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王道経営

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王道経営

書籍情報

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  • 新 将命 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2017年03月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:304
  • ISBN:978-4-478-10165-0

内容紹介

ジョンソン&ジョンソンはじめ名門外資系トップを歴任した著者が、その40年以上にわたる経験から得た「王道経営」の理念と実践を語りつくす集大成。どんな名門企業も王道を外れては存続しえない。起業したばかりのベンチャーのトップから大企業の経営者まで、すべての経営者が読むべきバイブル!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 2%の「王道倶楽部」に加盟せよ!

序章 15分に1社が姿を消す国で勝ち残る企業を創るために

経営には四つの道がある
   会社をつぶさないための覇道経営
道を外れれば名門企業、大企業といえども倒産を免れない
王道経営は永代企業を創る不易流行の道
   「流行の経営手法」は栄枯盛衰
王道経営の鍵は「黄金のループ」にあり
長命企業ではなく長寿企業を目指せ
   経営の原理原則は国境を越え、時代を超える
王道経営には余熱効果がある
   二つの時間軸で考えよ/未来にレガシーを残せ
「三方よし」が王道経営の十分条件
覇道の経営は一代限り
   覇道経営の限界
後藤新平に学ぶ「生物学の原則」による経営
邪道経営は死への道、無道経営は無手負け流
   ベンチャーにありがちな無道経営のリスク

第1章 王道経営の道は経営者から始まる【経営者品質】

魚は頭から腐る
   「チャレンジ」を「捏造」に変質させたトップの過ち
経営者は「継栄者」でなければならない
   「先送り」は経営者失格
日本と世界の継栄企業に見られる特徴
   日本の長寿企業はファミリービジネスが多い/欧米の優良企業は理念と人を大切にしている
王道の経営者品質は「四位一体」
   覇道・邪道の悪しき共通点
王道経営には「昇り龍のPDC」が効いている
   「C」で失敗から学べるかどうかが、利口とバカの分かれ目
継続力と徹底力が王道経営の要諦
   守り続けることと変わり続けること
王道にクレードあり、邪道にはグリードあり
   財をなすに道あり
夢や理想のない会社は「生ける屍」
   理念の構築、徹底による六つの効果/企業理念を業務上の判断に活用できているか?
王道経営の目標三つの条件
   「やりたい感」を覚える目標づくり
成長戦略の5C
現場の力を引き出せ
   人が伸びれば会社も伸びる
王道経営は民主的独裁主義である
   経営者は小心翼々のオプチミストたれ
FUNな仕事で不安を取り除く
   「朗働者」集団を創る三つのK
バトンタッチできる後継者をつくれ
   サクセッション・プランという後継者育成法

第2章 勇将の下に弱卒なし【社員品質】

経営者はすべての社員のロールモデルであれ
   USPの高い社員は質も高い
上、下を知るに3年かかり、下、上を知るに3日で足る
   王道の経営者は自然体
ダイヤモンドはダイヤモンドにより磨かれ、人は人により磨かれる
   「モノとコトを叱って人を叱らず」
「ジンザイ」の四つの格付け
   フェーズ別の社員品質の高め方
社員品質を高めるための処方箋
   人は修羅場で鍛えられる
ワークライフバランスの誤謬を正せ
   「ライフ・ワーク」バランスも経営者がロールモデル
残業は邪道であると心得よ
   残業半減の結果、営業利益が倍増したIT企業
イエスマンをつくらない「異見会」のすすめ
   メッセンジャーを撃つな
イワシの群れにナマズを入れよ
   CHANGEのGから怖れのTを取り除け
金の素材を採用せよ
社員品質を上げれば組織品質が上がる
   会社に仕事をしに行くのか、結果を出しに行くのか

第3章 優れた商品・サービスは社員の誇りとやりがいでつくられる【商品・サービス品質】

王道の商品も「三方よし」
ブランド価値をつくることで長寿企業がつくられる
お客さまのウォンツを知るには「相手の靴をはけ」
最高品質ではなく最適品質を目指せ
   お客さまの期待の半歩先を行く
王道の商品開発には、空気に爪を立てろ
   氷山より水面下の氷塊に注目せよ
継続的品質アップの要諦は「四位一体」
   稲盛和夫氏のターニングポイント
仕事に対する「誇り」が高品質を生む
   誇りは王道、驕りは邪道
ハーバードMBAのケースになった「誇りある集団」
   誇りと高品質の相乗効果

