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経済は統計から学べ!

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経済は統計から学べ!

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 宮路 秀作 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2021年06月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:352
  • ISBN:9784478104323

内容紹介

統計から読み解く経済のリアル。人口、資源、貿易、工業、農業の「背景」がわかる。農業、工業、交通、通信、民族、宗教、都市、貿易etc。統計データとは、事象の積み重ねでもあり、そこには必ず意味がある。データの「背景」を知ることで、過去の歴史がわかり、そして今と未来もわかる。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 統計がわかれば、真実が見える

序章 経済を読み解く「6つの視点」

NO.01 ①人口:少子高齢化で世界はどうなる?
NO.02 ②資源:経済とは「土地と資源の奪い合い」
NO.03 ③貿易:生き残るには「強み」を磨くしかない
NO.04 ④工業:「産業革命」から読み解くこれからの世界
NO.05 ⑤農林水産業:先進工業国は先進農業国でもある
NO.06 ⑥環境:経済発展と持続可能性を両立させる

第1章 人口とデータ ── 残酷な未来と課題

NO.07 人口から読み解く「これから伸びる国」
NO.08 経済の先読みには「労働者の割合」が効く
NO.09 データが示す世界の「超高齢化」
NO.10 日本で急速に少子化が進んだ2つの理由
NO.11 アジアとヨーロッパを比較! 人口増加のメカニズム
NO.12 GNIから読み解く人口小国の強み
NO.13 経済成長とリンクする「人口転換」とは?
NO.14 世界最高の労働生産性を誇る国は?
NO.15 技術革新で職を失うのは、中高年より若者である
NO.16 ブラジルを襲う「新興国の少子化問題」
NO.17 少子高齢化を逃れる産油国のしたたかな戦略
NO.18 労働力としての移民は歓迎すべきか?
NO.19 難民のリアル ── 経済とのかかわりを考える

第2章 資源とデータ ── 争奪戦はさらに激しく

NO.20 資源戦争は「輸出余力」で読み解ける
NO.21 「原油はあと30年で枯渇する」論は本当か?
NO.22 アメリカは世界一の原油産出国 ── 今後の展望
NO.23 石炭と天然ガスの強みは「安定供給」にあり
NO.24 「シェール革命」は資源戦争をどう変えた?
NO.25 「石油に頼らない国」の戦略とは?
NO.26 どこで何がとれるのか ── 隠れた資源大国
NO.27 植物油の争奪戦が始まっている
NO.28 日本に迫る「木材争奪戦」の影とは?
NO.29 日本は世界5位の「再生可能エネルギー国家」
NO.30 南アメリカとアフリカで森林破壊が進む理由

第3章 貿易とデータ ── 国家間の思惑が透ける

NO.31 国内と国外のどちらを攻める? 貿易の基本
NO.32 「アメリカからアジアへ」日本の生存戦略
NO.33 数字が語る「アメリカ・ファースト」の歴史
NO.34 世界の工場、中国の強みと弱み
NO.35 豊かな国内市場をもつASEANの飛躍
NO.36 「身内」の利益拡大を目指すEUの思惑とは?
NO.37 農業国から工業国へ! マレーシアの生き残り戦略
NO.38 1960年と2010年を比較! オーストラリアと世界経済
NO.39 スイスがしかけた「外貨戦争」とは?
NO.40 技術貿易で儲ける国、損する国の違い
NO.41 輸入から輸出へ ── 韓国に見る「産業発展」
NO.42 「直接投資」から読み解く日本とアジアのつながり
NO.43 経済のグローバル化 ── なぜ先進国に投資するのか?

