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世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ

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世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ

書籍情報

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  • 山本秀樹 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2018年07月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:320
  • ISBN:978-4-478-10534-4

内容紹介

「最高の教育を、適正な価格で、より多くの人へ」をスローガンに教育に革命をもたらし、全世界から注目を集めるミネルバ大学のすべて。創立わずか3年、しかもキャンパスもテストもない大学が、なぜハーバードよりも人気を博し、全米トップのクリエイティブ思考力を発揮する生徒を育てられるのか?

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目次

はじめに 資産も実績もゼロの大学に、なぜ世界中から学生が殺到するのか?

序章 ミネルバ大学創立者、ベン・ネルソンの物語

早すぎた成功と挫折
「君は狂っている」 ── アイデアへの拒絶
ピーター・ティールが教えてくれた「最高の大学」への道
ハーバード大学元学長との15分ミーティング
「21世紀最初の真のエリート大学」、開校

第1章 なぜミネルバ大学は、ゼロからの立ち上げに成功したのか? ── トップ・エリート大学市場への参入戦略と組織設計

ミネルバ成功のカギはどこにあったのか?
1.重要な気づき
2.影響力を駆使したマーケティング
3.幸運な参入タイミング
トップ・エリート大学市場をターゲットに選択した意味
ミネルバ・プロジェクトの各組織とその役割
ミネルバ研究所(Minerva Institute)の2つの機能

第2章 なぜミネルバ大学は、「最高の教育を、適正な価格で」実現できたのか? ── 世界のエリートを惹きつけるカリキュラム、仕組み、テクノロジー

2-1 大学を取り巻く4つの問題

1.「社会に出る準備」に対する深刻な意識の乖離
2.使われない学習効果の高い教授法
3.複雑化した国際社会への対応
トップ・エリート大学の偏った「多様性」
4.投資対効果 ── 高騰する学費と学生ローン
新しい大学を求める動き

2-2 ミネルバ大学は、何をどう教えているのか ── 技術と仕組みでつくった新しい教育のかたち

社会への準備 ── 「実践的な知恵」を提供するカリキュラム
一生涯使える「実践的な知恵」とは
「ファー・トランスファー(Far Transfer)」という概念
社会との接続を重視する2年目以降のカリキュラム
あるべき授業 ── 究極のアクティブ・ラーニングの実現
効果的なインプットを実現する少人数セミナー
「アクティブ・ラーニング・フォーラム」という技術
効果的なアウトプット ── 豊富な学外連携活動

2-3 世界7都市をキャンパスにする ── 「当たり前」を捨てたことで得た可能性

滞在都市の選定基準
日本が拠点として選ばれなかった理由
他大学のグローバル体験プログラムとの比較
多様性を実現する仕組み ── 世界中の才能を惹きつける入試制度
ミネルバ大学の“入学試験”とは?
難関だが、誰も排除しない ── 学費・財務支援制度
21世紀型キャリア支援の実現 ── 大学の投資対効果とは?
ゼロからつくることで得たメリット

第3章 なぜ実績ゼロの新設大学に、世界のエリートが集ったのか? ── 学生、教員、スタッフがミネルバで得たもの

才能を発揮できる場を求めて ── どんな学生が学んでいるのか?
日本人学生がミネルバ大学を選んだ理由
謙虚さを育む環境
学生間の交流が相互理解を生む
メンタルケアで個性を伸ばす
「高等教育の再創造」に共感した教員たち
優秀な教員が集まる理由
遠隔地でも教員を孤立させない仕組み

第4章 ミネルバ大学は、本当に教育に革命をもたらせるのか? ── “学生の学び”を軸とした教育に立ち返るための提言

4-1 ミネルバ大学は既存の大学とどう違うか? ── ブルー・オーシャン戦略で見えた6つの特徴

1.教授法
2.職員
3.学生・入試制度
4.キャンパス
5.カリキュラム
6.プロモーション活動
SNSを利用したマーケティング
何を「捨てる」、「減らす」かが改革のポイント

4-2 ミネルバ大学の2つの課題と、さらなる可能性

1.既存トップ・エリート大学に改革を促せているか?
2.既存大学は“学生の学び”を軸とした経営に立ち戻れるか?
ミネルバ・プロジェクトの将来展望、5つの可能性
1.企業向けサービスの拡充
2.公的機関向けサービス
3.中等教育向けサービス
4.他大学への講座提供・ライセンス
5.教育出版・教員トレーニング

4-3 ミネルバ大学のカリキュラムは日本の大学でも導入できるか?

カリキュラム・教授法のアップグレード
運営面から学べること
学外連携こそが教育再生の鍵
最新情報技術を導入し、学習効果を高める
「学生の学び」を軸とした大学運営を実現するための4つのアクション
1.「欲しい学生」を定義し、直接アプローチするマーケティング
2.学生を「インスパイア」する
3.教育効果を「見える化」する
4.大学と社会の壁を取り除くキャリア育成支援

第5章 ミネルバは日本でどのように展開したのか? ── 産官学の垣根を越えた連携が、教育に新しいうねりをもたらす

衝撃的な出会い ── 日本の「失敗の本質」打開のカギとなれるか
ミネルバ大学を日本に ── 5つの戦略
実現した創立者ベンの来日
日本にインターンを!
日本人合格者、誕生
教育に新しいうねりを ── 新しい一歩は今ここから

謝辞





著者

山本秀樹(やまもと・ひでき)
1997年慶應義塾大学経済学部卒、2008年ケンブリッジ大学経営管理学修士(MBA)。
大学卒業後、東レに入社。高機能繊維の新規用途開発を担当し、幅広い産業における新製品開発に関わる。ブーズ・アンド・カンパニー(現PwC Strategy&)では、主に素材メーカーの事業再生、成長戦略、M&A戦略、新規事業開発支援に携わり、その後、住友スリーエム(現3Mジャパン)にて2つの事業部でマーケティング部長を経験。
ケンブリッジ大学に留学後、同大学のカレッジ制度や少数、グループワーク重視の学習環境・スタイルに深く感銘を受け、以後、日本でも同様な教育を提供できないか業務と並行して模索。2014年に独立し、間もなくMinerva Schools at KGIの存在を知り、コンタクトしたことがきっかけで、日本連絡事務所代表を務めることになった。
2017年、ミネルバ大学で得た「教育の再創造」というミッションをより多くの人に届けるために、日本連絡事務所代表を辞し、「Dream Project School」を立ち上げた。

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