• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたの会社は高く売れます

決定版・小さな会社のM&A

  • 紙版
  • 電子版

あなたの会社は高く売れます

決定版・小さな会社のM&A

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 岡本 行生 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2019年06月
  • 判型/造本:A5変並製
  • 頁数:408
  • ISBN:978-4-478-10400-2

内容紹介

売り手(経営者)向けにやさしく書かれた、主に中小~中堅企業向けのM&A解説書。実際に高く売れた意外な事例(赤字、債務超過、実績なし、破産寸前、後継者不在等)や、悪徳業者にだまされて安く買い叩かれた事例、自社の強みの見つけ方や効果的な磨き上げの方法なども掲載

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 弱い立場の中小企業がだまされないために

第1章 あなたの会社を食いものにする悪徳業者にだまされるな! ── 売り手市場で急増するトラブル案件

4、5年前の3倍以上の値がつく「売り手市場」
売り手市場なのに、損をするのは売り手企業!?
怒りの事例1 もっと高く売れたのに! 仲介会社の知識不足と資金難のあせりで残念な結果に
怒りの事例2 仲介会社が億単位でピンハネ! 買い手と組んで安値で売らせる悪徳業者
怒りの事例3 ライバル会社に売り飛ばされた! 買い手とライバル会社の恐るべき結託
怒りの事例4 会長が社長に内緒で会社を売却! 社内は大混乱、M&Aは破談に
怒りの事例5 売り手への訴状「全額返せ」! 売却後に買い手から賠償請求が
怒りの事例6 売却後の行動にも要注意! 競業避止義務違反で思わぬ訴訟に発展
怒りの事例7 不適切取引が発覚! 取引先との関係解消、社長は解任
あらゆるトラブルを避けるために
第1章 まとめ

第2章 売上ゼロ、債務超過、破産寸前……こんな会社でも売れる! 12の事例

「こんな会社、売れるわけないですよね」12の誤解
1 「将来性がない」けれども売れた
2 「独自性がない」けれども売れた
3 「広がりがない」けれども売れた
4 「実績がない」けれども売れた
5 「営業力がない」けれども売れた
6 「組織力がない」けれども売れた
7 地の利がない「“ど田舎”にある」けれども売れた
8 「債務超過で追加借入はできない」けれども売れた
9 「赤字体質から脱却できない」けれども売れた
10 「破産寸前、法的整理しか手段がない」けれども売れた
11 対立が深刻で内紛状態、「オーナーが経営陣を更迭した」けれども売れた
12 「過去に失敗した」けれども売れた
存続している限り、すべての会社には価値がある
第2章 まとめ

第3章 あなたの会社の「強み」をあぶり出す小さくても高く売れる重要ポイント

あなたの会社の「強み」をあぶり出す
小さくても高く売れる6つのポイント
小さくても高く売れるポイント1 取引先(BtoB) 優良企業を取引先として持つ会社は強い
小さくても高く売れるポイント2 顧客(BtoC) 高い商品を継続して買う顧客を持つ会社は強い
小さくても高く売れるポイント3 ヒト(従業員) 豊富な業務知識や高い専門性を持つ従業員のいる会社は強い
小さくても高く売れるポイント4 シェア 小さくてもトップシェアを誇る会社は強い
小さくても高く売れるポイント5 特許・技術・情報 「過去の財産」を持つ会社は強い
小さくても高く売れるポイント6 とんがり(存在意義・経営哲学) 独自の価値を持つ会社は強い
あなたの会社の「強み」の見つけ方① 定量的な強みを探す
定量化ポイント1 売上の伸び
定量化ポイント2 粗利益率
定量化ポイント3 一人当たりの利益額
あなたの会社の「強み」の見つけ方② 定性的な強みを探す
定性化ポイント1 ダメな理由が明確
定性化ポイント2 組織の躍動感と一体感がある
組織の躍動感と一体感をチェックする方法
M&Aが成立した事例1 組織の一体感が評価された介護サービス事業
M&Aが成立した事例2 変わる力が認められたリサーチ・出版会社
定性化ポイント3 とにかく明るい
従業員の「明るさ」をチェックする方法
M&Aが成立した事例3 明るい挨拶で救われた電気機器部品の製造・組立加工会社
実際、定性的な強みが「決め手」になっている
残念ながら……こんな会社は売れません
開示しなくてもいい情報、直前まで開示しないほうがいい情報
特定の人材に過度に依存している会社は危ない
自社の価値を「発掘する」ことが成功につながる
第3章 まとめ

