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銭の弾もて秀吉を撃て

海商 島井宗室

  • 紙版
  • 電子版

銭の弾もて秀吉を撃て

海商 島井宗室

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 指方恭一郎 著
  • 定価:本体1,600円+税
  • 発行年月:2011年07月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:376
  • ISBN:978-4-478-01640-4

内容紹介

「商」の力で「武」の秀吉に抗った男、島井宗室。
戦国時代に翻弄されたひとりの商人、その数奇なる運命を、圧倒的筆力で描ききる!
博多を舞台に、新たな「歴史経済小説」が幕を開ける!!<br />
第3回城山三郎経済小説大賞受賞作、満を持して登場。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

天正十九(一五九一)年六月 島井宗室 五十三歳

天文二十一(一五五二)年六月 島井宗室(シゲ) 十九歳

朝鮮国京畿道雲谷 天文十八(一五四九)年 シゲ 十六歳

博多津 天文二十三(一五五四)年 シゲ 二十一歳

肥前金屋津 弘治二(一五五六)年二月 シゲ 二十三歳

琉球国那覇津、博多津 弘治二(一五五六)年三月 シゲ 二十三歳

朝鮮国 弘治二(一五五六)年十月 シゲ 二十三歳

弘治三(一五五七)年一月 シゲ 二十四歳

博多津 永禄四(一五六一)年秋 シゲ(島井徳太夫茂勝) 二十八歳

天正十九(一五九一)年 島井宗室 五十三歳

文禄元(一五九二)年 島井宗室 五十四歳

慶長二(一五九七)年 島井宗室 五十九歳

慶長十五(一六一〇)年 正月十五日 博多津島井屋敷 宗室 七十二歳




著者

指方恭一郎(さしかた・きょういちろう)
1961年福岡県生まれ。龍谷大学文学部卒業。認可保育園園長。趣味は散歩。
2004年、第11回「九州さが大衆文学賞」大賞(笹沢左保賞)受賞のほか、過去3度の「松本清張賞」最終候補(2006年、2007年、2010年)など。
本書『銭の弾もて秀吉を撃て──海商 島井宗室』(旧題『海商──秀吉に挑んだ男』)にて、第3回「城山三郎経済小説大賞」受賞。

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われら商人は、矢玉の代わりに銭を撃つのだ。
秀吉が武で攻めるなら、われらは商いで受けて立つ。(本文より)

第3回「城山三郎経済小説大賞」受賞作、満を持して登場!

    安土敏氏、幸田真音氏激賞!
    日本、琉球、朝鮮、明をまたにかけて展開する壮大な物語が、
    歴史小説と経済小説の新たな地平を切り拓く。


  「『歴史経済小説』という新しいジャンルに挑んだ、待望の作品」
    ——幸田真音氏

  「自分で商売をやったことのある人には、必ず響くストーリー。
    商人としての信念、まさにこのとおりと感服した」
    ——安土敏氏

圧倒的な武力を誇る秀吉。果たして宗室に勝つすべはあるのか。
 (以下、本書より二人の視線が交錯するシーンを抜粋してご紹介)

  文禄五(一五九六)年九月。
  秀吉は来朝した明の使節と謁見したが和平交渉は決裂。いよいよ休戦も終わりである。来年の朝鮮国再出兵が決定した。

(中略)

「久しぶりじゃな、博多坊主」

  三成を引き連れた太閤秀吉が眼前にいた。宗室は慌てて下座に退き平伏した。

「殿下の御成とは存じ上げませず、ご無礼の数々、ひらにご容赦くださいませ」

  秀吉が床の間を背に、先ほどまで宗室が座っていた場所にどかりと腰を落とした。左側方に三成が控える。
  秀吉はしばし何も言わない。やがて膝をぴしゃりと打つ音がした。

「博多坊主、面を上げよ。しのびである、畏まるな」

  宗室は顔を上げた。だが視線は畳の目にあてたまま。

「先年の役における、博多坊主の補給路構築、見事であったのう」

  目を上げて秀吉の表情を窺うと、そこには土気色をした顔に、冷たい目をした秀吉がいた。秀吉の呼気からひどい臭いがした。大坂城で謁見したときよりもひどい臭いである。宗室はその臭いに死臭を重ねた。
  だがそうであっても眼光の鋭さはさすが秀吉である。宗室は眼前の老人に怖気をふるった。
  秀吉は宗室がやろうとした——いや、やり通したことの意味をよく理解しているのだ。
  宗室は秀吉の視線を受け止める。

  ——やはり、戦人と商人は相容れぬ者。

  たとえ相手が秀吉であっても売られた喧嘩は商人として買う。

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