目次

はじめに　スルーされない提案書を手早く書こう

PART１　気の利いた提案書が書けないのは、ひな型を知らないから

01　つまらない提案書しか作れない、そして提案がスルーされる理由
　COLUMN　すごいパートナーと可哀想なマネジャー
02　どうして相手に響く提案書を作れないのだろうか
　COLUMN　行き先がわからなければ、誰でも不安になる
03　優れた提案書はひな型に従って書かれている
04　ビジネスのすべての課題は７パターンの提案書で解決できる！
05　メッセージを書くには素直な勇気がいる
06　提案書は基本の３章構成に従う
　COLUMN　キーとなるスライドを軸に組み立てる
07　提案書の流れは振り子のように
　さらに充実した提案書のための章末付録
　COLUMN　外資系コンサルタントの提案書の書き方

PART２　７つの提案書パターンの中から１つを選ぶ

08　提案書には７パターンがある
09　パターン①「数字で問題解決」の提案書を選ぶべきとき
10　パターン②「他社マネの限界」の提案書を選ぶべきとき
11　パターン③「予期せぬ出来事」の提案書を選ぶべきとき
12　パターン④「上辺だけの合意」の提案書を選ぶべきとき
13　パターン⑤「新しい組み合わせ」の提案書を選ぶべきとき
14　パターン⑥「新時代の要請」の提案書を選ぶべきとき
15　パターン⑦「やっかいな問題」の提案書を選ぶべきとき
16　本書では、架空の「令バイオテック社」のさまざまな提案書を作ります

PART３　パターン①　「数字で問題解決」提案書の書き方

17　経営企画スタッフは、目標に向けてどんな戦略を提案すべきか
18　経営トップの頭の中を推し量って大まかな提案内容を考える
19　第１章（課題）新たな中期計画の課題を明確に示す
20　第２章の１（理想）理想の選択肢を比べてみよう！
21　第２章の２（学び）戦略実行の障壁に気づき、その解消法を提案しよう
22　第３章（解決策）本社と現場が合意すべきこと
23　「数字で問題解決」問題のまとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録

PART４　パターン②　「他社マネの限界」提案書の書き方

24　お客さまの評価が分かれてきたのはなぜなのか？
25　カイゼン提案の焦点をどこに定めるか？
26　提案書の大きな流れを考える
27　第１章（課題）評価が低くなってしまったのはなぜか？
28　第２章の１（理想）他社のベスト・プラクティスを取り入れる
29　第２章の２（学び）営業それ自体のカイゼンだけではうまくいかない
30　第３章（解決策）業務全体の流れを見直し、バランスを整える
31　「他社マネの限界」問題のまとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録

PART５　パターン③　「予期せぬ出来事」提案書の書き方

32　新しい事業を育てたい、しかし難しいときの提案書をどうする？
33　新規事業開発の提案書の大きな流れを考える
34　第１章（課題）売上低下を補うための新規事業の必要性を訴える
35　第２章の１（理想）多様なアイデアを示す
36　第２章の２（学び）多くの新規事業がうまくいかない理由とは？
37　第３章（解決策）既存の組織の論理を持ち出さない！
38　「予期せぬ出来事」問題のまとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録

PART６　パターン④　「上辺だけの合意」提案書の書き方

39　静かな社内対立をどう解消するのか？
40　対立解消のための提案書の大きな流れを考える
41　第１章（課題）なぜ対立が生まれているのか
42　第２章の１（理想）仮の解決策を並べて検討する
43　第２章の２（学び）各々のポジションは本当に正しいのか、を問う
44　第３章（解決策）全体最適をどのように生み出すか
45　「上辺だけの合意」問題のまとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録

PART７　パターン⑤　「新しい組み合わせ」提案書の書き方

46　イノベーションを目指す提案を考える
47　イノベーションを提案する基本の３章構成
48　第１章（課題）インパクトのあるイノベーションを生み出すためには？
49　第２章の１（理想）イノベーションへの近道は何か？
50　第２章の２（学び）先行するイノベーションが必要？
51　第３章（解決策）イノベーションでのリーダーの役割を語る
52　「新しい組み合わせ」問題のまとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録

PART８　パターン⑥　「新時代の要請」提案書の書き方

53　私たちの会社は時代に取り残されていませんか？
54　「会社は変わるべき時機に来ている」という提案書をどう書くか
55　第１章（課題）現在の事業をどう評価するか
56　第２章の１（理想）理想的な事業モデルはどんなものか
57　第２章の２（学び）描くことと実践することは違う
58　第３章（解決策）会社の大変革に必要なものを示す
59　「新時代の要請」問題のまとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録

PART９　パターン⑦　「やっかいな問題」提案書の書き方

60　複雑で難しい問題にどう取り組むか
61　論理性だけでは解決できない問題の提案書をどう書くか？
62　第１章（課題）さまざまな論点が存在することを整理する
63　第２章の１（理想）明快な方針に従って対応する例もある
64　第２章の２（学び）そこまで事態は単純ではない？
65　第３章（解決策）すっきりハッキリしないことが解決策となる
66　「やっかいな問題」まとめ
　さらに充実した提案書のための章末付録
　COLUMN　優れた提案書が持つ、大胆さと細心の二面性

おわりに　提案書を書くプロに必要な３つの能力

著者

森秀明（もり・しゅうめい）
itte design group Inc. 社長兼CEO。経営コンサルタント。
一橋大学経済学部卒、慶應義塾大学大学院修了。ボストン コンサルティング グループ、ブーズ・アレン・ハミルトンなどの外資系コンサルティング会社を経て現職。企業や組織への経営コンサルティング活動とともに、経営者へのアドバイザリー業務を行っている。WE HELP COMPANIES CREATE THEIR FUTURE STORIES. がミッション。著書に『外資系コンサルの資料作成術』『外資系コンサルの３STEP思考術』（ともにダイヤモンド社）がある。