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この世で一番おもしろいミクロ経済学

誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

  • 紙版

この世で一番おもしろいミクロ経済学

誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

書籍情報

  • 紙版
  • ヨラム・バウマン/グレディ・クライン:著 山形浩生:訳
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2011年11月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:224
  • ISBN:978-4-478-01324-3

内容紹介

マンキュー、まさかの大絶賛! シニカルな笑いとマンガ、そしてべらぼうに「とっつきやすい」構成で、経済学はこんなにわかりやすくなるなんて!? クソつまらなくて退屈、そんな「ミクロ経済学」のイメージを「世界で唯一のお笑い経済学者」がぶっとばす! 需要と供給からゲーム理論までカバーし、お笑いと経済学を両立した奇跡の入門書、ついに日本上陸!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

PART 1:個人の最適化戦略

Chapter 1 はじめに
経済学って、そもそも何を扱うの?

Chapter 2 ディシジョンツリー
意思決定を惑わすサンクコスト

Chapter 3 時間
今日の1万円と明日の1万円は違うって!?

Chapter 4 リスク
コイントスから保険選びまで

Chapter 5 個から多へ
「1+1」を「3」にする「取引」のパワー

PART 2:相互関係における最適化戦略

Chapter 6 ケーキを切り分ける
話をややこしくする「ゲーム理論」

Chapter 7 パレート効率性
「公平」って実現できるの?

Chapter 8 同時手番ゲーム
自分のためが「みんなのため」にならない「囚人のジレンマ」

Chapter 9 オークション
すべての戦略は1つの道に通ずる!?

Chapter 10 多からもっと多へ
ややこしい個人が「たくさん」集まると、「単純」になるだと!?

PART 3:市場における最適化戦略

Chapter 11 需要と供給
価格はどう決まるのさ?

Chapter 12 税金
いったいだれが負担してるの?

Chapter 13 限界効用
需要と供給のもう1つの顔

Chapter 14 弾力性
結局、価格の変動で得をするのはだれ?

Chapter 15 経済学で世界を見渡すと
カンペキじゃない世界で経済学とうまく付き合う3つのルール

Chapter 16 まとめ
これまでに解決できたこと、これから解決できること

Glossary 用語集

訳者解説 山形浩生




著者

ヨラム・バウマン(Yoram Bauman)
経済学者。2003年ワシントン大学でPh.D.(経済学)取得。現在、ワシントン大学、Bainbridge Graduate Institute等で講師として教鞭をとるかたわら、「世界でただ一人のお笑いエコノミスト(Stand-Up Economist)」(自称)として活躍中(ハーバード大学、オックスフォード大学でも講演歴あり)。専攻は環境経済学。数年前、マンキューの「経済学の10大原理」をおもしろおかしく解説し、それをマンキュー自身も絶賛したという件で、世界中の経済学者の間で爆笑とともに話題になった(その時の動画は著者のホームページに)。今回の本が初の著作。
著者ホームページ http://www.standupeconomist.com/

イラスト

グレディ・クライン(Grady Klein)
フリーランスで活躍する漫画家、イラストレーター、アニメーター。代表作に「ロスト・コロニー」シリーズ。

訳者

山形浩生(やまがた・ひろお)
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程、およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動を行う。著書に、『新教養主義宣言』『要するに』(ともに河出文庫)、『新教養としてのパソコン入門』(アスキー新書)、訳書に『クルーグマン教授の経済入門』(日経ビジネス人文庫)、『アニマルスピリット』(東洋経済新報社)、『服従の心理』(河出書房新社)、『その数学が戦略を決める』『環境危機をあおってはいけない』(ともに文藝春秋)、『戦争の経済学』(バジリコ)、『雇用と利子とお金の一般理論』(ポット出版)ほか多数。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
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最新情報(2012/10/21更新)

内容紹介——「この世で一番おもしろい」これだけの理由

あるひとつのプレゼンとYouTubeが生んだ「お笑い経済学者」
——著者バウマンの数奇な「デビュー秘話」とは?

  本書の著者ヨラム・バウマンは、自称「世界でただ一人のお笑い経済学者(Stand-Up Economist)」。何でまた彼はこんな妙ちきりんな「二つ名」をとることになったのか? それには深い(?)理由があります。

  2007年、バウマンはグレゴリー・マンキューの「経済学の10大原理」をパロったプレゼンを行い、大爆笑をかっさらいます。そのときの様子がアップされたYouTubeの動画(すでに95万回以上視聴されている!)を、なんとマンキュー自身が見て大絶賛。こうして名を馳せたバウマンは、例の二つ名をとって世界中で経済学をネタにした「ショー」をして回るようになった、という異色の経済学者(ちなみにちゃんと博士号も持っていて、専門は環境経済学)。

  その時の動画「マンキューの「経済学の10大原理」 この世で一番おもしろく翻訳したら」がこれだ!

