季節の兆しカレンダー
季節の兆しカレンダー
書籍情報
- 石田郷子 監修
- 定価:1793円(本体1630円+税10%)
- 発行年月:2024年09月
- 判型/造本:A5並
- 頁数:256
- ISBN:9784478121139
内容紹介
『旬のカレンダー』続編。季節感が失われつつある今、「本来、これはいつのものだったか」確認できる、歳時期本。草花や鳥、空模様、行き交う人が着ているものに「季節の兆し」を探したり、家のなかでその季節になったら出てくるものや、よく食べるものなど、暮らしのなかの風物詩を知りることができる。
目次・著者紹介詳細を見る▼
目次
はじめに
二十四節気、七十二候を暮らしに取り入れる
本書の見方
春
立春
2月4日〜2月8日頃
東風、まんさく、淡雪
ふきのとう、白魚、椿餅、初午
2月9日〜2月13日頃
鶯、春北風、梅
水菜、飯蛸、鶯餅、冴かえる、桜貝
2月14日〜2月18日頃
猫柳、春寒、蜷の道
ほうれん草、目刺し、剪定、バレンタインデー
雨水
2月19日〜2月23日頃
春浅し、猫の恋、なずなの花
わらび餠、わかめ、耕す、お伊勢参り
2月24日〜2月28日頃
日永、片栗の花、山笑う
木の芽和え、めばる、植木市、花粉症
3月1日〜3月5日頃
ひばり、春めく、三椏の花
春いちご、蛤、摘み草、上巳の節句
啓蟄
3月6日〜3月10日頃
暖か、蟻出づ、蟇出づ
春キャベツ、八朔、茎立、ぶらんこ
3月11日〜3月15日頃
陽炎、桃の花、蜂
あさつき、田楽、春コート、ホワイトデー
3月16日〜3月20日頃
麗らか、蝶、たんぽぽ
つくし、草餅、北窓開く、社日、野遊び
春分
3月21日〜3月25日頃
春疾風、水温む、やどかり
青ぬた、あさり、しゃぼん玉、彼岸
3月26日〜3月29日頃
海猫渡る、初桜、沈丁花
さより、菜飯、花種まく、卒業
3月30日〜4月3日頃
木蓮、れんげ草、春雷
レタス、干し鰈、長閑、エープリルフール
清明
4月4日〜4月8日頃
春眠、つばめ、風光る
うど、ほたるいか、春日傘、花祭
4月9日〜4月13日頃
鳥曇、豆の花、苗代
せり、しじみ、花明かり、遍路
4月14日〜4月18日頃
春の虹、おたまじゃくし、すみれ
三つ葉、桜鯛、風車、春土用
穀雨
4月19日〜4月24日頃
八重桜、葦の角、春愁
わさび、桜漬、蚕、遠足
4月25日〜4月29日頃
桜しべ降る、雀の子、わすれな草
茗荷竹、しらす、逃水、春深し、磯菜摘み
4月30日〜5月4日頃
惜春、若緑、たにし
アスパラガス、壺焼き、潮干狩り、八十八夜
コラム 季節ごとの挨拶状には思いやりに風情も加わります
夏
立夏
5月5日〜5月9日頃
初夏、風薫る、めだか
新茶、豆飯、端午の節句、ボート
5月10日〜5月14日頃
若葉、薄暑、ほととぎす・かっこう
ふき、夏みかん、香水、母の日
5月15日〜5月20日頃
筍流し、田水張る、からすの子
筍、じゅんさい、芍薬、レース
小満
5月21日〜5月25日頃
卯の花腐し、常磐木落葉、てんとう虫
そら豆、きす、日傘、籐椅子
5月26日〜5月30日頃
夏めく、すいかずら、黄金虫
白玉、あわび、花ござ、麻のれん
5月31日〜6月4日頃
走り梅雨、茅花流し、しじゅうから
新じゃが芋、車海老、水ようかん、衣替え
芒種
6月5日〜6月9日頃
子カマキリ、青嵐、水芭蕉
しそ、らっきょう、びわ、鮎釣り
6月10日〜6月14日頃
梅雨冷え、紫陽花、かたつむり
するめいか、ゼリー、入梅、蛍狩り、田植え
6月15日〜6月20日頃
虹、夏木立、定家葛の花
やもり、ラムネ、麦わら帽子、父の日
夏至
6月21日〜6月25日頃
