目次

はじめに

Chapter１　市場、効率、公正

　経済学の基本から最新理論までおさえるための41ワード

001　経済人と合理性
002　希少性
003　効用
004　選好
005　機会費用
006　代替財と補完財
007　正常財と下級財
008　所得効果と代替効果
009　消費者余剰
010　エンゲルの法則
011　時間と割引
012　労働供給
013　価値のパラドックス
014　需要と供給
015　需要の法則
016　需要の弾力性
017　ギッフェン財
018　一般均衡
019　見えざる手
020　パレート効率性
021　市場の効率性と厚生経済学の定理
022　市場の失敗
023　外部性
024　共有地の悲劇
025　コースの定理
026　公共財とタダ乗り
027　セカンド・ベスト
028　アローの不可能性定理
029　リスクと不確実性
030　リスク回避
031　保険
032　プリンシパル・エージェント問題
033　モラル・ハザード
034　逆選択
035　シグナリングとスクリーニング
036　オークションと勝者の呪い
037　サーチとマッチング
038　ゲーム理論と囚人のジレンマ
039　信用できる脅し
040　行動経済学
041　アレのパラドックス

Chapter２　貨幣と金融

　お金と金融のしくみを理解するための24ワード

042　貨幣の役割
043　不換貨幣と物品貨幣
044　マネーサプライ
045　貨幣創造
046　貨幣需要
047　金利
048　通貨発行益
049　貨幣錯覚
050　フィッシャー効果
051　銀行と金融仲介
052　取り付け騒ぎ
053　債券
054　リスクとリターン
055　株式市場
056　資本資産価格モデル（CAPM）
057　イールドカーブ
058　金融工学と派生商品
059　トービンのQ
060　効率的市場仮説
061　金融危機
062　信用収縮
063　金融バブル
064　企業の資金調達
065　予測

Chapter３　企業と産業

　ビジネスで成功を収めるための22ワード

066　企業の存在
067　利益最大化
068　企業の所有と経営
069　公開企業と有限責任
070　生産関数
071　収穫逓減の法則
072　平均費用と限界費用
073　規模の経済
074　埋没費用（サンクコスト）
075　分業
076　完全競争
077　独占
078　自然独占
079　寡占
080　独占的競争
081　カルテル
082　価格差別
083　略奪的価格設定
084　参入障壁と競合可能な市場
085　特許
086　企業への課税
087　広告

Chapter４　所得、失業、インフレ

　国の経済力を把握するための32ワード

088　GDPとその要素
089　実質GDPと名目GDP
090　所得循環
091　投資
092　消費
093　政府支出
094　総需要と総供給
095　好況、不況、恐慌
096　失業とその費用
097　自然産出量
098　摩擦的失業と構造的失業
099　フィリップス・カーブ
100　スタグフレーション
101　履歴効果
102　流動性の罠
103　インフレのメリットとデメリット
104　デマンド・プル・インフレとコスト・プッシュ・インフレ
105　生計費
106　貨幣数量説
107　ハイパーインフレーション
108　合理的期待
109　ライフサイクルと恒常所得
110　ケインジアン乗数
111　ビルトイン・スタビライザー
112　リアル・ビジネス・サイクル理論
113　貨幣の中立性
114　政治的景気循環
115　労働需要
116　効率的賃金
117　賃金と価格の硬直性
118　住宅市場
119　GDPと幸福

Chapter５　経済政策と政府

　政治と経済の関係を見極めるための28ワード

120　安定化政策
121　金融政策
122　量的緩和
123　財政政策
124　政策の裁量とルール
125　マネタリズム
126　インフレーション・ターゲティング
127　ルーカス批判
128　クラウディング・アウト
129　サプライサイド経済学とラッファー・カーブ
130　リカードの等価定理
131　独立した中央銀行と動学的不整合
132　財政赤字と財政黒字
133　均衡財政
134　政府債務
135　租税負担率
136　直接税と間接税
137　課税の死荷重
138　定額税
139　課税による再分配
140　福祉国家
141　年金
142　価格統制と補助金
143　最低賃金
144　競争政策
145　規制
146　公害税
147　命の価格

Chapter６　国際経済

　グローバル経済のしくみを見抜くための18ワード

148　比較優位
149　国際収支
150　自由貿易
151　保護主義と貿易戦争
152　グローバリゼーションと市場の統合
153　貿易と地理
154　フェアトレード
155　ブレトンウッズ体制
156　アメリカの貿易赤字と国際不均衡
157　国際資本移動
158　多国籍企業
159　労働移動
160　実質為替レートと名目為替レート
161　固定相場制と変動相場制
162　金本位制
163　通貨危機
164　単一通貨
165　通貨の下落

Chapter７　社会と経済

　思想と制度の変遷を知るための16ワード

166　経済学と道徳
167　宗教と経済
168　経済学と文化
169　制度と財産権
170　マルクス経済学
171　労働価値説
172　集権による計画体制
173　社会的市場
174　労働組合
175　不足と割り当て
176　経済自由主義
177　誇示的消費
178　家族の経済学
179　性別
180　社会関係資本
181　経済改革

Chapter８　成長と開発

　貧困と不平等を解決するための19ワード

182　成長とその源泉
183　生活水準と生産性
184　経済の収斂
185　内生的成長
186　技術
187　人口増加
188　工業化と近代成長
189　創造的破壊
190　開発経済学
191　貧困ライン
192　権原理論と飢饉
193　債務減免
194　従属理論
195　不平等と成長
196　人的資本
197　アジアの虎
198　非公式経済
199　枯渇性資源
200　環境と集団行動

用語集

索引

著者

ニーアル・キシテイニー（Niall Kishtainy）
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済学を教えている経済学者、作家。専門は経済史と発展理論。世界銀行や国連アフリカ経済委員会でも経済政策のアドバイザーとして勤務している。著書に、『経済学大図鑑』（三省堂）がある。

訳者

望月衛（もちづき・まもる）
大和投資信託株式会社リスクマネジメント部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理やパフォーマンス評価に従事。訳書に『ヤバい経済学』『その問題、経済学で解決できます。』『社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた』（以上、東洋経済新報社）、『反脆弱性』『ブラック・スワン』『まぐれ』『経済は「予想外のつながり」で動く』（以上、ダイヤモンド社）、『ヘッジホッグ』『ウォール街のイカロス』（ともに日本経済新聞出版社）等がある。