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やりなおす戦後史

  • 紙版

やりなおす戦後史

書籍情報

  • 紙版
  • 蔭山克秀 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2015年07月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:312
  • ISBN:978-4-478-06565-5

内容紹介

日本はこうしてつくられた! 代ゼミ人気№1講師が教える、マンガのようにすらすら「通史」で読める戦後史再入門。GHQ政策、安全保障、米軍基地、領土問題、原子力ムラ、憲法改正、集団的自衛権…。今の日本が抱える問題の根源を戦後70年から学ぶ! ストーリーを読むだけで、今の日本の「なぜ?」がよくわかる!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

1945年、敗戦。

[占領下]1945〜1952

第1章 今の日本をつくった米軍占領下のシナリオ

GHQ政策/東京裁判/GSとG2/吉田茂外交/ドッジ・ライン/日米安保条約

GHQ最高司令官マッカーサー来日
GHQはなぜ日本を「民主化」しようとしたのか?
日本民主化計画の裏の理由
戦争を生み出すものの排除
敗戦国としての受難
世界恐慌レベルの生活へ逆戻り
巨大スポンサーの解体
小作農から自作農へ
資本家を弱体化せよ
わずか9日間で作られた!?
神から人間へ
日本人を改造する四つの指令
プレスコードと検閲
それでもたくましく生きる庶民たちの暮らし
GHQの内部分裂
なぜGHQは社会党を歓迎したのか?
戦後番長・吉田茂の対米追従路線
日本を復興させるための救済資金
傾斜生産方式と禁じ手による産業回復
「1ドル=360円」となったドッジ・ライン
マッカーサーのご乱心とGHQの方向転換
ついに念願の独立!
夜中にこっそり結ばれた運命の日米安保条約
その後の日本を決定づけた安保条約の大きな代償

[50年代]1953〜1960

第2章 協調か独立か?日本の行く末をめぐる攻防戦

神武景気/なべ底不況/55年体制/日ソ共同宣言/新安保条約/安保闘争

「朝鮮特需」で息を吹き返す旧財閥
稼いだドルで民間企業が設備投資
もはや戦後ではない空前の「神武景気」
ドル不足から「なべ底不況」へ
バカヤロー解散と鳩山一郎の復活
色めき立つ社会党と自由民主党の誕生
改憲をめぐる攻防でつくられた「55年体制」
シベリア抑留の日本人捕虜を救え!
自国の防衛軍「自衛隊」の誕生
対等な日米関係を求めて
日本中が揺れた、強行採決をめぐる安保闘争
対米追従か自主独立か?

[60年代]1961〜1972

第3章 高度経済成長と荒れ狂う学生運動

所得倍増計画/岩戸景気/いざなぎ景気/沖縄返還/公害対策/全共闘運動

経済の国へ
先進国への仲間入り
「消費は美徳である」
世界中に日本の復活を見せつけろ
夢の祭典後の反動不況と取り付け騒ぎ
日本経済を押し上げた驚異の成長期
佐藤栄作
後回しにされた戦後処理
悲願の沖縄返還と、その裏の黒い密約
戦後賠償も解決された!?
高度経済成長の不都合な真実
革新首長たちの地方自治改革
団塊世代が主役の「若者たちの戦い」
学生運動から生まれた「新左翼」という過激派
赤軍派が起こした凄惨事件

[70年代]1973〜1979

第4章 経済大国を裏で操るカネと権力の政争ドラマ

ニクソン・ショック/石油危機/三角大福政争/日本列島改造論/日中国交正常化

聞こえ始めた「破滅の音」
アメリカがギブアップ宣言
ついに戦後初のマイナス成長
産業構造の大転換と衰退する町
汚職・密約が飛び交う「三角大福」ドロドロ政争
壮大なスケールと行動力で実現させた日本列島改造論
日中国交正常化と戦後賠償請求の放棄
金権政治の金脈と人脈
クリーンな政治は嫌われる!?
国民不在の密約政争
派閥と確執の権力ドラマ
それぞれの「戦争」の終わり
アメリカの動揺と政争の時代

