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女性の視点で見直す人材育成

だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる

  • 紙版
  • 電子版

女性の視点で見直す人材育成

だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 中原 淳 著/トーマツ イノベーション 著
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2018年08月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:216
  • ISBN:978-4-478-10290-9

内容紹介

【7400人の徹底リサーチ × 人材開発の研究・理論】「優秀な人材が辞めていく…育たない…」と悩むマネジャー・人事担当者・経営幹部必携!! あなたの育成力を高め、最高のチーム力を引き出す「職場の科学」!

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目次

はじめ なぜいま、「女性の働く」を科学するのか? 中原淳

 「女性のため」だけの本ではありません!/職場の歪みはいつも「マイノリティ」にしわ寄せがいく/「女性の働き方」は職場づくりの「見取り図」になる/なぜ女性活躍推進は「嫌われ者」なのか?/7000人超!世界最大規模の科学的リサーチ/これまでの「働く女性」研究に足りなかったもの/「鏡」を提供できることが科学的アプローチの強み/対話(ダイアローグ)の「土台」をつくる本

調査概要

CHAPTER0 女性活躍推進、何がおかしい? ロールモデル論を超えて

TOPIC 01 女性は「もっと活躍すべき」なのか? データで見る「女性の働く」のいま
 「活躍」は2つの観点で考えられる/「働く女性は増えている」って本当ですか?/M字カーブの昔と今/地域によって「意識」に差がある/「役職あり」の女性は増えている?

TOPIC 02 女性は「ずっと仕事を続けたい」のか? 「仕事への意識」と「就業継続意欲」
 2割近くの女性は「やる気はあるけど職場に不満」/女性は「やりがい」重視、男性は「見返り」重視!?

TOPIC 03 女性が「長く働きたい」と思う理由は? 「ダイバーシティ対応」への試金石としての女性活躍
 忘れてはならない「家計のため」という動機/優秀な人材を確保したいなら、女性を育成すべき/「不幸な離職」をどれだけ減らせるか/多様性の高いチームでも成果は出せる

TOPIC 04 女性の「ロールモデル」は必要なのか? 「女性活躍推進」が陥りやすい神話
 模範となる「完璧な女性」はどこにいるのか?/ロールモデル論でじつはトクする人たち/なぜ女性は「入社2年目」で昇進をあきらめるのか?

TOPIC 05 女性の「育成・学び」に不可欠なものとは? 「職場づくり」と「トランジション」という2つのカギ
 人を育てたいなら、まず職場を育てよう/職場づくりには「3本脚」が不可欠/女性は「引き上げてくれる人がいない」と感じている/つまずくのは「キャリアの移り変わり」のタイミング

CHAPTER1 女性が「職場」に求めるもの スタッフ期

TOPIC 06 女性スタッフが「辞めたい」と思う原因は? 女性目線で見る「不平等」と「長時間労働」
 「女性が働き続けたくなる職場」の3つの特徴/45%の女性が「男性優遇」を実感している/「長時間労働=出世」の慣習がやる気を削ぐ/女性活躍推進のカギは「長時間労働の是正」

TOPIC 07 女性スタッフが「出世」を嫌がる理由とは? 「昇進意欲」を規定する要因
 女性の「昇進なんかしたくない!」の元凶/女性は部下の「キャリア意識」を育てる?/若手女性を「威嚇」してしまう女性上司

TOPIC 08 女性スタッフは「自信」がないのか? 「インポスター症候群」と「背伸びの経験」
 女性は自分の能力を「低く」見積もる/「自信アップ」には「絶妙なストレッチ」が不可欠/経験を「学び」に変えるリフレクション(振り返り)/成長につながる「振り返り」には「So What?」がある

COLUMN 女性スタッフは「こんな上司」を嫌がる

CHAPTER2 女性が「自信」を得る瞬間 リーダー期

TOPIC 09 女性リーダーは「最初」が肝心? 「トランジション」と「リアリティショック」
 リーダー期の成功体験が「その後」を左右する/リーダーへの移行で起きる「リアリティショック」とは?/はじめてのリーダー経験で「つまずく」のはどっち?/「ワクチン&栄養剤」でトランジションを支援

TOPIC 10 女性リーダーは「叱る」のが苦手? 「SBI情報」に基づいた「フィードバック」
 部下に「耳の痛いこと」を伝えるのは大変/フィードバックの5ステップ

TOPIC 11 女性リーダーが「ジレンマ」に弱いのはなぜ? 不確実性・曖昧な状況への対処
 「不透明な状況」に女性リーダーは戸惑う/女性が「不確実性」に弱いのは「場数不足」!?/自信がないリーダーほど、メンバーとぶつかる!?

COLUMN 女性リーダーは「ダブルバインド」の状況にある

CHAPTER3 女性が「管理職」になる日 マネジャー期

TOPIC 12 女性マネジャーの「昇進」はなぜモメるのか? 昇進受け入れのための「上司からの説得」
 「なりたくない理由」はいくらでもある/男性は「Give me!」、女性は「Why me?」で動く/「なぜ私がマネジャー?」を納得させる4ステップ/いざなってみたら「よかった!」のがマネジャー

TOPIC 13 女性マネジャーは「嫉妬」の的になる? 「女王バチ症候群」と「戦略的無能」
 女性は「目立つこと」を過剰に恐れている!?/女性の足を引っ張る女性 ── 女王バチ症候群/周囲からの嫉妬をかわす「戦略的無能」

TOPIC 14 女性マネジャーは「戦略」に不向きか? ロジック嫌いを解消する人材開発
 リーダーとマネジャー、壁にぶつかるのはどっち?/女性マネジャーが苦手な「左脳的な仕事」とは?/女性は「もともと」戦略が苦手なのか?

