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戦略古典の本質 孫子がわかれば、中国がわかる

  • 紙版

戦略古典の本質 孫子がわかれば、中国がわかる

書籍情報

  • 紙版
  • 杉之尾 宜生/西田 陽一:著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2013年08月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:296
  • ISBN:978-4-478-02582-6

内容紹介

面子にこだわり、仲間以外を信じない中国人。ビジネス、資源膨張、尖閣・・・中国の戦略の本質には必ず「孫子」がある。失敗の本質の著者の一人の戦略研究家と、中国ビジネスの裏表を知り尽くしたコンサルタントが中国古典を引きながら、中国式の戦い方の本質を抉る。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

序章 「肉食系」と戦うための『孫子』

内部告発者をどう処遇するか
「肉食系」中国人の考え方
権力闘争の道具として使われる「尖閣問題」
彼らの戦い方の基本に『孫子』がある
「『孫子』は古い」とうそぶいた帝国軍人たち
『孫子』の成り立ち
美女の首をはねて「厳」を示す
アメリカ陸軍トップエリートの必読書

第1章 戦いの成否はミドルマネジャー(将)にあり

日本流の考え方は通用しない
第一線部隊指揮官としてのミドルマネジャー
中国では「人脈」がすべて
仲間と会社は別物
人間関係に心を砕く古典
「後方」の重要性
「第一線症候群」に陥るな

第2章 トップ(君主)とミドルマネジャー(将)の関係

危険なトップ(君主)の口出し
頭を下げるばかりのマネジャーは相手にされない
「君命受けざる所あり」はどこまで許されるのか
面子を立てるためには芝居も必要

第3章 アメとムチを適切に使いこなす5つの資質

情報を漏らすことの危うさ
『三国志』に見る「帮」と「関係」の重さの違い
面子を立てながら関係を深める
部下に対する2つの扱い方
すべての土台に人間関係がある
リーダーに必要な智・信・仁・勇・厳
「仁」か「厳」どちらかに偏ってしまう日本人
組織に勢いをつける演出
信罰を使いこなす
撤退する勇気

第4章 スパイの育て方と使い方

インテリジェンスを活用できなければ勝てない
地元の情報スタッフを活かす
生の情報に振り回されない
コンサルタントを「監視」するしたたかさ
仲間のためなら死ねる中国人
自分のための「死間」を育てる

第5章 戦場の統御と最前線のリーダーシップ

業(やりがい)がなければ兵は動かない
賞罰の乱発を慎む
中国では法や社会は個人を守ってくれない
成否のすべてが人脈にかかっている

第6章 勝つ組織と負ける組織の違い

組織に「勢」をつける適材適所
「死地」に兵を投じる
負ける組織の6つの形態

第7章 詭道とは敵を欺くこと

騙してでも戦いに勝つ
「正」と「奇」を同時に使う
中国のビジネスは銃弾の飛び交わない戦争だ

終章 『孫子』大戦略の本質

戦いはロマンではない
戦争、特に武力戦は、何のためになされるものであるのか
最高政治指導者は、国家をどのように運営すべきか
シミュレーションなしで戦いに入る愚
戦争はコストがかかるものだ






著者

杉之尾宜生(すぎのお・よしお:本名=孝生)
1936年鹿児島市生まれ。防衛大学校卒(5期生)。第7師団戦車大隊、第1師団偵察隊、防衛研究所戦史部等を経て防衛大学校助教授・教授(元1等陸佐)、2001年定年退官。単著;『戦略論大系①孫子』(芙蓉書房出版、2001年)。共著:『失敗の本質』(ダイヤモンド社、1984年:中公文庫)、『戦略の本質』、『撤退の本質』(何れも日経ビジネス人文庫)。戦略研究学会監事、クラウゼヴィッツ学会顧問。

西田陽一(にしだ・よういち)
1976年札幌市生まれ。ワシントン州立大学経済学部卒。商社勤務を経て、現在、株式会社陽雄代表取締役、日本クラウゼヴィッツ学会・戦略研究学会会員。会社経営の傍らで執筆活動を行い、大学での講義を担当。
共著共訳:『米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ』(日本経済新聞出版社 2012年)、『新版 面白いほどよくわかる 孫子の兵法』(日本文芸社 2013年)

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