第4章 顧客満足を超えた顧客感動を目指せ【顧客・社会満足品質】

王道経営には顧客を魅了する感動がある
   「勝ち組企業」は「価値組企業」
顧客感動を生む四つの品質
   企業イメージの毀損は致命的ダメージ
顧客感動の王道は「冷えた4本のビール」にある
   ビール1ケースの注文にどう応えるか?/リピーターとは顧客感動の結果である
ビッグ・データから顧客感動は生まれない
   CS(顧客満足)の前にES(社員満足)
貧乏神にはレッドカードを突きつけよ
   貧乏神を見分けるための3原則
企業は社会の幸福に貢献しなければ、生きている資格がない
   社会貢献の名利と実利
水道哲学は究極の「社会満足」
   地域貢献から世界企業へ飛躍した王道経営者たち
「余社をもってかえがたい」王道企業を創れ
   不祥事後、消えた企業と盛り返した企業の違い

第5章 生きた利益には得と徳がある【業績品質】

業績のトップラインとボトムライン
   業績品質は売上と利益のバランスと伸び
利益の三つの顔を知る
   利益は会社の目標だが目的ではない/逆境に強いのは内部要因から生み出される利益
利益とは顧客満足の総和である
   お客さまが見ているのは商品・サービスだけではない
利益を生まない効率性に惑わされるな
   HOWではなくWHATで考えよ
「始末して気張る」企業は他に抜きん出る
道義にかなった利益こそ、真の利益
   道徳と金儲けをトレード・オンせよ
徳によって得を招くのが王道経営
   利益を見るときは「多長根」で
元本(プリンシパル)は配当を生み、原理原則(プリンシプル)は利益を生む
   業績品質はゴールではない

第6章 株主が経営者品質をさらに押し上げる【株主満足品質】

株主満足の元は株価と配当
   王道経営は永続的な株主満足を目指す
投資型株主(Investor)と投機型株主(Speculator)
   株主満足の王道を行くには
株主資本主義という邪道、四半期経営主義という覇道
王道経営では株主の優先順位は4番目
   人を感動させることができる社員の重要性は不変
企業価値の原点は経営者品質と社員品質
   企業買収の成否も経営者品質にあり
株主との対話(Dialogue)によって経営者品質を高めよ
   IRメッセージで何を発信するのか
財務を一元化・透明化するのが王道経営
   数字をごまかすより数字に息を吹き込め
エクセレンス(卓越)とは1000のディテイル(詳細)である
   株主を王道の株主たらしめるには?

おわりに あなたの会社をよくするために、「いまから」始めよ





著者

新 将命(あたらし・まさみ)
株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。現在は株式会社ティーガイア、ライザップグループ株式会社を含む数社の社外取締役を務める。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人材育成」の使命に取り組んでいる。
希薄な虚論や空論とは異なり、実際に役立つ“実論”の提唱を眼目とした、独特の経営論・リーダーシップ論には定評がある。ユーモアあふれる独特の語り口は、経営幹部層や次世代リーダーの間で絶大な人気を誇る。
著書『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』『経営の教科書 社長が押さえておくべき30の基礎科目』『伝説の外資トップが説く 働き方の教科書』『経営の処方箋 社長の悩みに効く67のアドバイス』『伝説の外資トップが説く 仕事と人生で成功するために本当に必要なこと』(いずれもダイヤモンド社)は、現役経営者、経営者予備軍の必読書となっている。

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 時代の試練に打ち勝って長続きしている会社は、経営者自身がそれと意識しているかは別として、例外なく「原理原則(PRINCIPLE)」にのっとった経営を行っている。 
 もしも業績が芳しくないとすれば、原理原則から外れたことをやっているのである。原理原則がある中で、何らかの事情から一時的に原理原則に外れたことをするのを「例外」という。原理原則が不在の中で、何かを行うことを「デタラメ」という。
 原理原則とは、すなわち経営の王道〝Royal Road〟である。この〝Royal Road〟は、私の40年以上に及ぶ経営体験の中で汗、それもほとんどは冷や汗か脂汗をかきながら習得した経営の真髄だ。
 優れた経営には、間違いなく王道〝Royal Road〟といえるやり方がある。
 この経営の王道〝Royal Road〟は、会社の規模、業種、国籍を超越して普遍性高く当てはまる。さらには時代を超えて脈々と生きている。200年を超える老舗企業であっても、生まれたばかりのベンチャー企業であっても、その組織が長寿企業になるための決め手となる唯一の妙薬が王道経営である。(「はじめに」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

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