COLUMN 女性マネジャーが「できる女性」の仮面を捨てる理由

CHAPTER4 育児と仕事を両立するには? ワーママ期

TOPIC 15 ワーママ女性は「離職予備軍」なのか? 子育て女性を取り巻く「思い込み」
 「続けたい気持ち」はワーママが最も高い/日本のワーママは「ガマン」をしている!?/「両立バイアス」を抜け出そう

TOPIC 16 ワーママ女性の「成果」を高める要因とは? 育児がもたらすメリットとデメリット
 睡眠時間を削るのは逆効果/育児を経験すると、仕事力が上がる?/ワーママの「がんばり」は周囲には伝わらない?

TOPIC 17 ワーママ女性は「助け」をなぜ求めない? 育児にまつわるヘルプシーキング行動
 ワーママの成果を決める「ヘルプシーキング行動」/「困ったら言ってね」では意味がない!?

TOPIC 18 ワーママ女性は「ラク」をしたいのか? 子育て女性の「ニーズ」と「認知ギャップ」
 「軽い仕事だけ」は逆効果の可能性も!/ワーママは「競争が激しい職場」を去りたがる/マネジャーは「できているつもり」になっていないか

TOPIC 19 ワーママ女性と「残業」はなぜ相性が悪い? 「助け合い」のある職場をつくるマネジメント行動
 「仕事でラクをしたい」わけではない/自発的に「助け合い行動」が起きる職場がベスト/働くママは「遅くまでがんばってるね」発言に傷つく

TOPIC 20 ワーママ女性は「職場外」に何を求めるか? パートナーとの「チーム育児」がもたらす効用
 「仕事ができるワーママ」はどんな育児をしているか?/育児を「自分の仕事」として捉えていますか?/「チーム育児の経験」は仕事にもプラス作用

COLUMN 女性は学生時代から「先を見ている」!?

おわりに 「女性視点」から多くの気づきを得た経営者として 眞﨑大輔

出所一覧

執筆メンバー





執筆メンバー

中原淳(なかはら・じゅん)
立教大学経営学部 教授/立教大学経営学部リーダーシップ研究所 副所長/立教大学BLP(ビジネスリーダーシッププログラム)主査/大阪大学博士(人間科学)
1975年北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米国マサチューセッツ工科大学、東京大学などを経て、2018年より現職。「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発、リーダーシップ開発について研究している。専門は経営学習論・人的資源開発論。妻はフルタイムで働くワーキングマザーで、2人の男の子(4歳と11歳 ※本書刊行時点)の父親でもある。
著書(編著・共著含む)に、『職場学習論』『経営学習論』『人材開発研究大全』(以上、東京大学出版会)、『企業内人材育成入門』『研修開発入門』『アルバイト・パート[採用・育成]入門』(以上、ダイヤモンド社)、『育児は仕事の役に立つ』(光文社新書)、『働く大人のための「学び」の教科書』(かんき出版)など多数。

保田江美(やすだ・えみ)
国際医療福祉大学 成田看護学部 講師/博士(学際情報学)
10年ほど大学病院やクリニックで看護師として勤務後、筑波大学医学群看護学類3年次編入、東京大学大学院学際情報学府修士課程、博士課程を経て、2017年より現職。新人看護師の臨床実践能力を高める看護チーム内の社会的相互作用(支援やチームワーク)に関する研究を行っているほか、中小企業の人材育成や大学から企業へのトランジションに関する共同研究にも参加してきた。

トーマツ イノベーション株式会社
デロイト トーマツ グループの法人で2006年に設立。中堅中小ベンチャー企業を中心に、人材育成の総合的な支援を行うプロフェッショナルファーム。支援実績は累計1万社以上、研修の受講者数は累計200万人以上と業界トップクラス。定額制研修サービス「Biz CAMPUS Basic」、モバイルラーニングと反転学習を融合した「Mobile Knowledge」など、業界初の革新的な教育プログラムを次々と開発・提供している。
トーマツ イノベーションのメンバーの半数(49%)が女性である。女性の5人に1人がワーキングマザーであり、管理職における女性比率は34%である(2018年6月1日時点)。

眞嵜大輔(まさき・だいすけ)
トーマツ イノベーション株式会社 代表取締役社長
2014年から現職。業界初の定額制研修サービスのBiz CAMPUSをはじめ、複数の業界初と呼ばれる教育事業を自ら立ち上げている。中原教授とは2014年から共同研究を行っている。

平井裕介(ひらい・ゆうすけ)
トーマツ イノベーション株式会社 マネジャー
2011年に中途入社。現在は、新規事業開発部門の責任者としてサービスの企画や開発、運用に携わっている。職場では女性比率が7割を超えるチームの管理職であり、プライベートでは、一児の父として子育てに奮闘している。

木下桃子(きのした・ももこ)
トーマツ イノベーション株式会社 コンサルタント
2010年新卒にて入社。教育コンテンツ開発や研修講師などの業務に従事する。2歳(※本書刊行時点)の男の子を持つ、同社初の新卒ワーキングマザーでもある。

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