[80年代]1980〜1989

第5章 カネで世界を買い占める昭和バブル狂騒

日米貿易摩擦/プラザ合意/バブル経済/ノンバンクと住専/靖国参拝/昭和の終焉

第二次石油危機を乗り越えた「軽薄短小シフト」
アメリカの苛立ちが止まらない
苦しむアメリカによる円高誘導
空前絶後のバブル経済の幕開け
地価高騰に群がる金融ヤクザたち
土地を買いあさる「地上げ屋」
身の丈を超えた、派手で浮かれたバブルライフ
完全売り手市場の就職活動
ゴッホもピカソもルノワールも買いまくれ!
日本の地価は「アメリカ三個分」の異常事態
バブル崩壊の傷を深めた「ノンバンクと住専」
誰も首相になるとは思っていなかった男
戦火を生き抜いた中曽根康弘の靖国へのこだわり
原発とカネの黒いつながり
言語明瞭、意味不明の山師
スキャンダルにワキが甘すぎた政治家
派閥の長老たちに抑え込まれた不運な若き首相
世界の大きな転換と日本の行く末

[90年代]1990〜2000

第6章 崩れ落ちるバブル経済と新時代への政界大再編

バブル崩壊/金融機関の破綻/整理回収機構/政界再編と新党ブーム/村山談話

バブル崩壊の序曲
音を立てて崩れ落ちる金融機関
次に潰れるのはどの銀行だ?
国家権力を背負った取り立てヤクザ
新しい時代の枠組みへ
小沢一郎のクーデターで潰された首相
55年体制の崩壊とオールスター内閣の誕生
死に体の連立政権悲劇の首相
ついに自民党と社会党が手を組んだ!
戦後50年の公式謝罪
タイミングを間違えた緊縮財政
積極財政に転じて日本の借金をさらに増やす
身内からも批判続出の失言王
「失われた10年」と変革の不完全燃焼

[2000年代]2001〜現在

第7章 塗り変わる世界勢力図と揺れ動く日本

小泉劇場/北朝鮮拉致問題/消えた年金/領土問題/原子力ムラ/集団的自衛権

世界中を激震させた「世界同時多発テロ」
暴走するアメリカと巻き込まれる日本
アメリカは本当に「世界の警察」か?
救世主か破壊者か?
国民がくぎ付けになった小泉劇場
果たして対米追従路線は正しかったのか?
拉致被害者五人を永住帰国へ
新時代の株式争奪戦
「美しい国、日本」
次々出てくる社会保険庁の不祥事
クールすぎるエリートの悲劇
シナリオ通りにいかなかったアキバのカリスマ
世界経済を混乱に陥れたリーマン・ショック
アメリカ頼みが露呈した日本経済のもろさ
「1ドル=75円」の超円高へ
夢に終わったユニーク政策
新しい日米関係を求めて
なぜ普天間基地は移設できなかったのか?
ピークを過ぎて首相になった男の悲劇
どじょう内閣の迷走
なぜ民主党政権はうまくいかなかったのか?
日本中を一変させた東日本大震災
フクシマで明らかになる原子力ムラの正体
なぜこの時期に領土問題が起きたのか?
完全リニューアルした第二次安倍内閣
アベノミクスは何をやろうとしているのか?
自由化は日本にとってプラスか?
集団的自衛権によって日本は戦争できる!?
なぜ今、憲法改正なのか?

おわりに





著者

蔭山克秀(かげやま・かつひで)
代々木ゼミナールで圧倒的な人気を誇る公民科No.1講師。政経だけでなく倫理、現代社会もこなし、3科目すべての講義がサテライン衛星授業として、全国の各代ゼミ校舎に映像配信されている。語り口の軽妙さ、板書の確かさ、内容の面白さとわかりやすさで他の追随を許さず、生徒たちからも「先生の授業だけ別次元」と高い評価を受ける。参考書や問題集の執筆も非常に多く、合計20冊近く刊行されている。代表作は『やりなおす経済史』(ダイヤモンド社)、『人物で読み解くセンター倫理』『蔭山のセンター現代社会』(以上、学研教育出版)、『蔭山克秀の政治経済が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)など。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。愛媛県新居浜市出身。

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