レスポンシブル・カンパニーの未来
パタゴニアが50年かけて学んだこと

レスポンシブル・カンパニーの未来
パタゴニアが50年かけて学んだこと
書籍情報
- ヴィンセント・スタンリー 著/イヴォン・シュイナード 著/井口耕二 訳
 - 定価:2200円(本体2000円+税10%)
 - 発行年月:2024年01月
 - 判型/造本:46並
 - 頁数:272
 - ISBN:9784478118153
 
内容紹介
持続可能な社会と環境を目指し、責任ある企業はどのように行動すべきか——。環境経営の先駆けとして知られるパタゴニアが50年にわたって試行錯誤を続け、築き上げた考え方と行動指針、チェックリストまですべて公開する。創業者イヴォン・シュイナードの勇退にあたって記された未来へのメッセージ。フルカラー愛蔵版。
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目次
はじめに
第1章 危機的状況
第2章 有意義な仕事
 クリーンクライミング
 ベンチュラ・リバーの救援
 子どもたち
 環境関連の支援
 顧客に対する啓蒙活動
 自社のことから始める
 仲間に毒を盛る
 フットプリント
 このような工員に対するパタゴニアの責任
 コモンスレッズ・イニシアティブ/ウォーン・ウェア
 成長
 協力体制をつくる
 闘う活動家の支援から闘う企業に変わる
 カーンザ
 ティンシェッド・ベンチャーズ
 環境正義と反人種差別
 市民、消費者、生産者
 
 
第3章 事業責任の構成要素
 オーナー/株主に対する責任
 社員に対する責任
 顧客に対する責任
 地域社会に対する責任
 自然に対する責任
 社会に対する責任
 
 
第4章 なにをすればいいのか
 どこから始めればいいのか
 どういう事業をしているのか
 社内でどういう立場にあるのか
 継続しよう。継続すればこうなる
 善の追求は事業にもプラスとなる
 わかりやすくまとめよう
 
 
第5章 得た知識を共有する
第6章 人新世を生きる
 プレッシャーをかける:政策分野の仕事
 炭素をもとあった場所に戻す:ドローダウン
 電化をどう進めるか
 土壌を豊かにする
 都市部と田舎の融和を図る
 循環経済を確立する
 生物システム
 生物システムの限界を超える
 ドーナツ経済学の検討
 調和を図る:水田養魚
 ハリファックス・モデル
 
 
第7章 パタゴニアの今後
チェックリスト
参考文献
謝辞
著者について
著者について
 ヴィンセント・スタンリー
 Vincent Stanley
 創業期からずっとパタゴニアで働き、販売やマーケティングの部門を束ねるなど重要な役割を果たしてきた。また、非公式ではあるが、ストーリーテラーの役割も果たしてきている。いまはパタゴニアのフィロソフィー責任者、および、イェール大学ビジネス・環境センターのレジデントフェローを務めている。
 
 イヴォン・シュイナード
 Yvon Chouinard
 パタゴニアとパタゴニア プロビジョンズの創業者。若いころ、アルピニストとして、サーファーとして、また、フライフィッシャーとして環境危機の深刻さに気づき、環境危機への対応を会社の方針とした。2022年、イヴォンらシュイナード家は会社の所有権をすべて、母なる地球を救うための非営利組織に移譲。
 
 
 
訳者
 井口耕二
 いのくち・こうじ
 1959年生まれ。東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。大手石油会社勤務を経て、1998年に技術・実務翻訳者として独立。獣道をたどって鹿の角を探すなど山が好きで、子どもにも山にちなんだ名前を付けている。また最近は自転車で峠巡りをしている。主な訳書に『イーロン・マスク 上・下』(文藝春秋社)、『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『リーン・スタートアップ』(日経BP社)、『リーダーを目指す人の心得』(飛鳥新社)など、共著書に『できる翻訳者になるために プロフェッショナル4人が本気で教える 翻訳のレッスン』(講談社)がある。
 
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