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経済指標のウソ 世界を動かす数字のデタラメな真実

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経済指標のウソ 世界を動かす数字のデタラメな真実

書籍情報

  • 紙版
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  • ザカリー・カラベル 著/北川 知子 訳
  • 定価:本体1,800円+税
  • 発行年月:2017年03月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:400
  • ISBN:978-4-478-02835-3

内容紹介

なぜ日本のGDPは一夜にして16兆円増えたのか? ときに政治家のクビを飛ばすほど重視されるGDPや失業率などの「経済指標」はもはや実態を反映していない——。気鋭の経済評論家が歴史、理論、実態を丹念に解き明かすことで見えてくる「経済のデタラメな真実」とは? 前提知識不要で「経済」がわかる!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 半世紀以上前の経済指標に価値はあるのか

「自然法則」なみに尊重されている経済指標
一夜にして4000億ドル拡大したアメリカのGDP
誰もが経済統計に翻弄されている
経済指標は「1950年代の地図」

第1章 すべての統計には意図がある ── 国勢調査

経済を測る史上初の取り組み
測定されないものは存在しないに等しい
数学の進歩から取り残された経済統計
フランスのニュートン
アメリカ憲法の中心に据えられた統計
係員に依存していた初期の国勢調査
奴隷制をめぐる政争に巻き込まれた国勢調査室
農地で何が起きているかを知る
農業データは常に不正確
社会から求められ始めた統計

第2章 「失業者を数える」という無理難題 ── 失業率

失業者が何人いるのかわからない
理論上、失業はありえない
経済を測定する手段がない
労働条件を守るための経済指標
BLSの格闘家スチュワート
テイラーの信奉者フーヴァー
どのようにして情報を1つの数字に落とし込むか
雇用政策は当て推量で決められた
裸眼だけを頼りに嵐の中を飛ぶ飛行機
どの数字が正しいのかがわからない
正確な数字がわかったから落選
ニューディール政策で行動を起こす
「雇用されていない状態」とは何か
失業率のもとになる2つの情報源
アメリカ人はパン屋か機械工だらけ?
経済指標は支配のために作られたのか

第3章 家事労働に経済的価値はないのか ── GDP

幸福度の代名詞になった数字
戦争と恐慌がGDPを生んだ
「経済学の巨人」クズネッツ
欲しいのは言葉よりもデータ
公式統計にうってつけの人物
とらえどころのない成長の定式を見出す
国民所得勘定で現状を診断する
産業のエンジンをふたたび動かすために
「政治算術」あっての健全な政策
統計学者は主要指標を考案しない
家事労働を国民所得に含めるか
政府を経済行為者とみなすか
市場が道を外れたときに誘導できるのは政府だけ
赤字財政支出を正当化する
自画自賛の裏には統計あり
GNPで国防支出を測る
統計数値はアメリカの力の象徴
数字に定義される競争が始まる

第4章 「所得」で世界の序列が決まる ── 国民経済計算

経済発展の牽引者ルース
経済の強みを数字で解明する
「危機に対処する統計」から「豊かさを測る統計」へ
主要指標によって「経済」が生まれた
一国の経済は国境の外に出られない?
経済指標が世界に広まる
脇へ追いやられた経済社会理事会
ひっそりと生まれた「国民所得統計」
国民経済計算の父ストーン
あらゆる社会を1つの基準で測る
経済指標が社会の一部になる

第5章 景況感は数値化できるのか ── 消費者信頼感指数

国民を無視していた「国民」経済計算
ミクロ経済指標の創始者カトーナ
感情を測定できれば、将来を予測できる
指標がカネを生む
インフレは消費者期待の結果
「消費者信頼感指数」の5つの質問
経済学者からは軽視された
回答時の気持ちと将来の行動に関係はあるか
個人の曖昧な心理に光を当てる
消費者の感情が経済の行方を示す
世界恐慌が生んだ購買担当者景況指数
3つの「メガ指標」
景気循環を最もよく理解している人々
世界の見方を一変させた概念