青野、ながしはえ、うつぼ草
さくらんぼ、鮎、蚊取り線香、鵜飼
6月26日〜6月30日頃
花菖蒲、クラゲ、青時雨
冷奴、水無月、白靴、夏越の祓
7月1日〜7月6日頃
短夜、毛虫、半夏雨
ざるうどん、鱧、風鈴、浴衣
小暑
7月7日〜7月11日頃
白南風、かぶと虫、くわがた虫
暑中見舞い、麦茶、船遊び、笹の節句
7月12日〜7月16日頃
入道雲、草いきれ、あげは蝶
トマト、ところてん、扇、お中元
7月17日〜7月22日頃
炎ゆ、熱風、あめんぼ
ビール、冷素麺、土用入り、夏休み、海の日
大暑
7月23日〜7月27日頃
炎天、ひでり、蟬
きゅうり、鰻、納涼、打ち水
7月28日〜8月1日頃
溽暑、蟹、ノウゼンカズラ
かき氷、プール、サングラス、夜店
8月2日〜8月6日頃
蟬時雨、夜の秋、夕立
梅干し、茄子、虫干し、花火
コラム 季節で温・冷を使い分ける 粋な気遣いは心に残ります
秋
立秋
8月7日〜8月11日頃
新涼、とんぼ、朝顔
枝豆、すいか、天の川、山の日
8月12日〜8月16日頃
ひぐらし、秋めく、かげろう
ゴーヤー、桃、旧盆、墓参り、盆踊り
8月17日〜8月22日頃
残暑、稲妻、背高泡立草
とうもろこし、衣被、鈴虫、秋の蚊帳
処暑
8月23日〜8月27日頃
秋草、もず、桃吹く
オクラ、生姜、流れ星、地蔵盆
8月28日〜9月1日頃
野分、秋の七草、きりぎりす
へちま、梨、二百十日、秋祭
9月2日〜9月6日頃
爽やか、猫じゃらし、秋高し
ごぼう、鰯、秋渇き、鶏頭
白露
9月7日〜9月11日頃
秋晴れ、こおろぎ、コスモス
さつま芋、子持ち鮎、簾外す、障子貼る
9月12日〜9月16日頃
露けし、せきれい、台風
あけび、かぼちゃ、かかし、敬老の日
9月17日〜9月22日頃
夜長、水澄む、椋鳥
貝割菜、鮭、間引き菜、十五夜
秋分
9月23日〜9月27日頃
秋麗、鱗雲、花野
新米、ぶどう、秋彼岸、美術展覧会
9月28日〜10月2日頃
秋風、秋の暮、金木犀
青みかん、秋刀魚、秋の服、秋社
10月3日〜10月7日頃
みの虫、蔦、稲の秋
きのこ、長芋、稲刈り、根釣り
寒露
10月8日〜10月12日頃
秋黴雨、肌寒、どんぐり
新蕎麦、松茸、芋煮会、運動会
10月13日〜10月17日頃
秋深し、草紅葉、まひわ
ぎんなん、栗、菊人形、重陽の節句
10月18日〜10月22日頃
からす瓜、猪、冷まじ
無花果、むかご飯、秋思、秋土用、灯火親しむ
霜降
10月23日〜10月27日頃
黄落、秋惜しむ、ひよどり
新酒、すだち、蔓たぐり、松手入れ
10月28日〜11月1日頃
秋時雨、行く秋、つぐみ
レモン、りんご、落花生、柚餅子、球根秋植う
11月2日〜11月6日頃
山粧う、末枯れ、紅葉且つ散る
新豆腐、柚子、紅葉狩り、冬支度
コラム 気候が厳しい時代の装いには「色」で季節感を取り入れて
冬
立冬
11月7日〜11月11日頃
初冬、山茶花、小春日和
雑炊、ひらめ、亥の子の祝い、酉の市
11月12日〜11月16日頃
柊の花、時雨、狸
たくあん、ずわい蟹、隙間風、膝掛け、七五三
11月17日〜11月21日頃
冬浅し、石蕗の花、茶の花
セーター、蓮根、干し菜、薬喰い
小雪
11月22日〜11月26日頃
あられ、八手の花、冬めく
おでん、熱燗、冬籠り、風邪
11月27日〜12月1日頃
木枯らし、びわの花、落ち葉
白菜、煮凝り、鯛焼き、日向ぼっこ
12月2日〜12月6日頃
短日、冬の霧、ふくろう
焼き芋、セロリ、毛糸編む、落ち葉焚き
大雪
12月7日〜12月11日頃
初雪、雪起こし、鯨
ふろふき大根、すき焼き、ストーブ、竹馬
12月12日〜12月16日頃