  そんなバウマンが、漫画家グレディ・クラインと組んでお送りするのが本書、『この世で一番おもしろいミクロ経済学』。経済学に「ミクロ」とつくだけで、反射的に拒否反応を起こしてしまう……。そんなオカタイ「ミクロ経済学」のイメージを、おバカな(ちょっとだけカワイイ)マンガとシニカルな笑い、そしてべらぼうに役に立つ驚きの構成でバウマンがぶっ飛ばしてくれる、それがこの本なんです。

「ゲーム理論」を盛り込み、「需要と供給」がアンカー!?
——本書最大の魅力は、未だかつてない「とっつきやすさ」にあり!

「なんでミクロ経済学はおもしろくないのか?」

  本書が画期的なのは、バウマンたちがこのことを考え抜いていて、最も「とっつきやすい」構成を実現したことにあります。つまり、単にマンガで読みやすくしただけの本じゃないのです。彼らの意志が顕著に現れているのは、「需要と供給」の話が後半になるまで登場しないこと。

  訳者の山形浩生氏も、次のように指摘しています。

——「市場」という抽象的なものをいきなり示すことをしないのは、それが多人数の相互作用の総和なのだという理解を著者が意図しているからだ。(本書「訳者解説」より)

  全体の構成にも工夫が盛りだくさん。市場を構成する「合理的な個人」に焦点を当て(Part1:意思決定やリスク)、数人の間でのやりとり(Part2:ゲーム理論や公平の問題)を経由し、最後に「需要と供給」を含む抽象的な枠組みの解説(Part3)へと進んでいく。この順序こそ、本書を「とっつきやすく」している最大のポイントです。 

マンキュー絶賛! マスキン脱帽!!
——ノーベル賞経済学者も舌を巻いた!? 続々寄せられる絶賛の声!

  もちろん、ただおもしろくて役に立つだけではありません。その内容はお墨付き。

  世界の名だたる経済学者(もちろんその中にはマンキューも!)から絶賛の声、声、声。

「経済学の勉強は楽しくなくちゃ。バウマンとクラインはそれを見事に実現した!」
——グレゴリー・マンキュー(ハーバード大学経済学部教授)

「お笑いと経済学ってなかなか両立しない。でもこの本にはそれがある! 経済学の重要な考え方について、シンプルに、正確に、そして楽しく説明した素晴らしい仕事。これは偉業だ!」
——エリック・マスキン(2007年ノーベル経済学賞受賞)

  さあ、お膳立てはそろいました。あなたもミクロ経済学を学んで、地球温暖化、増え続ける税金、似たりよったりの保険、マグロを絶滅から守る……などなど、今われわれを悩ませる大問題をちょっと深く理解してみませんか?

シリーズ第2弾、「マクロ経済学」編も絶賛発売中!

  あのややこしいマクロ経済学までもおもしろくしてしまいました! 本書の「マクロ経済学」編、『この世で一番おもしろいマクロ経済学』、ついに発売となります(2012年6月1日発売予定)。
  実は、2冊並べると、ひとつの絵が……。ぜひ店頭でチェックしてみてください!

macro_and_micro.jpg

バウマンの爆笑動画、厳選3点はこちら!(日本語字幕付き)

  第1弾は、バウマンの原点とも言うべき「マンキューをパロって、マンキューに絶賛された」という鉄板ネタ!
→ 「マンキューの「経済学の10大原理」 この世で一番おもしろく翻訳したら」

  第2弾は、「この世で一番おもしろい」シリーズには欠かせない、「ノーベル賞経済学者いじり」!
→ 「経済学ユーモア講座」① ノーベル賞経済学者をこの世で一番おもしろくパロってみたら

  第3弾は、「半分マジメ、半分おふざけ」の気候変動ネタ!
→ 「経済学ユーモア講座」② 「地球温暖化の解決策」をこの世で一番おもしろくプレゼンしたら

メディア掲載情報はこちら!(2011/12/9更新)

★ブクログに続々書評が!ありがとうございます!!
http://booklog.jp/item/1/4478013241

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