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ジャパニーズ・スピリッツの開国力

だから、僕らはグローバル人材をめざす

  • 紙版

ジャパニーズ・スピリッツの開国力

だから、僕らはグローバル人材をめざす

書籍情報

  • 紙版
  • 内田和成:監修/竹井善昭:著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2012年11月
  • 判型/造本:4/6並製
  • 頁数:272
  • ISBN:978-4-478-02305-1

内容紹介

いま、企業も大学も異口同音にするキーワード「グローバル人材」。
しかしまだ、日本ではその本質がきちんと定義されていない。
グローバル人材とはいったい何なのか?
日本人の強みを生かした、世界での戦い方とは−−。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

内田和成(早稲田大学ビジネススクール教授)

はじめに 若者よ、世界で生きる力を持て!

竹井善昭(ソーシャルプランニング代表)

第1章 世界で生きる力って何だ? 〜閉塞感を打ち破り、イノベーションを起こせ

危機感を失った日本人たち
 日本を包む閉塞感世界との間にある、大きな「壁」
   かつての日本を支えた危機意識
   モーレツから、ゆとりへ
   かつての成功にしがみつく世代
   韓国で受けた衝撃
   韓国に敗北した日本
   過去の成功体験を捨てよ

スキルだけじゃ、世界と戦えない!
 グローバル人材に必要なスキルとは?
   グローバル奴隷にはなるな!

 三大スキルの誤解を解く① 〜コミュニケーション力
   相手の理解に不可欠な「教養」
   自国の文化を知る

 三大スキルの誤解を解く② 〜英語力
   TOEIC神話から脱する
   正しい英語は、正しい読解力から
   話の中身を持つ

 三大スキルの誤解を解く③ 〜ロジカルシンキング
   ビジネスにおけるロジックとは?
   人は感情で判断する生き物

 スキルよりも大切な、価値を生み出す力
   価値は常に変化する
   新たな価値を生み出し続けたソニー
   二代目以降の経営者がカギ
   時代の変化を読めなかったプレステ3
   企業文化が変質した?

危機こそ、イノベーションのチャンス
 国難のときに、優れた人材、企業が生まれる
   アジア通貨危機
   明治維新
   関東大震災
   第二次世界大戦の敗戦
   オイルショック
   バブル崩壊
   東日本大震災

 社会的ニーズをつかみ、「新たな価値」を生み出すには?
   問題の本質をつかむ
   ソリューションを考え、社会に伝える

 グローバル時代を生きる力
   どこにいても価値は生み出せる

第2章 世界に通用する価値って何だ? 〜優れたコンセプトが、優れたビジネスを生む

世界で通用する価値
 「バリュー」と「ビジネス」の関係
   10年で変貌を遂げた携帯電話の価値
   ユーザーが求めたパソコンとの親和性

日本に問われる新たな価値を生み出す力
 失われた20年を取り戻せ
   新たな価値が、新たなビジネスを生む
   新たな価値は、新たな市場も生む
   アイデア次第で、新たな顧客も生む

新たな価値に不可欠な「コンセプト」の力
 コンセプトとは何か?
   Wiiとプレステ3の大きな違い
   優れたコンセプト・メーカーだったS・ジョブズ

 優れたコンセプトは、「文化」から生まれる
   メディアを大衆に開放した意味
   ジョブズが持っていた文化とは?
   文化の違いで得意技が変わる
   新たなコンセプトを生み出せるか?

第3章 日本企業の開国力は? 〜コンセプトを具現化する四つの力

いまこそ「第二の開国」のとき
 日本が成長し続けなければならないワケ
   成長しないことが閉塞感を生む
   日本は都市型生活を捨てられない
   保護は依存を生み、開放は希望を生む

 開国力とは何か?
   日本に必要な二種類の人材
   グローバル・コンテンツを持てるか?
   世界に日本の価値を伝える

開国に必要な四つの力
 世界に通用するコンセプトを具現化する
   マーケティング力とは?
   開発力とは?
   マネジメント力とは?
   コラボレーション力とは?

日本の強みで世界に挑戦する企業たち
 マーケティング力+開発力で戦う
   日本で進化を遂げたコンビニ
   徹底したマーケティング戦略

 開発力+コラボレーション力で戦う
   若い人には知られていない? 医療用医薬品メーカー
   リーディング・カンパニーをめざせ
   「買収」と「アライアンス」の違い
   圧倒的覇者がいないからこそチャンスあり
   成長分野のバイオ医薬品を求めたロシュ
   世界のネットワークを手に入れた中外製薬

第4章 開国力のある人材とは? 〜自分自身のオリジナリティが問われるとき

オリジナリティを探せ
 世界に共通する意味を見い出し、それを伝える
   世界の人を魅了した「イマジン」というコンセプト

 まずは自分のオリジナリティを理解する
   世間との「関係性」を重視する日本人
   古くから日本にある「関係性の経済学」
   モノづくりにも活かされてきた「親切さ」
   「親切さ」は死生観まで変える

ビジネスとコンセプトの関係
 まずは「本業」を知ること
   ユニクロの本業とは何か?
   「デジタル情報革命」というソフトバンクのコンセプト
   「国益を守る」を貫いてきた三井物産
   「カタチのないものに価値を生み出す」電通

コンセプト・メイキングとルール・メイキング
 世界で戦うために必要な「ルール・メイキング」
   「モノづくり」から「仕組みづくり」へ
   いかに有利なルールをつくれるか
   世界が納得する正義のコンセプトを示す 
   ルールづくりで負けてきた日本

ジャパニーズ・スピリッツの開国力
 スピリッツの違いが、オリジナリティを生む
   昔から受け継がれてきた価値観
   日本人独特の「共同体への献身」
   日本経済復活のカギ
   世界の広さは、自分次第で変わる

付録 企業×学生ホンネ座談会 〜日本企業のグローバル化と世界で戦える人材とは?

おわりに

参考文献





監修者

内田和成(うちだ・かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒業。慶應ビジネススクール修了(MBA)。日本航空、ボストンコンサルティンググループ(BCG)を経て、2006年4月より現職。2000年6月より2004年12月まで、BCGの日本代表を務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心にマーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略の策定、実行支援を数多く経験。2006年度には、世界の有力コンサルタント、トップ25人に選出。著書に『プロの知的生産術』(PHP研究所)、『論点思考 BCG流問題設定の技術』(東洋経済新報社)、『異業種競争戦略 ビジネスモデルの破壊と創造』(日本経済新聞出版社)ほか多数。


著者紹介

竹井善昭(たけい・よしあき)
ソーシャルプランニング代表/マーケティング・プランナー
1957年和歌山県生まれ。20代の頃からマーケティング・プランナーとして、商品やサービスの開発、プロモートのみならず、企業の競争戦略やブランディングといった分野で活躍。エンタメからビジネスまで幅広いテーマ、企業案件に従事する。近年、企業の競争戦略、ブランディングにおける重要な要素のひとつに、CSRへの関心が高まり、そうしたニーズを踏まえ、CSRコンサルタントの業務も増えている。著書に『社会貢献でメシを食う。』(ダイヤモンド社)がある。

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