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共生への学び 改訂版

先生を応援する教育の最新事情

  • 紙版

共生への学び 改訂版

先生を応援する教育の最新事情

書籍情報

  • 紙版
  • 星槎大学教員免許状更新講習センター 編著
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2016年05月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:272
  • ISBN:978-4-478-06914-1

内容紹介

教員免許状更新講習用テキスト。学校と子どもに関わる現代的な事象について、教育現場最前線の視点から解説。現役教員はもちろん、教育関係者なら知っておくべき最新情報を網羅。さらに、著名人からのメッセージを交え、教員志望者にも役立つ内容。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

本書の構成・使い方

本書の構成と法令上の必要事項との対照表

共生への思い ── はじめに  川野辺 敏

第1章 共生と教育

21世紀に求められる「共生」の概念と「生きる力」  鬼頭秀一

プロフェッショナルとしての教師について  細田満和子

必要とされる教員  平出彦仁

ヒトへの道のり、そして「人」へ  森川和子

第2章 必修領域

国の教育政策や世界の教育の動向

第1節 世界の教育潮流 〜各国のアクティブラーニングから〜
    天野一哉

教員としての子ども観、教育観等についての省察

第2節 子ども観、教育観等についての省察
    新井郁男

第3節 教育的愛情、倫理観、遵法精神その他教員に対する社会的要請の強い事柄
    水内宏

子どもの発達に関する脳科学、心理学等における最新の知見(特別支援教育に関するものを含む。)

第4節 子どもの発達に関する、脳科学、心理学等の最新知見に基づく内容
    伊藤一美

第5節 特別支援教育に関する新たな課題(LD、ADHD等)
    西永堅

子どもの生活の変化を踏まえた課題

第6節 多様化に応じた学級づくりと学級担任の役割
    白鳥絢也

第7節 社会的・経済的環境の変化に応じたキャリア教育
    三田地真実

第8節 発達障害の児童生徒への支援
    岩澤一美

第9節 カウンセリング・マインドの必要性
    阿部利彦

第3章 選択必修領域

第1節 客観的・具体的材料(各種報道・世論調査・統計等)の適切な利用
    天野一哉

第2節 総則の趣旨の理解
    白鳥絢也

第3節 法令改正、国の審議会の状況等
    白鳥絢也

第4節 学校組織の一員としてのマネジメント・マインドの形成
    伊東健

第5節 対人関係、日常的コミュニケーションの重要性
    天野一哉

第6節 学校内外の安全確保
    福島紘

第7節 保護者・地域社会との連携
    三田地真実

第8節 「他者」を理解するということ文化人類学の視点から
    渋谷節子

第4章 共生と教育

「現代の教育」と「文化の継承」  加藤登紀子

ミラーニューロン ぼくの平和論  小中陽太郎

私の共生社会構築の実践 ── 旭山動物園と共に伝える命の授業  坪内俊憲

活私開公、グローカル、WA ── 共生社会実現のための公共哲学  山脇直司

あとがき

これまでに開講した主な「選択」講習

著者紹介





著者

川野辺 敏(かわのべ・さとし)
国立教育研究所初代生涯学習研究部長。日本比較教育学会会長、日本学習社会学会会長等を歴任し、現在国立教育政策研究所名誉所員・星槎大学特任教授。『中央アジアの教育とグローバリズム』(川野辺敏・嶺井明子、東信堂、2012)等著書多数。

鬼頭 秀一(きとう・しゅういち)
現場でのフィールドワーク(社会学的調査)を踏まえて生物多様性、自然再生、「農」に関わる理念に関する研究を行ってきたが、近年では、福島の内発的復興に取り組んでいる。『自然保護を問いなおす--環境倫理とネットワーク』(筑摩書房、1996年)、『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓共編著、東京大学出版会、2009)など。

細田 満和子(ほそだ・みわこ)
博士。(東京大学大学院)社会学をベースに、医療・福祉・教育の現場での問題を当事者と共に考えている。『パブリックヘルス市民が変える医療社会—アメリカ医療改革の現場から—』(明石書店、2012)『グローカル共生社会へのヒント』(星槎大学出版会、2015)等著書多数。

平出 彦仁(ひらいで・ひこひと)
専門は教育心理学、特に学習行動基礎論、動機づけ論。教育職員養成審議会委員、中央教育審議会初等中等教育分科会臨時委員、同分科会教員養成部会委員、神奈川県教育委員会委員長などを歴任。

森川 和子(もりかわ・かずこ)
理学博士。星槎大学特任教授。東京都立大学・大学院在学中、農工大学在職中を通じて微生物を対象に調査研究。自然界、特に河川における付着性微生物群衆の解析を行ってきた。星槎大学では共生科学概説(2)を中心に、地球生命の歴史・生物学へのいざない等を担当してきた。