第6章 「物価の測り方」が政争の火種になる ── インフレ率

繁栄に対する最大の脅威 ── インフレ
何がインフレを引き起こしているのか
生活費が意図的に過小評価されている
最も反感を招いた指標 ── CPI
インフレ測定の先駆者フィッシャー
ウェブがない時代に物価を測るには
財の組み合わせのバランスを取る
個人的な感情を排除する
急激なインフレは傷跡を残す
インフレ率は「嫌われ者の数字」
コアCPIは「インフレから高価なものを引いただけ」
家賃をCPIに含めるか
CPIが物価上昇を誇張する
本質的に政府の詐欺
個人の経験と統計が離れすぎている

第7章 経済指標が無条件に崇拝される

ニューディール政策を超える財政支出
7870億ドルで足りるのか
かろうじて200万件の雇用創出
刺激策の根拠はたかだか数十年分のデータ
数字と現実のあいだにはギャップがある
インフレの計算方法は時代錯誤
1950年と2010年の自動車は同じ機械か
インターネットに取り残された統計
複雑な経済を1つの数字であらわすことの限界
ケインズ派であることをやめない政府
政府支出のお目付け役
知的財産がGDPに含まれる
核兵器なみにセキュリティが厳しい雇用統計
統計の「主神」GDP
GDPは現状を反映しているのか

第8章 アメリカの対中貿易赤字はもとから存在しなかった ── 貿易収支

iPhoneのただ1つの欠点
貿易赤字は債務として処理される
輸出入を記録するのは課税のなごり
グローバルな金融活動は統計的には存在しない
ほとんどのサービス活動が測定から漏れている
「一国一単位」という時代錯誤の前提
iPhoneが中国製とみなされる理由
過去と比較をするために測定方法を変えられない
マトリョーシカのような付加価値の構造
すべての部品とサービスを測るのは不可能
中国を叩いてもアメリカ経済は回復しない
私たちの認識は主要指標次第
統計の改善には予算が充てられない
1つの単純な数字しか注目されない
概数の限界

第9章 「幸福」は数値化できるのか ── 国民総幸福量

GNPを「幸福」と置き換える
国民を幸福にできないなら、政府が存在する意義はない
国連加盟国がGDPを捨てる意味
サルコジにも影響を与えた幸福の概念
物質的価値が社会的価値を駆逐する
幸福度をどのように測定するか
GDPが幸福を損なうとき
欧米とは異なるブータンの幸福観
「国民時間計算」で幸福を最大化する
新しい指標には別の限界がある
1年間職を探していなければ失業者ではない
幸福度指標は二流市民
物欲が満たされても幸せになれない
最もよかった時代と比べて不幸を感じる
「人間開発指数」を生んだセン
人間開発指数の限界
「マトリックス」化する経済指標

第10章 我々は経済指標とどう付き合うべきか

統計に興味を持たせる
統計を「生きた」ものにする
過去と比較できるから価値がある
常に未来を予測できるわけではない
示唆をする。予言はしない
技術の構造的変化をとらえていない
GDPはSNSを測定できない
SNSの付加価値試算は年間340億ドル
市場で値がつかないものは含まれない
教育・情報格差に気づけない
政治の都合で統計が変わる国
リアルタイムで価格を測る
政治の駆け引きから指標を守る
グーグル物価指数
オンライン流通価格の指数は驚くほど正確
金融危機に2桁のリターンを上げたダリオ
自己啓発本のような小冊子が投資の原則?
どの指標も絶対的ではない
主要指標にどう向き合うか

おわりに

「あつらえた」指標をどのように使うか

謝辞



索引





著者

アメリカの経済・投資情報会社リバー・トゥワイス・リサーチ代表。作家、投資家、コメンテーター。コロンビア大学、オックスフォード大学を経て、1996年にハーバード大学でPh.D.を取得。現代史や経済関係など11の著書がある。CNBCやCNNなどにレギュラーコメンテーターとして出演、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨークタイムズ、ニューズウィークなどの寄稿者としても活躍している。


訳者

北川知子(きたがわ・ともこ)
翻訳家。訳書にムン『ビジネスで一番、大切なこと』、オニール『次なる経済大国』(ともにダイヤモンド社)、モリス『人類5万年 文明の興亡(上)・(下)』(筑摩書房)、クレピネヴィッチ『帝国の参謀』(日経BP社)など。

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