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ファイナンスの哲学

資本主義の本質的な理解のための10大概念

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ファイナンスの哲学

資本主義の本質的な理解のための10大概念

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 堀内勉 著
  • 定価:2090円(本体1900円+税10%)
  • 発行年月:2016年07月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:240
  • ISBN:978-4-478-06623-2

内容紹介

ファイナンスのポイントをわかりやすく3つにまとめたうえで、「お金」「信用」「倫理/信頼」「利子」「利益」「価値」「市場」「成長/進歩」「時間」「資本/資本主義」という、経済学や哲学とも共通する10大概念を解説。企業家・実務家としての力を底上げしながら、資本主義社会を考える新たな視点が身につけられる。

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目次

前書き

ファイナンスと資本主義社会の本質的な理解のために
ファイナンスはなぜつまらないのか?
本書の構成

第1章 ファイナンスの教科書的理解

    ファイナンスの3つのポイント

[ファイナンスのポイント・その1]
財務諸表の理解
 複式簿記と単式簿記
 貸借対照表
 損益計算書
 貸借対照表と損益計算書の関係
 株主資本等変動計算書
 キャッシュフロー計算書
 内部留保
 トヨタ自動車の財務諸表

[ファイナンスのポイント・その2]
資金調達の種類と方法
 負債による資金調達(デットファイナンス)
 銀行借入
 社債
 資本による資金調達(エクイティファイナンス)
 普通株式
 種類株式
 参考:利子の計算方法

[ファイナンスのポイント・その3]
投資と企業価値
 投資の理論
 事業投資の採算性
 資本コストの考え方
 最適資本構成
 企業価値評価
 第1章のおわりに

第2章 本質的な理解のための10大概念

    ファイナンスはどのように人間とつながるのか?

[10大概念・その1]
おカネ(money)
 なぜおカネには交換機能があるのか?
 おカネの本質とは何か?
 おカネの背後にある「信用」
 人間にとってのおカネの意味
 おカネが持つ負の側面
 おカネの暴走はいつから始まったのか?
 おカネの現状への警鐘
 おカネの新しい可能性

[10大概念・その2]
信用(credit)
 ファイナンスにおける信用とは?
 信用の本質
 バブルの崩壊と信用の喪失
 バブル崩壊の歴史
 足元の世界経済はバブルか?
 日本国債の信用問題

[10大概念・その3]
倫理(ethics)/信頼(trust)
 「信用」と「信頼」の違い
 資本主義における「倫理」
 経営者の職業人としての「倫理」
 コーポレートガバナンスコード

[10大概念・その4]
利子(interest)
 ファイナンスにおける利子とは?
 利子の起源
 宗教と利子
 金銭に還元されない「貸し借り」
 日銀のマイナス金利

[10大概念・その5]
利益(profit)
 ファイナンスにおける利益
 なぜ利益を上げる必要があるのか?
 利益(利潤)はどこから来るのか?
 利潤は自明の理か?
 「利益」とは本来何だったのか?

[10大概念・その6]
価値(value)
 価値合理性と目的合理性
 付加価値の概念
 企業の利益・付加価値とGDP
 管理会計上の付加価値
 誰にとっての「価値」なのか?
 社会的投資の取り組み
 スチュアードシップコード
 新しい付加価値の捕捉は可能か?

[10大概念・その7]
市場(market)
 「市場」の持つ意味
 市場経済とアダム・スミス
 市場経済と資本主義
 市場原理主義からの反論
 市場の公正性の確保

[10大概念・その8]
成長(growth)/進歩(progress)
 企業にとっての成長とは
 『伊藤レポート』が示したROE8%の意味
 ROIC(投下資本利益率:Return On Invested Capital)
 成長のリターン
 なぜ成長が求められるのか?
 科学的に見た人間と成長
 ダーウィンの進化論と経済学の接点
 脱成長の論理

[10大概念・その9]
時間(time)
 ファイナンスによる時間概念の取り込み
 人間と時間の概念
 資本主義と時間概念

[10大概念・その10]
資本(capital)/資本主義(capitalism)
 ファイナンスにおける資本
 資本の定義
 「資本主義」という言葉
 資本主義とは何か?
 資本主義の起源
 資本主義はどこまで拡大するのか?
 資本主義の暴走は止められるか?

第3章 新しい資本主義社会の可能性を求めて

 現代の経済学と社会との関わり
 新自由主義(ネオリベラリズム)とは何か?
 新自由主義の限界を超えて
 哲学や社会科学からのアプローチ
 リーマンショックは終わっていない
 社会的正義の実現と教育の役割

後書き

参考文献(本文中引用以外)

索引





著者

堀内勉(ほりうち・つとむ)
1960年生まれ。東京大学法学部卒業、ハーバード大学法律大学院修士課程修了、Institute for Strategic Leadership(ISL)修了、東京大学 Executive Management Program(EMP)修了。日本興業銀行、ゴールドマン・サックス、森ビル・インベストメントマネジメント社長を経て、2015年まで森ビル取締役専務執行役員CFO。多摩大学大学院特任教授、青山学院大学大学院法学研究科客員教授、田村学園理事・評議員、ISL理事、インターナショナル・スクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)監事、日本CFO協会主任研究委員、公益社団法人経済同友会幹事。著書に『コーポレートファイナンス実践講座』(中央経済社 2014年)がある。

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