• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ものづくりは、演歌だ。 MADE IN JAPAN

義理と人情の“ものづくり”で世界一を目指す男

  • 紙版

ものづくりは、演歌だ。 MADE IN JAPAN

義理と人情の“ものづくり”で世界一を目指す男

書籍情報

  • 紙版
  • 包行均 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2013年01月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:224
  • ISBN:978-4-478-02367-9

内容紹介

全営業マンが、ビデオで顧客の“ボヤキ”(ニーズ)を徹底収集。それを幹部社員がつぶさに分析、新商品の開発に生かしきる。度肝を抜くユニークなネーミングでマスコミを引き付け、国内外で急成長を続ける破天荒な農機具メーカー経営者が記した“ものづくり”の極意。義理と人情の“ものづくり”が世界を唸らせる!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 経営と商品開発力 お客様の“ボヤキ”をデザインする

“演歌の心”こそ、ものづくりの原点
  世界中のお客様から“ものづくりは演歌だ”と言われたい

ものづくりは、“山あり谷あり”の人生
  お客様への愛、お客様との燃え上がる関係が、ものづくりには欠かせない

カラオケではない“流し”の心
  リクエストに応え、心を込めて歌う“流し”の心を忘れてはいけない

ものづくりは、カンツォーネだ!
  演歌や義理と人情など外国で通用するわけがない? そんなことあるもんか!

涙かれても、夢よ枯れるな!
  1人だけでは人生は思うようにならない。しかし、組織だと夢は貫き通せる

お客様の「できないだろうな」に立ち向かう
  お客様は別れる間際に最高のネタをつぶやくことがある。それを聞き逃すな!

お客様のボヤキをデザインするのが仕事
  お客様の要望以上の「あっ」と驚かせるものを開発しなければ勝負にならない

お客様のボヤキを代弁して、ネーミングする
  自分の頭のなかで勝手に考えて、都合よくネーミングしたら失敗する

聞こえてくる声の10倍は不満をもっている
  営業はお客様のナマの声を引き出せ。ボヤキを勝手にアレンジしてはいけない

お客様のボヤキを営業がビデオで収集
  ビデオカメラ作戦でいくぞ! お客様のナマのボヤキを動画で収集するんだ

ビデオを見て、目からウロコが落ちた
  動画によるお客様のナマの感情から、不満の意味をリアルにつかみ取れ!

“振り向かないで”をつくれ!
  お客様のボヤキを表面的にとらえて解釈すると大間違いを犯す

「自分が世界一」。その精神がお客様を動かす
  自分たちの商品を使ってくれるお客様の顔をしっかりと見て、ものをつくれ!

第2章 顧客満足とコミュニケーション力 心をつかむ、ネーミングの極意

朝のヒゲソリ中のヒラメキから始まった
  四六時中考えろ! そうすると何かの拍子にパッとアイデアがひらめく

「曲げたらどうか!」 えっ、そんな手があったか
  今までのパターンではできない。でも新しい技術にチャレンジすれば、必ずできる!

140万円だと? 200万円でもってこい!
  どうして安いことにこだわるのか。高いから売れる市場もあることを忘れるな!

これゴーカート? 開発もユーザーもレーサー気分
  商品に自信がなければ「何だ、これは!」と人をビックリさせることはできない

愛がないと、ネーミングはできない
  愛される商品にしたければ、思いっきり愛を込めてネーミングせよ!

トップは「よし、これで行け」と言うべし
  社長が「これだ!」と言えなくて、商品が売れるわけがない

「ズバッ」と、ひと言で商品そのものを表す
  強烈に印象に残せ。過激さを徹底させろ。ただし女性に嫌われてはいけない

親父ギャグがピッタリハマることもある
  駄洒落でも正々堂々とやり通す。一貫して言い通すと評価されるものだ

ピンクレディだと? 馬鹿にしているのか!
  「ふざけている」と思われてもビビるな。開発の背景と意図を語り尽くせ!

ネーミングで肩透かしを食わせる
  大きな相手とまともに四つを組んでも押しつぶされるだけ。勢いをそらせろ

ひらり、と乗って、ひらり、と降りる
  連続ドラマ、元大統領夫人……ネーミングのヒントは身のまわりにいくらでもある

機能をネーミングすると『ナ・ガ・ラ』になった
常識では機能でネーミングすることはない。それでもネーミングしてしまう!

「お前さんが清かい? 男前だねェ!」
  これまでつくってこなかった商品でも、お客様が望むなら、こだわり抜いて挑戦する

世界初の林業用草刈機のネーミングは?
  新しい市場への進出。世界初の商品。そのネーミングには責任が伴う

「一度でいいから海外旅行に行かせておくれよ」
  おばちゃんにそう頼まれて心に火が点かないわけがない。やってやろうじゃないか!

何とかなる、と思えば何とか道は拓ける
  「どうして売れないんだ」の厳しい追及。必ず販売ルートはあるはずだ。突破しろ!

『やまびこ』だから、命が助かった!
  商品の事故をテレビ番組が取り上げる? なぜ出ないんだ。出演しろ!

思いやりを込めて『おでかけですカー』
  隣近所で気軽に声を掛け合った昔の“よい日本”を商品で取り戻せ!

ダンプを逆さ読みした『プンダ』の回転技
  遊び心がないといいアイデアも浮かばない。「遊ばざる者、働くべからず」だ!

