目次

１　私は信念をつかんだ

　　偶然の魔術
　　不思議な体験は確かに存在する
　　「信じる」ことが世界を２つに分ける
　　世界は思いどおりになる
　　望みは必ず実現する
　　信念は願いを果たす原動力
　　成功者のパラドックス
　　サイエンスを実証する手紙
　　どんな状態からでも財は成せる
　　恐怖心こそが破滅を呼ぶ
　　心のサイエンスへの警告

２　心とはなにか

　　すべては思考から始まる
　　人生は思考でつくりあげられる
　　自分も他者も動かす力
　　エル・ドラド（黄金の国）
　　心から望むものをはっきりさせる
　　「必要」と「願望」の違い
　　信念は山をも動かす
　　ギャンブラーが使う念力
　　思考と同じ結果を引き寄せる
　　五感は振動の伝達
　　思考の集中で物体を動かす
　　思いの強弱は創造力に影響する
　　潜在意識が奇跡を起こす
　　探し物から発明まで
　　心に完全なイメージをつくる

３　潜在意識のはたらき

　　繰り返すことの大切さ
　　誰しも潜在意識を持っている
　　２つの意識の役割
　　顕在意識は思考の根源
　　潜在意識はエネルギーのみなもと
　　潜在意識の３つの役割
　　望みを実現させるステップ

４　暗示は力だ

　　信念こそ身を助ける力
　　反復の力が暗示を生む
　　反復暗示の威力
　　暗示で人を動かす
　　スポーツにも使われる暗示の力
　　恐怖心が不況や戦争を起こす
　　イメージが潜在意識を躍動させる
　　「４つ葉のクローバー」の効果
　　潜在意識に磁力を与える
　　疑いや恐れはすべて捨てる
　　釣りにも応用できる心眼の力
　　からだを思いどおりにコントロールする
　　信念は才能を引き出す

５　イメージを描くこと

　　心の中のイメージを変える
　　セールスに心の技術を応用する
　　仕事も人生も思いどおりになる
　　潜在意識と２つの事件
　　想像力のいたずら
　　希望どおりの人物になるために
　　想像力につづく正しい行動が必要
　　エジソンの勇気にならう
　　欲求は人を進歩させる
　　カードを使う技術
　　カードの力で願いを実現させる
　　潜在意識をかためる方法
　　積極的な考えで心を満たす
　　老いをも阻む潜在意識
　　思いの集中で偉大な仕事を達成する

６　潜在意識を躍動させる技術

　　富を得るためのサイエンス
　　希望の仕事を得る方法
　　鏡を使って自分を変える
　　リハーサルの効果
　　鏡の力をセールスに使う
　　目力を強くする
　　「虫の知らせ」はあたる
　　ギャンブル的な使い方をしない

７　世界は心の投影

　　世界は想像力と潜在意識の産物
　　世界はあなたの心の現われ
　　「お金のあるところ」へ向かう
　　自分の「包装」は的確か？
　　「死の予告」と心の波動
　　心の波動は伝染する
　　病は自分の力で治る
　　ライン博士の不思議な実験
　　科学者はテレパシーを支持する
　　テレパシーを使ってみる

８　思いは実現する

　　動物の持つテレパシーの力
　　精神の力で顧客を動かす
　　部下も夫婦も動かす力
　　思考と偶然
　　テレパシーは実証できる
　　信念は魔術的な力
　　しあわせはあなたの内側にある

著者

C・M・ブリストル（Claude M.Bristol）
1891年生まれ。アメリカの実業家。第1次大戦では不正規兵として従軍。警察担当、宗教面担当のジャーナリストとして新聞社で活躍後、大投資銀行に入行。のちに太平洋岸の有名な投資銀行の副頭取となった。大恐慌のさなか、危機に陥った会社を立て直そうと暗中模索する中で、仕事だけではなく人生をも思いどおりに生きるための哲学を会得した。「信念ひとつで人生は変わる」という力強い実践哲学は、ビジネスマンはもとより政治家や主婦まであらゆる人の人生を立て直す起爆剤となった。1948年に刊行された本書は、半世紀を越えて今日に至るまで世界中で読み継がれている。1951年没。