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マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ

リーダーのもっとも重要な道具とは何か

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マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ

リーダーのもっとも重要な道具とは何か

書籍情報

  • 紙版
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  • クラウディオ・フェサー 著/吉良直人 訳
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2017年10月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:324
  • ISBN:978-4-478-10313-5

内容紹介

マッキンゼーのリーダー育成機関「マッキンゼー・アカデミー」の責任者が、同機関で教えているリーダーシップ開発法を解説。165社におよぶ選ばれたマッキンゼーの顧客企業の37万5000人の社員への調査に基づく調査により証明された、さまざまなリーダーシップ理論を、実際に役立つものとして公開。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに  ──  マッキンゼーの科学的リーダーシップに触れる日本の読者への解説

イントロダクション  ──  なぜ、リーダーの一部はこのようなことが可能なのか

PART I Inspiring and Influencing 影響力とインスピレーションとの特別な関係

CHAPTER 1 プロローグ  ──  ジェームズ・ロビンソンは、自らの能力を証明する ジェームズとインフルー社の物語①

新しいポジション、新しい処遇
輝きを失っていた先端企業
「命令とコントロール」によるアプローチ
きみに1年間の猶予をあげよう
影響力を与えるプロセスの心理学

CHAPTER 2 リーダーにインスピレーションが大切な理由

マッキンゼーの2年間に及ぶリサーチ成果
リーダーシップの階段をどう上るか
インスピレーショナル・リーダーシップとは何か

CHAPTER 3 最新研究で学ぶ影響力の科学

9つの影響力行使アプローチ
ハード戦術の影響力行使アプローチ
ソフト戦術の影響力行使アプローチ
影響力行使の各種アプローチの利用頻度
どのアプローチがどんな場合に効果的か

CHAPTER 4 脳科学が教えるインスピレーションの効能

人が変化するには何が変わることが必要なのか
私たちの脳
記憶への書き込みや長期記憶の強化を実現する神経可塑性
学習と変化はどのように起きるのか
強いポジティブな感情下の学習は、脳に定着しやすい

CHAPTER 5 複雑な関係、複雑な仕事で影響力をどう使うか ジェームズとインフルー社の物語②

単純明快とはいかない状況下のリーダーシップ
自分には、インスピレーションを与える才能はないが
さまざまな形のコンサルテーションを実践する

PART II Inspiring Others どんなときに人は、インスピレーションを感じるか

CHAPTER 6 何がいけなかったのか、わからない ジェームズとインフルー社の物語③

「私は学校が大嫌い」

CHAPTER 7 インスピレーションを与える技術

実践への3つのステップ
感情移入で内面の動機づけとなるものを理解する
内心の動機づけ要因に働きかけ、行動に移す約束を取り付ける
いかに他の人が行動に移せるようにエンパワーできるか

CHAPTER 8 共感できるポイントを見つける方法 ジェームズとインフルー社の物語④

雪どけ
感情移入を伴った質問の力
3人が駆り立てられているもの

PART III Targeting Inspirational Appeals どんなインスピレーションに狙いを定めるか

CHAPTER 9 「彼らはきみの退職を望んでいるよ」 ジェームズとインフルー社の物語⑤

失敗の対価
状況は完璧なはずだった
眠れぬ夜
助けを求めて
取締役会との関係は良好だった
カール・エグゼター会長
カール会長の人間関係
マーク・ジェンセン博士の仮説

CHAPTER 10 人の感情と心理的力学の分析法

マーク・ジェンセン博士のWAPLフレームワーク
(振る舞いや行動の)文脈
ノウハウ(知識および過去の経験)
スキルと能力
他の人のマインドセットを理解する
パーソナリティを構成する5つの要素
他人の価値観を見分ける必要がある
同じ出来事に異なる反応を見せる情緒的な傾向
WAPLモデルについての総合的配慮

CHAPTER 11 影響力を特定の個人にフィットさせる

WAPLの4つの要素を把握してアプローチする
文脈
ノウハウ
スキルと能力
マインドセット(思考様式)
アプローチの組み合わせ戦術

CHAPTER 12 「カールの信頼を取り戻さなくてはならない」 ジェームズとインフルー社の物語⑥

カールをWAPLシートで分析する
思考様式は変えられないが、影響は与えられる
誤解は解けた

PART IV Inspiring at Scale 大規模な組織にインスピレーションを与える

CHAPTER 13 「きみに提案があるんだ」 ジェームズとインフルー社の物語⑦

インフルー社に買い手が現れた
インスピレーションで巨大組織の変革が可能か

CHAPTER 14 大規模に、意図的に影響力を行使する

組織にインスピレーションを与えることが可能か?
組織に内在する動機づけ要因を理解する
組織に変革を求める
インスピレーションにより突き動かされる変革
巨大で複雑な組織で苦闘する人々をどうエンパワーするか

CHAPTER 15 エピローグ ── そしてジェームズは語り始めた ジェームズとインフルー社の物語⑧

愛する者の突然の危機
お父さんの会社で作っていた?
マックスの経験から生まれたアイデア
点火
影響力行使モデルに基づく全社的企業変革プログラム

あとがき ── インスピレーショナル・リーダーシップは最強である

解説 ── マンフレッド・F.R.ケッツ・ド・ブリース

注記

索引





著者

クラウディオ・フェサー(Claudio Feser)
マッキンゼー・アンド・カンパニー シニアパートナー(チューリッヒオフィス)、マッキンゼー・アカデミー チェアマン。スイスのベルン大学にて経営学および経済学の修士を取得。INSEADにて、MBAを取得。マッキンゼーのチューリッヒオフィスにおけるシニアパートナーであり、企業および役員向けにリーダーシップ開発プログラムを提供するマッキンゼー・アカデミー(https://www.mckinseyacademy.com/)をリードする。マッキンゼーにおける事実上の取締役会に相当する株主審議会の構成員、役員会のメンバーも務める。1999年にマッキンゼーのアテネオフィスを立ち上げ、その後6年間に及び同オフィスのトップを務める。2004年後半にスイスに帰国後、マッキンゼーのスイスにおけるオフィス(チューリッヒおよびジュネーブ)に加え、モロッコのカサブランカオフィスを6年間にわたり指揮した。ヘルスケアおよび金融(保険、銀行)業界の企業を主なクライアントとしている。著書に『Serial Innovators: Firms That Change the World』(2011年)がある。チューリッヒ在住で、2人の息子の父。


訳者

吉良直人(きら・なおと)
国際基督教大学教養学部卒業。ハーバード大学経営大学院卒業(MBA)。帝人(株)未来事業部、帝人ボルボ(株)を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に入社。以来、大前研一氏の同社退職まで共に働いた。現在、トライコー(株)シニア・アドバイザーを務める。ハーバード大学在学中に大前氏の『企業参謀』(The Mind of Strategist)を英訳し、また同氏が米国で出版した『The Invisible Continent』『The Next Global Stage』(邦訳『新・資本論』『新・経済原論』は東洋経済新報社)等の翻訳も手がける。訳書に『「高業績チーム」の知恵』『大前研一 戦略論』『マッキンゼーが予測する未来』など多数。

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