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アンラーン戦略

「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す

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アンラーン戦略

「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す

書籍情報

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  • バリー・オライリー 著/中竹竜二 監訳/山内あゆ子 訳
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2022年11月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:340
  • ISBN:9784478107638

内容紹介

もはや学ぶだけで十分な時代ではない。古いアイデアやビジネスを置き換え、組織が常に学び直すためには何が必要か? 最先端の組織戦略「アンラーン」で、学習能力を覚醒させる。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

監訳者まえがき ── 組織と個人の「仕事中毒」に打ち克つために  中竹 竜二

イントロダクション アンラーンの驚くべきパワー

第1章 なぜアンラーンするのか?

なぜセリーナ・ウィリアムズは、見ず知らずのコーチを採用したのか
セリーナをよみがえらせた〈アンラーンのサイクル〉の力
ローマ帝国が圧倒的成功を収めた理由
「学習する組織」に必要な最後のピース
何が優れたリーダーと凡庸なリーダーを分けるのか?

第2章 いかにアンラーンするか

アンラーンは継続するサイクルである
〈アンラーンのサイクル〉の3ステップ
アンラーンの実際
いつ〈アンラーンのサイクル〉を応用すべきか

第3章 アンラーンの障害となるものをアンラーンする

アンラーンには、自らの弱さを認める姿勢が必要だ
成功は罠になりえる
自分が作る障害
障害をチャンスに変える
ディズニーのマジックを魔法の王国に取り戻す
古いモデルから脱却し、自分とビジネスを刷新する

第4章 脱学習

脱学習のパラドックス
脱学習するために必要な4つの条件
IAGの脱学習の旅

第5章 再学習

再学習の始め方
再学習のために必要な3つの条件
行動デザインとB・J・フォッグの行動モデル
行動を再学習する
行動をやめる

第6章 ブレークスルー

果てしないブレークスルーへ
ブレークスルーに必要な4つの条件

第7章 マネジメントをアンラーンする

学習性無力感が停滞を誘う
リーダーの条件付けが脱学習の障害になる
昔ながらのリーダーシップの問題
リーダーシップを再学習する
軍隊式「命令と統制」の神話
命令を脱学習し、指揮を再学習する
フローゾーン
意思決定を情報にするために再学習する
アマゾンのリーダーシップの原則
優れたリーダーシップのシステムは自らを導く

第8章 顧客をアンラーンする

顧客とのかかわりかたをアンラーンする
アンラーンするための情報をいかに集めるか?
自社の顧客が誰かを知っているか?
脱学習するために情報の取り入れ方を再学習する
顧客がどう思っているか、本当のところを知っているだろうか?
真実はすぐそこにある ── あなたは耳を傾けているか?
真実はすぐそこにある ── そこに足を運んでみればいい
セールスを脱学習し、サービスを再学習する
顧客について脱学習するためにシステムを構築する
ブレークスルーを求めるのはあなたの責任だ
新種の経営幹部
レイフォンの伝説

第9章 人材と組織をアンラーンする

NASAの「惨事は天災だったのか?」という問い
ブレークスルーなのか、限界なのか?
NASAは脱学習を始めた
学習システムを再学習するための重要な要素
将来ブレークスルーをするためには、過去を再学習しなければならない
逸脱した行為を脱学習する
自己満足や傲慢さを脱学習し、さらなるブレークスルーを目指す
継続的なアンラーンの力
いかに〈アンラーンのサイクル〉を始め、学習する組織になるか

第10章 インセンティブをアンラーンする

競争と協力の差
インセンティブとアンラーン
努力が成果に結び付いたとき、ブレークスルーが起きる
インセンティブの科学
人が本当に欲しいものを再学習する
キャピタル・ワンでの人材とインセンティブの変革
成功の定義を再学習する
安全性と透明性
ブレークスルーは意図せぬ良い結果をもたらす
組織におけるインセンティブをアンラーンする

第11章 ビジネスモデルとプロダクト・イノベーションをアンラーンする

史上もっとも高くついた失敗ITプロジェクト
ナショナル・スパインを立て直す
自分、チーム、組織を安全に変革するために、大きく考え、小さく始めよう
ブレークスルーに必要なのは、気楽さではなく勇気
顧客と共に再学習するために小さく始める
脱学習する組織
障害をチャンスに変えることを忘れるな
スパインは脱学習し続け、進化し続ける
心理的安全性は〈アンラーンのサイクル〉を拡大する

第12章 結論

アンラーンに取り組んだ人々のその後
文化を変化させるためには、誰よりも先に自分が変わらなければならない
大規模な組織に脱学習をもたらす
なぜほとんどの人が凡庸なままなのか
明日、自分の〈アンラーンのサイクル〉を始めるためにできること

謝辞

原注






著者

バリー・オライリー(Barry O’Reilly)
ビジネスアドバイザー、起業家、作家
ビジネスモデル・イノベーションや製品開発、組織設計、文化の変容といった異なる領域が交わる分野を開拓。未来を恐れることなく、逆に未来を創造することに集中するグローバル組織のビジネスリーダーやチームと連携してきた。破壊的イノベーションを手がけるスタートアップからフォーチュン500の巨大企業に至るまで、世界をリードする多くの企業をサポートする。恐れることなく実験する文化を実現することで、成長を妨げる悪循環を断ち切り、より良い意思決定、より高いパフォーマンス、より大きな成果を出すための洞察をいかに得るかを指南。世界的ベストセラー『リーンエンタープライズ イノベーションを実現する創発的な組織づくり』(オライリー・ジャパン)の共著者。「エコノミスト」「Strategy+Business」「MIT スローン・マネジメント・レビュー」にも頻繁に寄稿。シンギュラリティ・ユニバーシティの教員として、世界中にあるシンギュラリティ・ユニバーシティのエグゼクティブ・プログラムやアクセラレーター・プログラムにアドバイスや貢献を行う。


監訳者

中竹竜二(なかたけ・りゅうじ)
1973年福岡県生まれ。早稲田大学卒業、レスター大学大学院修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督就任。自律支援型の指導法で大学選手権二連覇を果たす。2010年、日本ラグビーフットボール協会で指導者を指導する立場である初代コーチングディレクターに就任。2012年より3期にわたるU20日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチ代行も兼務。2022年より日本オリンピック委員会サービスマネージャーとして指導者領域を主導。2014年に企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボックス設立、代表取締役CEOを務める。著書に『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』(ダイヤモンド社)など多数。


訳者

山内あゆ子(やまのうち・あゆこ)
翻訳著作権エージェント等を経て翻訳業。上野学園大学非常勤講師。訳書に『ある広告人の告白[新版]』『あたえる人があたえられる』(ともに海と月社)、『ハーバード流マネジメント講座 ひるまないリーダー』(翔泳社)、『ダニエル・カーネマン心理と経済を語る』(楽工社)、『ファンタスティックス』(戯曲・共訳、劇書房)等。翻訳上演戯曲に『おかしな2人』『卒業』『エドガーさんは行方不明』『ザ・ミュージック・マン』等。戯曲『エドモンド』の翻訳で第13回湯浅芳子賞受賞。早稲田大学第一文学部卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了、日米会話学院同時通訳科卒。

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