第4章 工業とデータ ── 「世界の工場」の行く末

NO.44 BRICSの経済発展を支える「2つの共通点」
NO.45 シリコンヴァレーが発展した「合理的」な背景
NO.46 自動車戦争 ── 中国VSインド
NO.47 フランスが世界一の自動車輸出国になれた理由
NO.48 これから自動車が売れる国、売れない国
NO.49 日本、中国、韓国。三つ巴の造船業
NO.50 アジアが独占! コンテナ取扱量が語る未来とは?
NO.51 海洋国家の駆け引き ── 船籍ビジネスの基本戦略
NO.52 国営か民営か? アメリカに学ぶ鉄道ビジネス
NO.53 産業用ロボットと自動車の深いつながり
NO.54 通常兵器の輸出入から読み解く「世界の緊張関係」

第5章 農林水産業とデータ ── 人類は生き残れるか

NO.55 世界の食料事情 ── 余裕があるから輸出できる
NO.56 「世界三大穀物」米、小麦、トウモロコシの特徴
NO.57 経済と家畜 ── 牛・豚・羊と人のかかわり
NO.58 ヨーロッパの肉食文化は農業発達から生まれた
NO.59 インドが世界一の米輸出国になれた理由
NO.60 世界の人口は「穀物生産量」と比例している
NO.61 水はこれからどうなる? ── 急激に増えた工業用水
NO.62 カボチャが教えてくれる「経済と気候」
NO.63 日本が本腰を入れるべきフードマイレージと地産地消
NO.64 労働者不足を補え! 農業の第四次産業革命
NO.65 アメリカを激怒させたヨーロッパの農業政策とは?
NO.66 農業大国インドの「地の利」に迫る
NO.67 ロシアが穀物輸出国になるまでの険しい道のり
NO.68 ベトナムの米輸出量が激増したメカニズム
NO.69 「茶の栽培」に学ぶ植民地貿易の歴史
NO.70 アフリカの食料不足を招いた「落花生問題」とは?
NO.71 バラに学ぶオランダとアフリカ諸国のつながり
NO.72 漁業を見れば、「伸びる国」が先読みできる
NO.73 日本は世界第2位の水産物「輸入」国

第6章 環境とデータ ── 神が与えた「地の利」

NO.74 エルニーニョ現象が招く経済危機とは?
NO.75 平成の米騒動から考える「食育」
NO.76 なぜ西アジアは生産力の乏しい土地になったのか?
NO.77 エジプトが享受する世界遺産の経済効果
NO.78 「先進国から発展途上国へ」海外旅行と経済
NO.79 アフリカ諸国が栄養不足で苦しむ「2つの背景」とは?
NO.80 アフリカとヨーロッパを結ぶ「経済と歴史」
NO.81 ニュータウンに学ぶ「都市・人口・経済」のつながり
NO.82 シンガポールとマレーシアのガソリン攻防戦
NO.83 二酸化炭素からこれからの経済成長を読み解く

おわりに 地理講師として、見てきたこと・感じたこと

巻末資料 比較すれば、統計はもっと面白い

参考資料一覧





著者

宮路秀作(みやじ・しゅうさく)
代々木ゼミナール地理講師、コラムニスト。鹿児島市出身。
「共通テスト地理」から「東大地理」まで、代々木ゼミナールのすべての地理講座を担当する実力派。地理を通して、現代世界の「なぜ?」「どうして?」を解き明かす講義は、9割以上の生徒から「地理を学んでよかった!」と大好評。講義の指針は、「地理とは、地球上の理(ことわり)である」。
一部の講師しか担当できないオリジナル講座を任され、これらの講座は全国の代々木ゼミナール各校舎・サテライン予備校にてサテライン放映(衛星通信を利用して配信)されている。生徒アンケートは、代ゼミ講師1年目の2008年度から全国1位を獲得し続けており、また高校教員向け講座「教員研修セミナー」の講師や模試作成を担当するなど、いまや「代ゼミの地理の顔」。
2017年に刊行した『経済は地理から学べ!』はベストセラーとなり、これが「地理学の啓発・普及に貢献した」と評価され、2017年度の日本地理学会賞(社会貢献部門)を受賞。大学教員を中心に創設された「地理学のアウトリーチ研究グループ」にも加わり、2021年より日本地理学会企画専門委員会委員となる。
またコラムニストとして、「Yahoo! ニュース」での連載やラジオ出演、トークイベントの開催、YouTubeチャンネルの運営、メルマガの発行など幅広く活動している。
著書に『経済は地理から学べ!』(ダイヤモンド社)、『目からウロコのなるほど地理講義(系統地理編)・(地誌編)』(学研プラス)、『マンガで地理が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、『くわしい 中学地理』(文英堂)、『改訂版 中学校の地理が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)などがある。

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