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これからの相続対策は「残す・貯める」から「資産活用」へ

お父さん、お母さん、家族みんなで考える相続の本

  • 紙版

これからの相続対策は「残す・貯める」から「資産活用」へ

お父さん、お母さん、家族みんなで考える相続の本

書籍情報

  • 紙版
  • 曽根惠子 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2021年11月
  • 判型/造本:A5並
  • 頁数:224
  • ISBN:9784478084892

内容紹介

従来の「残す・貯める」という発想から始まる相続対策を「資産活用」という視点で考えようというのが本書の第1の特徴。さらに、本書では「残す・貯める」という考え方から離れられない親世代のために、親子・家族で考える「資産活用法」を提唱。新たな相続対策の道を紹介する。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

相続対策のイメージは?
増え続ける相続トラブル
相続を取り巻く現状
相続対策を変えるのは子ども世代
親子で相続の話ができるようになるための本


第1章 相続対策する前に知っておきたい相続の現状

① 1万4800件の相続相談からわかったこと
  相談のトップは遺産分割のもめごと身内で裁判もめずらしくない
  財産が少ないほうがもめてしまう他人事と言っていられない
  財産がどれだけあるのかを教えてもらえない

② 「財産分割」がもめごとの原因
  財産が分けられないことが争いになる。特に不動産が課題
  実家に住んでいない相続人にも言い分がある
  安易に不動産を共有するとさらにトラブルの元になる
  法律だけで決めようとするから絶縁になる
  裁判しても悔いは残る分け方は決まっても家族の縁は戻らない
  もめる家庭には共通点があるコミュニケーションが取れていない
  法律や専門家任せではなく、家族の取り組みが円満の秘訣

③ 財産の活用ができていない
  持っているだけでは財産は増えない時代になった
  土地は財産だが負担にもなる
  空き地・空き家はマイナス財産になりかねない
  現金を残しても節税できない…現金も活用を考える
  眠っている預貯金は自分のお金ではなくなる?
  金融資産だけでは不安

④ 専門家が見つからない
  相続の専門家は少ない相談先が見つからない
  相続対策は元気なうちに生前の提案とサポートが必要


第2章 相続対策の基本①【感情面】の対策は必須!

感情面の対策は必須!
相続は家族のテーマとして考える相続を円満に乗り切るポイント
「相続する立場」から親子、兄弟姉妹でコミュニケーションを取る
「相続させる立場」から意思を残して自分と家族を守る
もめない対策は「遺言書」と「民事信託」
コラム 家族には法律よりも情やおもいやりで
遺言書を作るときに配慮したいことこっそり作らない
あなたに遺言は必要?これから遺言書は必須
認知症になっても困らないよう「民事信託」を用意する


第3章 相続対策の基本②【経済面】の対策も大事。

経済面の対策も大事!
生前の節税対策「財産を減らすこと」+「評価を下げること」
相続後の節税対策「評価を下げる」+「納税を減らす」
評価の仕方には違いがある「現金」vs「不動産」
 〈不動産の評価の検証〉1棟アパートの場合⇒46.8%
 〈不動産の評価の検証〉区分マンション⇒24.19%
 〈不動産の評価の検証〉土地活用
コラム 子どもがないから早めの終活。自宅を売却して遺言書も用意。
相続税の出し方を知っておこう
相続税の節税イメージはこうなる


第4章 親からの相続 実践するときに考えたい5つの項目

①【不動産】親の家は残す? どうする?
  親の家はどうする? 空き家でも自宅は残したい?
  親の気持ちと子どもの本音
  現金より不動産のほうが有利
  住んでいた親が売るのが有利
  認知症になったら対策できない
  Case study1 一軒家からマンションへ 住み替えた Mさん
  Case study2 自宅を売って高齢者住宅に住み替えた Hさん

② 【不動産】不動産を持ち続けることが財産とならない
  土地を持ち続けることが財産とならない
  土地を維持するためにお金をつぎ込んでいる
  不動産も買い替える時代
  Case study3 200坪の家に母親が一人暮らし。維持費250万円。対策にならず
  Case study4 駐車場運営では手元に残らない! 土地活用が必須となる

③ 【不動産】数よりも質。収益が上がる不動産が財産となる
  代々の土地持ち資産家も楽ではない! 代々の土地を相続したHさん
  固定資産税が多額
  財産があっても幸せではない?
  数多く持つよりも選別する時代
  土地を減らして優良資産へ
  所有他の立地を替えるために買い替え
  Case study5 貸宅地を売却。母親の二次相続対策ができた Uさん
  コラム 財産は残すよりも活用する時代! 趣味、起業、ボランティア、寄付など。
  Case study6 不良資産を売却、築浅物件に買い替えて一安心できた Dさん

