目次

はじめに

どんな人でもいつからでも記憶力は上がる
大切なのは、脳にまかせること

序章　40代半ばで挑戦し、なぜ記憶力日本一になれたのか？

探し続けた能力をアップする方法
人生の折り返しで始めた自分への挑戦
記憶力日本一になるために必要だったのは……
いつからでも脳は鍛えられる

第１章　超ラク！　脳の力をだまし絵のように利用して覚える

脳をだまして、記憶力を上げる３つの方法
「大喜利力」で、記憶の量が変わる
落書きは記憶にとって、じつは効果的？
思い出のようにストーリーにして覚える
ゴロ合わせがそれでも最強である理由
意味のない言葉でも反射的にラクに覚える
自宅を脳の記憶装置に変える
３つの感覚を組み合わせて記憶を強化する
脳が働く時間帯は2つ存在する

第２章　脳にまかせて速く覚える「３サイクル反復速習法」

記憶の定着には必ず復習が必要
全範囲終わってからの復習は非効率
記憶競技で生み出した速習法
勉強の完成度が高くなる「３サイクル反復速習法」
　１　範囲をせばめて集中力をキープ
　２　「読み」に徹してハイスピード学習を続ける
　３　わかりづらい部分は後回し
　４　さらに加速で脳をレベルアップ

第３章　脳にまかせて言葉にする「１分間ライティング」

記憶にとって言葉にすることが重要
人に教えるのがベスト
新たな記憶術を編み出した脳整理法
知識の深掘り「１分間ライティング」
　１　ひたすら書き続ける
　２　１分間の制限時間でよけいな意識を排除する
　３　ライティング終了後は課題が明確になる
知識のネットワーク化「１分間マッピング」
　１　今度もなるべく手は止めない
　２　線で結び、共通項を囲んで知識を編集する
　３　知識の相関図を完成させる

第４章　どんな人でも長時間やる気が継続する方法

世界グランドマスターを獲得したメンタル管理術
紙に書くと脳が動く
心の中で映画を観るとイメージが現実化する
勉強の成果を目に見える形で残す
あせらないためにプラトーの仕組みを知る
人生最後の日を想定して自分の尻を叩く
時には神頼みも必要である

第５章　本番で結果を出すための超集中法

タイマーでスピード倍増。脳が集中力を高める
脳も喜ぶ１杯の「水」
イチローから学ぶ「３点フォーカス集中法」
フローへ導く脳の準備運動
本番で失敗しないための心拍数トレーニング
集中力を高める「記憶の宮殿イメージ法」
集中スイッチとしての「耳栓」

おわりに

著者

池田義博（いけだ・よしひろ）
一般社団法人日本記憶能力育成協会会長
大学卒業後、大手通信機器メーカーにてエンジニアとして入社。その後、学習塾を経営。 塾の教材のアイデアを探していたときに出合った記憶術に惹かれ学び始める。このとき、記憶力を競う日本記憶力選手権大会の存在を知り出場を決意。独学での練習の末、初出場した2013年2月の大会で優勝し記憶力日本一となる。その後、14年、15年と３連覇。17年も優勝し、出場した4回すべて記憶力日本一に。
また、13年12月、ロンドンで開催された記憶力世界選手権大会において、日本人初の「記憶力のグランドマスター」の称号を獲得する。
次の夢は技術としての記憶力を広く世の中に伝え、さまざまな立場の人々の記憶力向上に貢献し、それにより豊かな生活を享受してもらうこと。その活動を使命とし形にするため、一般社団法人日本記憶能力育成協会の設立に至る。
NHK総合「ためしてガッテン」やNHK総合「助けて！きわめびと」、TBSテレビ「マツコの知らない世界」など、テレビ出演多数。