちらつかせて社員に圧力　“グレー”な退職勧奨に社長「事実なら謝罪したい」

【特集3】
ダブル合格者に選ばれる大学

【特集4】
高市政権発足！　第2弾　国際秩序と米経済の地雷

【News　Close-Up】
日野・三菱ふそう統合　トヨタとダイムラーが水面下で主導権争い　船出を目前に控えたトラック連合　関係各社の思惑とは？
三菱UFJがデジタルバンクでふくおかFG系「みんなの銀行」の基幹システムを採用した訳　【インタビュー】みんなの銀行 頭取●永吉健一

「数字は語る」
4.5%
米国の個人消費がコロナ前の長期トレンド水準を上回る率
長井滋人

「WSJ発」
【寄稿】米地方選での民主党勝利が意味すること
トランプ関税、まぎれもない巨大な歳入源

「Diamond マーケットラボ」
日銀利上げ「26年1月」が本命　12月説より分がある三つの理由
上野泰也／マーケットコンシェルジュ代表
中国“悲観論”の裏で加速する輸出・産業構造の「高度化」
長井滋人／オックスフォード・エコノミクス在日代表

「黒田東彦　世界と経済の読み解き方」
「大統領制と議院内閣制」を考える　大統領と首相の違いはどんな影響をもたらすか

「エネルギー動乱」
洋上風力「撤退ドミノ」危機　その裏に制度硬直の罠　欧州事例に見る“4つの復活のカギ”

「The Legend INTERVIEW 不朽」
東映を創った大川博、鉄道官僚から映画業界へ「3つの転機」

【連載・コラム】
池上彰と増田ユリヤの世界最前線
深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう！
井手ゆきえ／カラダご医見番
週末読書
後藤謙次／永田町ライヴ！
Editor’s Note
牧野 洋／KEYWORDで世界を読む

※記事中の人名・役職名は取材時のものです