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子どもが「学びたくなる」育て方

「話す・探す・やってみる」で生きる力を伸ばす

  • 紙版
  • 電子版

子どもが「学びたくなる」育て方

「話す・探す・やってみる」で生きる力を伸ばす

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 矢萩 邦彦 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2022年10月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:288
  • ISBN:9784478116470

内容紹介

「詰め込まない、追い込まない学び」で、ほぼ全員志望校へ進学。27年間2万人を直接指導した「探究学習」の第一人者が教える、小学校6年間で親が子どもの未来のためにできる最大のこと。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 変わる子どもたちと教育

模範解答がない「新タイプ入試問題」
「生きる力」とは「予測不能な事態」に対応できること
キー・コンピテンシーという指標
生きる力を育む「探究型学習」
27年前から実践してきた「探究型学習」
「探究的な学び」には信頼関係が不可欠
親が「家で」できること

第1章 知る ── 子どもはどのように学ぶのか ──

子どもは「小さな科学者」
主体的でなければ「学び」ではない
探究型学習を「学校」で行う難しさ
探究型学習のゴールは「自己決定力」
小学校6年間の学びが大切である「脳科学的な」理由
子どもは矛盾を受け入れる生き物
矛盾は「探究の種」
小学生で「文系」「理系」は判断しなくていい
6年生から受験を決意しても遅くはない
「やらされる受験勉強」がもたらすマイナスの影響
小学校低学年のうちにやっておいてほしいこと
家の中にも「自然科学」はたくさんある
「探究的な姿勢」は親子関係を良好にする

第2章 対話する ── 子どもは応答がほしい ──

子どもが安心する「会話の空気づくり」3つのポイント
対話で育まれる自己有用感と自己肯定感
子どもにかける言葉、どれが適切?
5分でいいから話しかける ── 親の「発話」の重要性
母語と「接続詞」の大切さ
対話を通して強みをみつける
強みを見つける前に、「それは弱みではない」と伝える
「好き」から学びのガイドを引く
「嫌い」と「好き」の共通点を探る対話
 コラム 教科を抽象的に捉える
「宿題」をどう扱うか?
「小4の壁」と大人が子どもから学べること
「抽象的な対話」が進路を考えるトレーニングになる
「論理的な対話」が思考力型問題の対策になる
「科学的に」言って聞かせる
「死」についての対話で養われる想像力

第3章 探す ── 探究する中学受験 ──

変わる子どもたちと変われない学校
少子化なのに受験者数が過去最多 ── 2022年の中学入試
コロナ禍を経て変化した「学校選び」の基準
中学受験の目的は二極化していく
中学受験「する」「しない」の決め方
 コラム 軌道修正はあたりまえ
中学受験の「プロセス」がもたらす3つのメリット
探究的な学びには「振り返り」がある
受験を考える時に必要な「親のマインドチェンジ」
 コラム 逆算思考とラン活
 コラム 模試の結果は偏差値「だけ」気にしなくていい
学校とは子どもの「居場所」である
「個別に対話」できる機会があるかないか
学校説明会で見るべきポイント
学校選びは「友人関係」を大きく左右する
塾の役割と親の役割
我が家と相性の良い塾の探し方
「体験入塾」で見るべきポイント
 コラム  「トイレのきれいさ」もポイント
良い教材の探し方
まずは興味を持つ「つかみ」が大事

第4章 やってみる ── 入試問題、遊び ──

まずは親が探究的になろう
大人が楽しんで学ぶ姿が子どもの「やる気」を刺激する
「思考力型入試問題」をやってみよう
 ●自分と社会との関わりを考える問題
 ●地球環境を自分事として考える問題
 ●観察して経験を活用する問題
 ●思考の前提を考える問題
 ●目的とルールを考える問題
教養とは「人の気持ちをわかろうとすること」
志望校選びにも「入試問題」が参考になる
進学塾は過去問を6年生の9月まで見せない
過去問を探究する
 コラム 基礎力トレーニングについて
 コラム 過渡期ならではの「入試」の課題
親がはまりやすいタイムマネジメントの罠
日常を探究のほうへ少しだけアップデートする
 コラム 自然とゲームのあいだ
おすすめボードゲーム4選
デジタルとアナログのバランスを取る

第5章 信じる

子どもを信じるということ
教えなくても身につくことがある
「マイナス評価」は確実に自己肯定感を下げる
家庭と学校と塾は「チーム」である
学校が提供するコンテンツが悪いわけではない
公立学校は本当にダメなのか?
「江戸の教育」を再発見する
SNSやインターネットとどう付き合うか
私が知っている「今どきの子ども」の特徴
学ぶことは自分の存在意義を信じること

おわりに





著者

矢萩邦彦(やはぎ・くにひこ)
「知窓学舎」塾長、実践教育ジャーナリスト、多摩大学大学院客員教授、株式会社スタディオアフタモード代表取締役CEO。一児の父。
親の強い希望で中学受験をしたものの学校の価値観と合わず不登校になり、学歴主義の教育に強い疑問を抱えて育つ。1995年、阪神・淡路大震災の翌日に死者数で賭け事をしている同級生を見てショックを受け、教育者の道を歩み始める。大手予備校で中学受験の講師として10年以上勤め、2014年「すべての学習に教養と哲学を」をコンセプトに「探究×受験」を実践する統合型学習塾「知窓学舎」を創設。教師と生徒が対話する授業、詰め込まない・追い込まない学びにこだわり、「探究型学習」の先駆者として20,000人を超える生徒を直接指導してきた。
受験を通して「学ぶ楽しさ」を発見することを目指して子どもが主体的に学ぶ姿勢をとことんサポート。ライブパフォーマンスのように即興で流れを編集するユニークな授業は生徒だけでなく親も魅了する。多くの受験生を志望校進学に導き、保護者からの信頼も厚い。新しい教育を実践しようとする教師・学校からの相談も殺到し、多数の教育現場で出張授業、研修、監修顧問、アドバイザーなどを兼務。生徒たちに偏差値や学歴にとらわれない世界の見方を伝えるため、自身の学歴を非公開としている。
「子どもと社会をつなぐことのできる教育者」を理想として幅広く活動。住まいづくりや旅づくりの研究と監修、シンガーソングライター、カメラマンなどアートの領域から、ロンドンパラリンピック、ソチパラリンピックにジャーナリストとして公式派遣されるなど、一つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究。独自の活動スタイルについて編集工学の提唱者・松岡正剛氏より「アルスコンビネーター」の称号を受ける。「Yahoo!ニュース」個人オーサー・公式コメンテーター。LEGO®
SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター。国家資格キャリアコンサルタント。Learnnet Edge『自由への教養』探究ナビゲーター・カリキュラムマネージャー。常翔学園中学校・高等学校 STEAM特任講師。聖学院中学校・高等学校 学習プログラムデザイナー。文部科学省「マイスター・ハイスクール」伴走支援事業スーパーバイザー。本書が初の単著。

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