第4章 売り急いではいけない! 自社の価値を高める「磨き上げ」

M&Aには最低でも半年から1年はかかる
自分の会社の価値を上げる「磨き上げ」作業
「磨き上げ」をやらないと、M&Aが破談になるケースも
「磨き上げ」事例 新製品の開発・製造を目論んだM&Aが成立
M&Aの阻害要因となる問題の洗い出しと修正
磨き上げ準備のためのチェックリスト
より高く売れる会社にするための「磨き上げ」財務編
財務面に関する磨き上げポイント① 損益を改善する
財務面に関する磨き上げポイント② 資本効率を上げる(貸借対照表の改善)
財務面に関する磨き上げポイント③ キャッシュフローを改善する
より高く売れる会社にするための「磨き上げ」実務編
磨き上げのポイント① 自社の「エッジ」を立てる
磨き上げのポイント② 見えざる価値を「見える化」「使える化」
より高く売るために気をつけたい3つのプロセス
より高く売るためのプロセス① コンペをする
より高く売るためのプロセス② 最良の相手を選ぶ
より高く売るためのプロセス③ タイミングを計る
だれがどのように磨き上げを担えばいいのか
第4章 まとめ

第5章 チャンスは一度しかない! 失敗しないM&Aのロードマップ

M&Aのロードマップとは
第1段階 M&Aを決意する
よくあるトラブル事例1 売る気のない株主が別の経営者を連れてきた!
第2段階 磨き上げを行う
第3段階 売却条件を整理する
よくあるトラブル事例2 複数依頼や情報漏えいによるトラブル
第4段階 複数の買い手企業に声かけをする
よくあるトラブル事例3 言ったことと実態が異なる
第5段階 1社に絞る
よくあるトラブル事例4 価格だけ聞いて判断して失敗
第6段階 デューデリジェンスに対応する
デューデリジェンスの主な調査項目
よくあるトラブル事例5 買い手企業による秘密裏のヒアリング
デューデリジェンスの核心「バリュエーション」
第7段階 握手する
よくあるトラブル事例6 悪意ある「最終契約」で大トラブルに
意外すぎる人物がM&Aを破談に追い込むことも!
第8段階 クロージング(実行する)
第5章 まとめ

おわりに





著者

岡本行生(おかもと・ゆきお)
アドバンストアイ株式会社代表取締役社長
1968年香川県生まれ。東京大学理学部情報科学科卒、ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA(アントレプレナリアル・マネジメント兼ファイナンス専攻)。
野村證券株式会社を経て、アドバンストアイ株式会社を設立。
「会社の売却は生涯一度きり。中小企業にこそ、大手企業と対等に渡り合えるM&Aアドバイザリーサービスを」との思いから、両手仲介に脇目も振らず、助言一筋20年。引き継がれる事業の成長を何より大切に思い、取り組んでいる。
継承された事業に関わる従業員たちの数年後の笑顔を見ることに、大きな喜びを感じている。
たった一人のベンチャー企業から従業員が数百名の中堅企業、ときには数千名の大手企業まで、あらゆる規模のM&Aを手がけてきた。
売上ゼロの技術ベンチャーや地方の老舗中堅製造業と世界的企業とのM&A、全国最下位の自動車販売会社が世界第1位に成長するまでの戦略的M&Aなど、不可能だと思える案件も実現させた。
公益財団法人日本生産性本部の講師として、中小企業診断士、金融機関やシンクタンクの事業承継担当者に対する中小企業のM&A研修も担う。
主な著書に『いざとなったら会社は売ろう!』『中小企業のM&A 交渉戦略』(ともにダイヤモンド社)、『事業承継M&A「磨き上げ」のポイント』(共著・経済法令研究会)がある。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • honto で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。

(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加