マッキンゼーが予測する未来
近未来のビジネスは、4つの力に支配されている
マッキンゼーが予測する未来
近未来のビジネスは、4つの力に支配されている
書籍情報
- リチャード・ドッブス 著/ジェームズ・マニーカ 著/ジョナサン・ウーツェル 著/吉良 直人 訳
- 定価:1980円(本体1800円+税10%)
- 発行年月:2017年01月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:424
- ISBN:978-4-478-06943-1
内容紹介
世界一のコンサルティング・ファームの近未来予測。マッキンゼーの経営と世界経済の研究所が発表する刺激的グローバルトレンド。ロンドン、シリコンバレー、上海在住のマッキンゼーのベテラン・コンサルタントが「もし、これまでの人生であなたが積み上げてきた直観のほとんどが間違っていたとしたら?」と問いかける。
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目次
解説
イントロダクション
我々は、直観力をリセットしなければならない
第Ⅰ部 4つの破壊的な力
第1章 上海を超えて
── 異次元の都市化のパワー
どこかにある名前も知らない都市
世界経済には重心があり、移動し続けてきた
都市化の世紀
都市の高すぎる利便性
新たな都市化の時代を攻略する5つのカギ
第2章 氷山のひとかけら
── さらに加速する技術進化のスピード
難攻不落のビジネスモデルが崩壊するとき
イノベーションが頻発する時代
過去のトレンドを破壊する力を持った12の技術
デジタル化された無限の情報こそが共通項
技術の普及スピードの加速化
なぜそれが問題なのか
技術的転換点に適応する5つのカギ
第3章 年齢を重ねる意味が変わる
── 地球規模の高齢社会の課題に対処する
アフリカ以外のすべての国が高齢社会に突入する日
世界中で低下し続ける出生率
世界人口の成長率は急速に低下する
2030年、世界34の国々が「スーパー老人国」となる
労働力の老化と縮小への対応
年金をめぐる構造変化
高齢化トレンドに適応するための3つのポイント
第4章 貿易、人間、金融とデータの価値
── 音速、光速で強く結び付く世界
クモの巣のように広がる世界経済
新たなグローバル化の潮流1─ モノやサービスの貿易
新たなグローバル化の潮流2─ 金融マーケット
新たなグローバル化の潮流3─ 移り住む世界の人々
新たなグローバル化の潮流4─ データと通信
なぜそれが重要なのか
相互結合の強まった世界に対応する4つのポイント
第Ⅱ部 直観力をリセットするための戦略思考
第5章 次に来る30億人
── 新たな消費者層の力を引き出す
突然の来訪者
巨大な中間層が出現するのはこれから
臨界点に達する消費
技術革新が幸福にするのは誰か
沸騰する市場にどのように適応するか
第6章 逆回転が始まった
── 資源に訪れる新たな機会
変化の背景で動き続ける商品価格
トレンドは中断したか
需要の絶えざる増加
行き詰まる供給力
過剰な相互連結性の増加
環境コストが価格変動を増大させる
資源価格変動にどのように対応するか
第7章 1つの時代の終わり
── 資本コストが下がり続ける時代よさらば
インフラへの投資は新興国、先進国ともに増える
踊り場に立つ資本コスト
シナリオ 1 資本コストが上昇する
シナリオ 2 金利を押し下げるシステムが確立される
資本コストをめぐる2つのシナリオへの対処法
第8章 労働力需給のギャップを解消する
── 技術革新が生み出す新たな労働市場のミスマッチ
世界中で頻発する「雇用なき経済回復」
すぐに古くなる仕事のスキル
仕事そのものの性格を変えていく技術
スキルギャップがどこにでもある時代に
複雑な人材問題に対処する4つのポイント
第9章 小魚がサメに変貌するとき
── 新たな競合の出現と競争のルールの変化
名前も聞いたことのない企業からの挑戦
フォーチュン500が大変動する時代
新興市場から突然現れるライバル
小魚とサメの闘い
あいまいになる境界線
新種のライバルにどう立ち向かうのか
第10章 国家の政策こそ問題だ
── 社会と政府にとっての戦略的課題
政治リーダーにとっての挑戦課題が変わる
変化に対応する政治の事例
未来の政治への意味合い
企業にとっての新しい事業機会
エピローグ
戦略的思索の果てに
謝辞
原注
参考文献
索引
著者
いずれも世界的戦略コンサルティング・ファーム, マッキンゼー・アンド・カンパニーの経営および世界経済研究部門である、MGI(マッキンゼー・グローバル・インスティテュート)のベテランメンバー。
リチャード・ドッブス(Richard Dobbs)
オックスフォード大学卒業。在学中にフルブライト奨学生としてスタンフォード大学でも学んだ。マッキンゼー入社後、ハイテクから、石油、銀行、ユーティリティーといった幅広い業界のクライアントへのコンサルティングを行ってきた。
ジェームズ・マニーカ(James Manyika)
電気およびロボット工学博士号をオックスフォード大学で授与され、またオックスフォードで学ぶ優秀な学生に与えられるローズ奨学金の受領者でもあった。1994年以降、マッキンゼーのシリコンバレー事務所をベースとし、世界中のトップ・ハイテク企業の多くの経営者に助言を与えてきた。
ジョナサン・ウーツェル(Jonathan Woetzel)
1985年以来、中国をベースにコンサルティングを行っており、マッキンゼーの中国プラクティス研究グループの共同創設者の一人である。マッキンゼーの都市発展特別活動グループのリーダーであり、非営利シンクタンク「中国都市部活動グループ」の共同委員長を務めている。
訳者
吉良直人(きら・なおと)
国際基督教大学教養学部卒業。ハーバード大学経営大学院卒業(MBA)。帝人(株)未来事業部、帝人ボルボ(株)を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に入社。以来、大前研一氏の同社退職まで共に働いた。現在、トライコー(株)マネージング・ディレクターを務める。ハーバード大学在学中に大前氏の『企業参謀』(The Mind of Strategist)を英訳し、また同氏が米国で出版したThe Invisible Continent, The Next Global Stage(邦訳『新・資本論』、『新・経済原論』は東洋経済新報社)等の翻訳も手がける。訳書に『「好業績チーム」の知恵』『大前研一 戦略論』など多数。
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