天野 一哉(あまの・かずや)
ジャーナリスト。星槎大学大学院教授・法政大学兼任講師・京都大学高等教育研究開発推進センターMOSTフェロー。『中央公論』『世界』『AERA』『週刊金曜日』等に教育問題・中国関連の記事を執筆。『民間校長・中学改革に挑む』(日本経済新聞社、2003)等、著書多数。

新井 郁男(あらい・いくお)
東京大学教育学部教育学科卒。国立教育研究所研究員等を経て、東京工業大学、上越教育大学、放送大学で教鞭をとる。日本教育社会学会会長等数々の要職を歴任し、現在、世界新教育学会会長。『学校社会学』(樹村房、2013)、『ゆとりの学び ゆとりの文化』(教育出版、2001)等、著書多数。

水内 宏(みずうち・ひろし)
東京大学教育学部卒、同大学院修士及び博士課程を経て都留文科大学講師・助教授、千葉大学助教授・教授、聖母大学教授(看護学部にて養護教諭養成に従事)など。現千葉大学名誉教授、星槎大学教授。専門は、教育学、教育過程論、発達教育学など。

伊藤 一美(いとう・かずみ)
日本LD学会研究奨励賞第1号、学会発表奨励賞第16号、第38号を受賞。特別支援教育士スーパーバイザー(日本LD学会認定)。地域の教育委員会特別支援教育専門委員を歴任。発達障害の子ども達の支援について研究している。

西永 堅(にしなが・けん)
東京学芸大学教育学部心理臨床専攻卒業。東京学芸大学大学院教育学研究科障害児教育専攻修了。東北大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻中途退学。星槎大学共生科学部助手、専任講師を経て、現在准教授。

白鳥 絢也(しらとり・じゅんや)
常葉大学教育学部初等教育課程准教授。専門は教育学、多文化共生教育。共著書に『教師論—共生社会へ向けての教師像—』(福村出版、2013)がある。

三田地 真実(みたち・まみ)
真の連携を実現するために、関係者間の丁寧なやり取りを活性化させる「ファシリテーション」の普及に努めている。また、キャリア教育を「人生全体に関わるもの」と捉えることで、その本質を見つめようと『ライフヒストリー曼荼羅ワークショップ』を展開中。

岩澤 一美(いわさわ・かずみ)
宮澤学園(現星槎学園)高等部教務部長、星槎国際高等学校神奈川学習センター長及び教務部長、星槎中学校教頭を歴任。現職教員および発達障害当事者保護者に対する講演・セミナーを講師として多数実施。中高教員として中等教育に必要な支援教育をカリキュラム化し、特別ではない特別支援教育を実践。

阿部 利彦(あべ・としひこ)
発達障がいを持つ子どもたちのサポート方法や、子どもたちの魅力について、全国各地で講演会・研修講師を務めるとともに、テレビ出演、執筆活動も行なう。『発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画 』(ぶどう社、2006)等著書多数。

伊東 健(いとう・たけし)
授業では神奈川県の中学・高校で生徒を教えていた体験を基に、教育の現場で役立つ実践的な話を心掛けている。また、現役の教員として高校生の指導や現場の教員の指導も行っている。

福島 紘(ふくしま・ひろし)
小学校に30年あまり勤務。初任の頃は朝迎え入れた学級の子どもたちを、朝にも増して心身共に元気な姿で帰宅させることを一番に心掛けた。経験を積むうち、「子どもの安全」を学校組織という視点から考えるようになる。

渋谷 節子(しぶや・せつこ)
東南アジアの農村研究から出発し、現在は異文化理解における教育の役割に関心を持つ文化人類学者。ハーバード大学大学院にて博士号を取得。

加藤 登紀子(かとう・ときこ)
東京大学在学中に歌手デビュー。多くのヒット曲を世に送り出してきた。また、地球環境問題にも積極的に取り組み、WWFジャパン(世界自然保護基金日本委員会)評議員も務める。『君が生まれたあの日 未来への手紙』(廣済堂出版、2013)等著書多数。

小中 陽太郎(こなか・ようたろう)
大学卒業後、NHKのテレビディレクター、フリーライターを経て作家となる。テレビのコメンテーターとして論陣を張り、市民の立場にたつ歯に衣着せぬ政治批判で注目される。著書『翔べよ源内』(平原社、2012)で第一回野村胡堂文学賞受賞。

坪内 俊憲(つぼうち・としのり)
アフリカに行きたい一心で獣医になり、ザンビアに赴任。フィリピン、モンゴルなどで野生生物保全に関わり、2003年ボルネオへ。そこで生物多様性保全のモデルが作れなければ人類は終わると、背水の陣を敷いて活動中。

山脇 直司(やまわき・なおし)
一橋大学経済学部卒、上智大学大学院哲学研究科修士課程修了、ミュンヘン大学哲学博士。東海大学専任講師、上智大学文学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科(教養学部)教授などを経て、現在星槎大学学部長。『社会とどうかかわるか』(岩波書店、2008)等、著書多数。

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