凍る、枯木、冬晴れ
牡蠣、歳暮、煤払い、正月事始め
12月17日〜12月21日頃
雪、スキー、息白し
忘年会、玉子酒、冬休み、羽子板市
冬至
12月22日〜12月26日頃
冬至梅、冬木の芽、鷹
コート、クリスマス、柚子湯、冬至(一陽来復)
12月27日〜12月31日頃
隼、大晦日、歳の市
年越し蕎麦、こたつ、大祓、除夜の鐘
1月1日〜1月4日頃
正月、初茜、松飾り
餅、お節(喰積)、伊勢海老、歌留多
小寒
1月5日〜1月9日頃
寒の入り、吹雪、寒雀
寒見舞い、春の七草、狩り、人日の節句
1月10日〜1月14日頃
寒波、寒九の雨、かまくら
春菊、鱈、鏡開き、小正月、どんど焼き
1月15日〜1月19日頃
底冷え、千鳥、蠟梅
蕪、なまこ、着ぶくれ、冬土用
大寒
1月20日〜1月24日頃
三寒四温、春待つ、ゆりかもめ
葛湯、切り干し、寒卵、悴む
1月25日〜1月29日頃
春隣、白鳥、風花
小松菜、みかん、囲炉裏、雪だるま
1月30日〜2月3日頃
春近し、つらら、凍鶴
恵方巻き、金柑、雪下ろし、節分
コラム 春の山は笑い、秋の山は粧う 四季を表現する美しいことば
季節の行事で開運する
二十四節気とともに暮らす
五節句の開運行動
雑節の開運行動
幸運の兆しを探してみてください
おわりに
索引
コラム監修
参考文献
監修
石田郷子(いしだ・きょうこ)
俳人、椋俳句会代表、俳人協会会員、日本文藝家協会会員、よみうり文芸(読売新聞地域版)選者、東京俳壇(東京新聞)選者。1958年、東京生まれ。父母ともに俳人の家庭に育ち、1986年に自身も山田みづえに師事し、俳句を始める。1997年、第一句集『秋の顔』にて、第20回俳人協会新人賞を受賞。目に入ったもの、受けた印象をそのまま、やさしい言葉でみずみずしく表現する作風が魅力。かつて住んだ東京都国立市の里山や、埼玉県飯能市の特に名栗地区(旧名栗村)を中心とした奥武蔵の山里を中心に、季語を求め、季節の兆しに触れることを目的に句会の仲間たちとともに日々探索している。句集に『木の名前』『草の王』(ともにふらんす堂)、著書に『季節と出合う 俳句七十二候』(NHK出版)、『新俳句・季語事典』全5巻(国土社)、監修書籍に『俳句でつかう 季語の花図鑑』『花と植物の俳句歳時記』(ともに山川出版社)など多数。
コラム監修
季節の行事で開運する(P224-245)
Dr. コパ(小林祥晃(こばやし・さちあき))
1947年5月5日生まれ。一級建築士、神主、愛知工業大学客員教授。 Dr.コパの愛称で親しまれる、日本の風水界の第一人者。家相、方位、インテリアを現代にも取り入れやすいよう、わかりやすく解説し絶大な人気を得る。著作は売上累計実績1500万部以上のベストセラー作家としての顔も持つ。
コラム(P66-67・P118-119)
諏内えみ(すない・えみ)
「マナースクールemi sunai」「親子・お受験作法教室」代表。美しい振る舞いや会話、社交、テーブルマナー、婚活に関する講座が人気。映画・ドラマにおける俳優の所作指導、テレビ出演のほか、『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)など著書多数。
コラム(P170-171)
地曳いく子(じびき・いくこ)(渡辺いく子)
1959年生まれ。スタイリスト。スタイリングのみならず、バッグや洋服のプロデュース、トークショー、テレビ、ラジオなどで幅広く活躍中。『服を買うなら、捨てなさい』(宝島社)、漫画家・槇村さとるとの共著「BBAババア上等シリーズ」(集英社)など著書多数。