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アメリカ、ロシア、中国、イスラム圏を知ればこの複雑な世界が手に取るようにわかる

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アメリカ、ロシア、中国、イスラム圏を知ればこの複雑な世界が手に取るようにわかる

書籍情報

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  • 惠谷治 著/カワグチニラコ その他
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2015年07月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:248
  • ISBN:978-4-478-06683-6

内容紹介

マンガだから知識0からでも、誰でもわかる。軍事ジャーナリストの著者が、現代世界を考えるときに、これさえ押さえていれば大丈夫という知識を徹底的にお伝えします。ニュースが分かるだけでなく、これからの世界を自分の頭で考えるためにも、必要な一冊。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

0 序章 最低限知っておきたい基礎知識

01 国家とは一体何なのだろうか
02 世界を理解する上で重要な「民族」意識と「国民」意識の違い
03 民族名には自称、他称、蔑称があり注意しなければならない
04 少数民族の「絶対的少数民族」と「少数派民族」の違いとは
05 スペインとポルトガルは15世紀末に地球を2分割していた
06 中近東やアフリカの国境線が直線なのはなぜか
07 歴史的に、国家は徴税と徴兵で成り立ってきた
08 冷戦は「ヤルタ会談」で始まり「マルタ会談」で終わった
09 自由への渇望は「鉄のカーテン」を越えた
10 東西冷戦が終結したのは「スター・ウォーズ」のおかげ
11 マルクス・レーニン主義とは何か
12 冷戦後に世界はどう変わったか
13 冷戦後の問題は大国アメリカvs中国
14 東西冷戦の谷間に生まれたイスラム原理主義(復興運動)
  コラム 1 徴兵制度が消えていき戦争の民営化が進む現代
  コラム 2 世界の王家の中で確認される血統が最も古いのが天皇家

1 アメリカ 超大国の弱体化は世界の問題

01 コロンブスがアメリカを「発見」したというのは誤りである
02 アメリカは、理想社会を夢見たピューリタンの上陸から始まる
03 「自由の女神」がフランスから贈られたのは、アメリカ独立がフランス革命の力になったから
04 アメリカ人気質は西部開拓から生まれた
05 黒人たちは、なぜ奴隷を解放した共和党ではなく民主党を支持するのか
06 移民国家のアメリカになった流れ
07 リベリアは黒人奴隷を故郷に帰すため、アメリカが作った国
08 それぞれの州が独立しているアメリカ合衆国
09 なぜアメリカの日本語訳は「合州国」ではなく「合衆国」なのか
10 ワシントンD.C.とワシントン州は4000㎞以上離れている
11 アメリカ人の5人に4人は、進化論よりも神の創造を信じている
12 普段見馴れている世界地図にだまされてはならない
13 アメリカ外交は、モンロー主義(孤立主義)と国際協調との間を揺れ動く
14 「世界の警察官をやめる」と宣言したオバマ大統領
15 尖閣諸島に中国が介入すれば、本当に安保条約が発動されるのか
16 最大の核兵器を保有するアメリカ大統領が核廃絶を宣言した本当の理由
17 TPPの本当の狙いは中国を封じ込めるため
18 「高額所得者」だけが住む別天地がジョージア州にある
19 アメリカの保険の問題「オバマケア」
20 第2次世界大戦後、アメリカ大統領で戦争に関わっていないのはひとりだけ

2 ロシア 冷戦を知るためにロシアを知る

01 奴隷の語源はロシア人(スラブ民族)からきている
02 スラブ人の世界はロシアから東欧まで広がっている
03 ロシア、ベラルーシ、ウクライナの3国関係を押さえておく
04 ロシアのキリル文字はキリスト教伝道の際にギリシア文字から生まれた
05 ウラジミル大公が4つの宗教から選んだロシア正教
06 ロシア人はモンゴルに支配された時代を「タタールの軛」と呼ぶ
07 モスクワは、ローマ、コンスタンティノープル(第2のローマ)に続く「第3のローマ」になった
08 イワン雷帝に代表されるようにロシアを治めるのは独裁者
09 シベリアを開拓し、領土を広げたのはコサック軍団
10 「モスクワは涙を信じない」という格言に表れている農奴支配
11 日本の鎖国時代、ロシアではカムチャツカに漂着した日本人から情報をとっていた
12 暖かい海を求める南下政策でイギリスと衝突した19世紀
13 全世界に衝撃を与えた日露戦争での日本の勝利
14 レーニンが登場し、史上初の共産主義革命が成功する
15 猜疑心の強いスターリンは少数民族を強制移住させた
16 「血も涙もある独裁者」が大好きなロシア人
17 ソ連を崩壊させた書記長ゴルバチョフ
18 ソ連崩壊直後は、政治マフィアの天下となった
19 共産主義が終わり、ロシア人は現在春を味わっている
20 プーチンの人気が高かったのは天然ガスのおかげ
21 クリミア半島がわかればロシアの近代史がわかる
22 今なお占領状態が続いている北方領土

3 中国 次の大国になれるのか?

