目次

第４章　コスト・リーダーシップ戦略　Cost Leadership

○透明性の高い時計メーカー「ブラスウェイト」
事業戦略とは何か
コスト・リーダーシップとは何か
　〔より詳細な検討〕業界内の最適生産水準の算出
　〔関連する学術研究〕市場シェアは実際どれほど価値あるものなのか
　〔企業倫理と戦略〕底辺への競争
コスト・リーダーシップの経済的価値
　〔より詳細な検討〕コスト・リーダーシップ戦略の経済学的分析
コスト・リーダーシップ戦略と持続的競争優位
コスト・リーダーシップ戦略を実行するための組織体制

本章の要約／チャレンジ問題／演習問題／注

第５章　製品差別化戦略　Product Differentiation

○ヴィクトリアとは誰か、そして彼女の秘密とは
製品差別化とは何か
　〔関連する学術研究〕製品差別化の源泉を見出す方法
製品差別化の経済的価値
　〔より詳細な検討〕製品差別化の経済学
　〔企業倫理と戦略〕不当表示とヘルスケア業界における倫理的ジレンマ
製品差別化と持続的競争優位
製品差別化戦略の実行に向けた組織体制の構築
　〔より詳細な検討〕ブルー・オーシャンを探して
製品差別化戦略とコスト・リーダーシップ戦略を同時に追求することは可能か

本章の要約／チャレンジ問題／演習問題／注

第６章　柔軟性とリアルオプション　Flexibility and Real Options

○ネットフリックスの社名に隠された意図
戦略的柔軟性とは何か
戦略的柔軟性の経済的価値
　〔より詳細な検討〕ブラック・ショールズ・モデルによる金融オプションの評価
　〔関連する学術研究〕リアルオプション型思考の意義
戦略的柔軟性と持続的競争優位
柔軟性戦略の実行に向けた組織体制の構築
　〔企業倫理と戦略〕従業員を柔軟な資産として扱うことの影響

本章の要約／チャレンジ問題／演習問題／注

第７章　共謀　Collusion

○ガソリンスタンドのジレンマ
共謀とは何か
　〔企業倫理と戦略〕共謀の倫理的問題
共謀の経済的価値
　〔より詳細な検討〕共謀が利益をもたらす仕組み
共謀と持続的競争優位
　〔関連する学術研究〕共謀関係の維持に向けたシグナリング
暗黙的共謀の実行に向けた組織体制の構築

本章の要約／チャレンジ問題／演習問／注

VRIO

補足資料

人名索引

企業・組織名索引

事項索引

著者

ジェイ B. バーニー（jay B. Barney）
ユタ大学経営大学院教授。エール大学で博士号を取得後、オハイオ州立大学経営学部フィッシャー・ビジネススクール企業戦略バンク・ワン・チェアーシップ教授などを経て、現職。経営戦略領域におけるリソース・ベースト・ビュー発展の原動力となった戦略理論家。1996年にはアメリカ経営学会の経営政策・戦略部会会長を務めた。経営学のトップジャーナルAMR、AMJ、AME、SMJ等に50を超える掲載論文。

ウィリアム S. ヘスタリー（William S. Hesterly）
ユタ大学経営大学院教授。セオリーZで知られるUCLAオオウチ教授の下で博士号を取得。専門は組織・戦略論。

訳者

岡田正大（おかだ・まさひろ）
慶應義塾大学大学院経営管理研究科（慶應ビジネススクール）教授。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1985年本田技研工業（株）に入社。その後、慶應義塾大学にて経営学修士取得。Arthur D. Little（Japan）を経て、米Muse Associates社フェロー。1999年オハイオ州立大学バーニー教授の下で経営学博士号を習得し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授などを経て現職。