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林檎の力

なぜチェルノブイリではアップルペクチンを子供たちに投与しているのか

  • 紙版

林檎の力

なぜチェルノブイリではアップルペクチンを子供たちに投与しているのか

書籍情報

  • 紙版
  • 田澤賢次 著
  • 定価:1430円(本体1300円+税10%)
  • 発行年月:2012年02月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:192
  • ISBN:978-4-478-02045-6

内容紹介

チェルノブイリでの四半世紀に亘る研究が報告された。整腸作用や腐敗菌抑制作用が知られていたリンゴに、放射性物質であるセシウムを排出する効果が期待できるというのだ。昔からリンゴはミネラルなどを排出するので子供には多量に食べさせるなと言われていたが、その応用だ。今、リンゴの力に期待が寄せられている。

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目次

プロローグ●りんごを毎日食べてください

ベラルーシで書かれた論文
食べ物が放射能をよける傘に
放射能を正しく怖がるということ
商品化しているペクチンとの付き合い方
日本で生きていく子どもたちのために

第1章 りんごとチェルノブイリの子どもたち

希望の光
摂ると減り、止めると増える被ばく量
治験の背景
レベル7の原発事故
ネステレンコ博士と民間研究所の役割
来日した副所長
汚染地区の健康被害
実感との違い
体外被ばくより怖い体内被ばく
子どもたちほど被害が大きい
セシウムはカリウムに似ている
やっかいなセシウム137
心臓と放射性物質
逮捕されたバンダジェフスキー博士
半減期は半分に短縮
ビタペクトの中身
様々な批判
ライフスタイルを変えるということ
りんごを食べることを習慣に

第2章 アップルペクチンの素顔

ペクチンは食物繊維
ペクチン含有量トップの品種
ペクチンの構造から分かること
認められていた金属排出効果
ペクチンからアップルペクチンへ
日本で分かっていた効果
皮膚を保護する材料を探して
皮膚は弱酸性
ガン抑制研究に着手
オレンジとアップルを比較
PGEの数値は4分の1に
減っていたβグルクロニダーゼ
快便ラットのウンチは黄金色
O-157にも負けない
活性酸素との関係
マイナス電子の作用
肝臓への転移を抑える
肝転移の実験
抗ガン剤の副作用を防ぐ
分子量が小さいほうが働きもの
生より煮たりんご
上流から環境を整えるということ

第3章 りんごの力を科学する

1日1個で医者いらず
モーロのりんご2日療法
日本人とりんご
丸かじりしていますか
果皮だけでレタス1個分
抗酸化作用と皮付きりんご
りんご農家に高血圧症が少ない
大流行したダイエット
満腹感と整腸作用で肥満防止
血糖値の上昇がゆるやかに
コレステロールを下げる働き
ポリフェノール成分の効用
りんごにもあるカテキンの働き
フラボノイドもたっぷり

第4章 からだが求める食物繊維

第6の栄養素
快便と便秘の分かれ道
腸内は細菌の花畑
善玉菌と腐敗菌の勢力図
腸内のスカベンジャー
総コレステロール量を抑制する
食物繊維ならみな同じ?
果物に多い水溶性食物繊維
不溶性食物繊維
水溶性と不溶性の違い
手術後の病人には食物繊維
1日の摂取量は20〜25グラムを

第5章 ガンをよせつけない免疫力

ガンと食物繊維
胃ガン型から大腸ガン型へ
ガンは毎日生まれている
肉食が多いと起こる腸肝循環
油と脂の問題
大腸ガンと高タンパク・高脂肪
動物性高タンパク・高脂肪は悪玉菌の好物
抗ガン剤より食物繊維に期待
食品に含まれるガン抑制成分
ガン発症を抑制するフラボノイドの働き
積極的に摂取したい抗酸化食品
キムチを取り入れ損なったアメリカ人
自然治癒率を高める食生活

エピローグ●お腹には太陽が宿る

腸は働きたがっている
食べ物が健康の決め手


参考資料




著者

田澤賢次(たざわ・けんじ)
富山医科薬科大学名誉教授(現富山大学)。1940年、青森県生まれ。70年新潟大学大学院医学研究科修了(医学博士)。86年富山医科薬科大学医学部第二外科学助教授に。文部省在外研究員として米国・クリーブランドクリニックへ留学を経て、95年富山医科薬科大学医学部教授に就任。富山医科薬科大学評議員や富山医科薬科大学医学部看護学科長、副医学部長を歴任し、05年退官、名誉教授となる。78年より日本消化器外科学会評議員(現在、特別会員)、83年より日本大腸肛門病学会評議員(現在、特別会員)、95年より日本癌学会評議員(現在、特別会員)のほか、96年より日本バイオテラピィ学会理事(現在、特別会員)、03年より日本アーユルヴェーダ学会理事長などの要職を務める。主な研究領域は、大腸癌発生予防のメカニズム、癌手術後の肝転移発生と予防、活性酸素と抗酸化食品及び抗酸化水である。
著作には、『臨床における癌転移の分析-肝転移』『新しい癌免疫化学療法の指診-QOLを重視した癌薬物療法-副作用対策としての免疫療法』(共に医薬ジャーナル社)、『胃癌-動物の自然発生胃癌:マストミスの飼育、繁殖と胃腫瘍の病理』(講談社・バイオメデカルシリーズ)、『癌転移の診断と治療-微小転移巣をターゲットとする免疫療法の研究』(メジカルビュー社)、『皮膚保護剤とストーマスキンケア基礎と臨床のすべて』(金原出版)、『空気マイナスイオンの科学と応用—マイナスイオンと活性酸素』(イオン情報センター)など多数ある。

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