優れた機能にもネーミングしてしまえ
  ネーミングで、機能に対するお客様への強力な意識づけの工夫をすべし

おふくろさんをイメージさせる運搬車
  とても安全で安心、包容力がある。これをずばり、ネーミングする

タフなイメージをブッシュ大統領に求めて
  米国大統領の名前を使えるかどうか。ネーミングは勇気と度胸を貫け!

滑りがよい“素直さ”を表現した『砂男』
  作業に符号させ、ユーモアをからませる、これぞネーミングの極意

第3章 デザインと提案力 営業は「売り込み」に行ってはならない!

コンピュータ占いでようやく決めた社名
  社名変更で議論噴出。ブランドとして輝きを増し続ける社名を選ぶ

「部品がこないぞ」…クレームの山で決断
  人材不足による生産管理体制の未整備。中小企業が大企業の助けを得られるか?

「出向者を出してほしい」に、三菱が天を仰いで驚く
  九州の中小企業がまったく関係ない大企業にアポなしで出かけて援助を申し込んだら……

新商品開発は、トップが号令を出す
  「こんなもの売れるわけがない」「売れないとどうするのか」と言われたとき

どんな商品でも「世界初」「業界初」にこだわる
  他社と同じような商品は絶対につくらない。まず、そう言い切ってみろ!

「まさおは元気でやっているよ」に、涙する
  デザイン、ネーミング、ブランド。この3点セットに全力で取り組め!

ゴーカートでなくて、何の商品だ?
  既存のどの商品にも見られないユニークなデザインで変革を起こせ!

お客様が「安心だ」と言うから安全なのだ
  経営者なら「お客様がびっくりするものをつくれ」と、社員に一度でも言ってみろ!

マスコミへの広報活動が営業の第一番の仕事
  「これはおもしろい!」とテレビ局が飛びついてくるだけのネタを提供しろ

クルマが空を飛ぶ、お客様が「あっ」と驚く表紙
  自社のカタログに城や回転寿司の写真を載せられるか。とにかくワクをはみ出せ!

営業は「売り込み」に行ってはいけない!
  断られ、値引きされる営業は必要ない。ビデオ営業、広報営業、提案営業に専念しろ

営業の数字だけ追求してもしようがない
  数字ではなく、お客様のニーズをとことん深掘りしろ!

ホウレンソウは最高のコミュニケーション
  お客様の満足を得るための基本は、正しい報告・連絡・相談を実行すること

「プロムナードコンサート」といっても音楽会ではない
  新商品発表会や展示会という名では魅力がない。とにかく、楽しく言いかえよう

「今日は高いよ」って言ってみたらどうか
  他社と比較されるようなものはつくるな。自社だけのダントツのものをつくれ!

売上げと利益とシェア、このトリオのバランス
  3つのどれを優先させるかではない。3つを仲良くコントロールしろ!

“デザインの森”でどんな木を育てるか
  普通の中小企業ではとてもできそうもないところで、思い切って勝負をかけろ!

第4章 国際化とマーケティング力 「義理」と「人情」を、世界100ヵ国にとどける

決断の速い海外の情熱家と、手を組む
  パートナーには若々しくて行動力のあるオーナー経営者を選べ

遊び心で、自分が行きたい国へ行く
  いくら品質がよくてもサイズが合わなければタダでも買ってもらえない

「リスク、リスク」と、心配し過ぎじゃないか
  中小企業が成長して大企業になる必要はない。超一流のグローバル中小企業をめざせ!

ロバやラクダが競争相手の国もある
  情報収集もままならず手さぐり状態でも世界のあらゆる国々を歩き尽くせ!

オランダ人に義理と人情で負けた?
  義理と人情が古臭いだって! そんなことを言うのは演歌の心を忘れた日本人だけだ!

第5章 人材と発想力 遊ばざる者、働くべからず

「変わっている」と思われるくらいでちょうどいい
人を規制する常識に左右されるな。人がやらないことをやるおもしろさに気づけ!

直観と見識を通じて本質をつかむ
統計やデータに惑わされるな。自らの直観と見識を信じて判断に役立てよ!

プレゼントはマーケティング力につながる
相手のことを深く考えているのだったら、まず人を心地よく楽しませよ!

自分はいつだって「運がいい」と思い込め
運が悪いだって? 運がいいに決まっている。そう思えば道は自然に開ける

ウェルカム! 入社式は「デビューコンサート」
海外勤務もないような企業の将来は危うい。世界を股にかける企業を選べ!

「ものづくりの〇〇です」と宣言してみよう
自分を10字で表現してみよう。「これ1本で勝負」というパワフルな気概をもて!

人生を楽しめば、仕事は後からついてくる
「働かざる者、遊ぶべからず」はもう古い。「遊ばざる者、働くべからず」でいくべし!

キャニコム放映・掲載メディア一覧表





著者

包行均(かねゆき・ひとし)
筑水キャニコム代表取締役会長CEO。
1949年(昭和24年)福岡県田主丸町(現・久留米市)生まれ。72年第一経済大学(現・日本経済大学)経済学部卒業、近藤鉄工入社。73年筑水農機(現・筑水キャニコム)入社。営業本部長を経て、91年社長、2012年から現職。
顧客が抱える悩み(ボヤキ)に真正面から向き合い、義理と人情の心で“ボヤキ”に応える、その「独創的ものづくり」は他の追随を許さない。「ものづくりは、演歌だ」を旗印に、2015年、世界100カ国に販路を拡大すべく、世界各地を飛び回る。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • honto で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加