④ 【現金】老後の現金って必要?親世代は使えない
  銀行に預けることがゴールではなくなった! リスクもある
  休眠預金の制度がスタートしている
  名義預金にしたらダメ
  老後は老人ホームの費用が必要になるか?
  老人ホームが自宅になると節税にならない!
  Case study7 高齢者賃貸住宅で快適に暮らすTさん まとまったお金は不要
  Case study8 叔母はまとまった金融資産を所有
⑤ 【現金】贈与するなら、不動産が現金の3倍もお得!
  生前の節税対策は「財産を減らす」+「評価を下げる」
  現金よりも不動産で贈与したほうがお得
  Case study9 親のお金を増やさないための贈与 Yさん
  Case study10 母親の節税対策のために不動産贈与が効果的 Hさん


第5章 親からの相続 成功させるために「相続プラン」を作る

相続対策チェックリスト
相続プランは「経済面」「感情面」に配慮して作る
相続の課題を整理する
財産の確認、現地調査、評価をする
経済面の対策 積極的な節税対策をする
感情面の対策 分け方を考える、分けられるようにする
感情面の対策 分け方を決めて遺言書を作る
Case study11 アパートが老朽化。 母親の対策が必要な Aさん
Case study12 生命保険など金融資産が82% Bさん
Case study13 預金が半分超、自宅ビルは築50年 Cさん
Case study14 土地が約90%、活用しきれない Dさん
Case study15 土地が80%、預金の倍の相続税が予想される Eさん


第6章 これだけは知っておきたい相続の基礎知識

相続の基礎知識① 相続の手続きを知りましょう
 相続にはいろいろな手続きが必要になる

相続の基礎知識② 相続人は誰でしょう?
 相続人の範囲と順位が定められている
 法定相続人の範囲
 配偶者はどんな場合でも相続できる
 養子は何人でも相続人になれるが税務上は制限がある
 非嫡出子も相続権があり実子と同等になる
 代襲相続人は亡くなった人の代わりになる
 兄弟姉妹の子が代襲相続人になることもある
 未成年は親か特別代理人を選任する
 行方不明者は失踪宣告か財産管理人かを選択する
 相続人が認知症なら成年後見人を選任する
 法定相続人の範囲

相続の基礎知識③ 財産の分け方を知りましょう
 法定相続分が定められている
 遺産分割には期限がない
 遺産分割の具体的方法は現物分割・代償分割・換価分割
 特別受益は相続の前渡しとして考える
 貢献してきたことは寄与分になる
 協議が終われば遺産分割協議書を作成する

相続の基礎知識④ 遺言書の基本を知りましょう
 遺言書は優先される
 主な遺言書は自筆証書と公正証書
 自筆証書遺言書は検認が必要
 法律で守られている相続分が遺留分となる
 遺留分を侵害されているときは侵害額請求をする
 遺言を実現するのは遺言執行者

相続の基礎知識⑤ 相続財産・非課税財産・債務を知りましょう
 相続や遺贈によって取得するすべてが相続財産となる
 相続財産を一覧表にする
 保険金や退職金はみなし相続財産となる
 お墓や仏具は非課税財産になる
 債務や葬儀費用は差し引くことができる

相続の基礎知識⑥ 相続財産の評価の仕方を知りましょう
 財産にはそれぞれ評価の仕方がある
 土地の評価の仕方は路線価方式と倍率方式がある
 路線価方式の計算方法
 公図で地形の確認をする
 貸宅地は借地権を控除して評価する
 私道などの特殊な土地は減額できる
 セットバックを要する土地は減額できる
 地積規模の大きな宅地の評価が新設された
 建物評価は固定資産税評価額となる
 株式の評価は 株式は3種類に区分される
 預貯金・保険金・年金の評価

相続の基礎知識⑦ 贈与の仕方と違いを知りましょう
 贈与税の課税①「暦年課税」非課税枠110万円
 贈与税の課税②「相続時精算課税」非課税枠2500万円
 相続の基礎知識⑧ 相続税の計算と相続税額の出し方を知りましょう
 相続税の計算をする
 小規模宅地等の特例が適用できる


おわりに
 「親子」で考える! これからの相続対策。「残す・貯める」から資産活用へ






著者

曽根恵子(そね・けいこ)
相続実務士。一般社団法人相続実務協会代表理事。株式会社夢相続代表取締役。京都府生まれ。昭和52年、京都府立大学女子短期大学部卒業、株式会社PHP研究所勤務後、昭和62年不動産会社設立、相続コーディネート業務を開始。日本初の相続実務士として1万4800件以上の相続相談に対処。感情面・経済面に配慮した、“オーダーメイド相続"を提唱し、「家族の絆と財産を守るほほえみ相続」をサポートしている。主な著書に「図解90分でわかる! 初めての相続」「図解でわかる 相続発生後でも間に合う完全節税マニュアル」「いちばんわかりやすい 相続・贈与の本」ほか63冊。

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