01 「中華思想」が現代まで続いているのが中国
02 「冊封体制」により東アジア全域が漢字文化圏となった
03 聖徳太子の冊封体制からの離脱が、幕末からの早い近代化につながった
04 現代にも通用する2500年前の中国の兵法
05 異民族支配が繰り返されたため、中国人は政府を信用しない
06 ユーラシア大陸の大半を支配したモンゴル帝国
07 近世まで中国は台湾の存在を知らなかった
08 ベトナムの文字に見る支配国の移り変わり
09 幕末の日本に強い危機感を与えたアヘン戦争
10 毛沢東が率いる紅軍はなぜ国民党軍より支持されたのか
11 毛沢東の宣伝力が中国共産党を偉大に見せた
12 「ズボンをはかなくてもつくってみせる」と宣言して核兵器を製造
13 国中を破壊し尽くした毛沢東の文化大革命
14 鄧小平の「白猫黒猫論」のおかげで中国経済は発展している
15 毛沢東の中国での評価は「功績7分、誤り3分」
16 中越戦争から見えるべトナム、カンボジア、中国の関係
17 第3次世界大戦の可能性もあった朝鮮戦争
18 中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは1970年代以後
19 今や中国では「軍人」は人気のない職業 
20 日中関係2000年の歴史で関係が悪化しても短期間
21 本音では日本文化、日本人が好きな中国人
22 中国政府は「五独」を恐れる
23 中国経済のバブルが崩壊する日は来るのか
24 台湾の独立はどうなるか

4 イスラム圏 宗教が戦争の直接的な原因ではない

01 イスラム世界でも多宗教が混在している
02 世界最古の一神教はユダヤ教である
03 ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ神を信仰している
04 イスラムの神アッラーのことを知っておく
05 ユダヤ教とイスラム教は「割礼」を重視する
06 女性の権利を世界で最初に認めたのはイスラム教
07 イスラム社会では「モーゼ」も「イエス」も一般的な名前
08 イスラム文化圏を5地域に分けると理解が深まる
09 神の言葉なのでコーランの翻訳は認められていない
10 妻を4人まで認めるのは戦争で増えた寡婦対策のなごり
11 スンニ派では信者は「神と直接対話」し、シーア派には信者と神の間に指導者がいる
12 イスラム社会が発展するカギはコーランの新解釈「イジュティハード」
13 酒、豚肉のタブーを破っても断食するのは、他のムスリムと一体感を感じるため
14 イスラム教徒は「ムーア人」と呼ばれていたが、黒人と混同されていた
15 アラビア文字使用国の多さからイスラム文明の栄華がしのばれる
16 パレスチナ問題の原因となったイギリスの「二枚舌外交」
17 ガザとヨルダン川西岸が現在のパレスチナ領土
18 ユダヤは民族名か信徒名か
19 原理主義理論家がつくり出した「6番目の義務ジハード(聖戦)」が若者の心をとらえた
20 1億7600万人いてもインドではイスラム教徒は少数派
21 インドに対抗して核爆弾を完成させたパキスタンはイスラム社会の代表
22 富裕国サウジアラビアはイスラムの超保守国
23 大統領を辞任に追い込んだソーシャルメディア
  コラム 3 アジアのイスラム少数民族
  コラム 4 アルカイダとISの比較
  コラム 5 まだ続いているFGM(女性性器切除)の悪弊
  コラム 6 「ハラール認証」のハラールとは





著者

惠谷 治(えや おさむ)
1949年、東京生まれの尾道育ち。早稲田大学法学部卒。早大探検部OB。卒業後はアラブ、アフリカなどイスラム圏の戦場や紛争地帯、東西冷戦中は主としてソ連を中心に共産圏を取材する。
民族紛争、軍事情報に精通するジャーナリスト。綿密な取材と、独自の情報源による正確な分析力に定評がある。特に北朝鮮問題に関する分析は、海外のメディアからも注目を集めている。
防衛庁防衛研修所非常勤講師、青山学院大学非常勤講師、早稲田大学アジア研究所客員教授などを歴任。現在、海上保安庁政策アドバイザー、特定失踪者問題調査会常務理事、救う会「拉致の全貌と解決策調査プロジェクト」メンバー、早稲田大学アジア研究所招聘研究員。『西サハラ』『世界危険情報大地図館』『アフガン山岳戦従軍記』『世界テロ戦争』『北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか』など著書多数。


マンガ

カワグチ ニラコ
イラストレーター。実用書のコミックエッセイなども手掛ける。
著書に『あちこち吉祥寺&中央線さんぽ』『イラストでわかる日本の仏さま』
(KADOKAWA)など。

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